すっかり株ブログの様になってしまった感があるが、世界経済が中長期的な大きな変化の局面に差し掛かりつつあるのではないかと感じており、その兆候を的確に捉えたいと考えているので、若干細かい話しもあるが、勘弁頂きたい。
さて、本日の日経平均も「日経平均先物が主導」して上昇した様だが、昨日書いた「裁定買い残」の積み上がりと先物主導の関係について、私は最初ピンと来なかったので、私なりに理解したところを以下に書いて見たい。間違っている点があれば、お教え頂ければありがたい。
本日の様に、「好業績期待」などを背景に、ヘッジファンドなどの先物を扱う投資家が日経平均の先物を買った場合、それだけ先物の価格が上昇する。現物株の価格に対し、先物価格が上回ることになるが、現物株と先物価格は、特別清算日(SQ)には価格が一致するため、「先物」を売り、「現株」を買って、特別清算日に清算すれば、必ず利益を上げられることなる。この様なメカニズムにより、裁定取引が起こって、現物株の価格は、先物価格と同じくなるまで引き上げられる。とすると、先物が買われるだけで、現物株の市場が上がるので、「先物主導」の株価上昇と言われる。この現物買いの残高が「裁定買い残」である。
逆に、先物売りのポジションを解約する(先物を買い戻す)時には、現物株には売り圧力となる。「裁定買い残」は、これまでに先物買いであがった株価を示唆しており、先物買いに伴う現物買いが伴われなければ、まさに「仮需」で泡と消えてしまう訳である。
この、株の先物買いも含めた、ヘッジファンドの投資スタンスの大きな流れとその影響について、今度整理して書いて見たいと思う。
さて、本日の日経平均も「日経平均先物が主導」して上昇した様だが、昨日書いた「裁定買い残」の積み上がりと先物主導の関係について、私は最初ピンと来なかったので、私なりに理解したところを以下に書いて見たい。間違っている点があれば、お教え頂ければありがたい。
本日の様に、「好業績期待」などを背景に、ヘッジファンドなどの先物を扱う投資家が日経平均の先物を買った場合、それだけ先物の価格が上昇する。現物株の価格に対し、先物価格が上回ることになるが、現物株と先物価格は、特別清算日(SQ)には価格が一致するため、「先物」を売り、「現株」を買って、特別清算日に清算すれば、必ず利益を上げられることなる。この様なメカニズムにより、裁定取引が起こって、現物株の価格は、先物価格と同じくなるまで引き上げられる。とすると、先物が買われるだけで、現物株の市場が上がるので、「先物主導」の株価上昇と言われる。この現物買いの残高が「裁定買い残」である。
逆に、先物売りのポジションを解約する(先物を買い戻す)時には、現物株には売り圧力となる。「裁定買い残」は、これまでに先物買いであがった株価を示唆しており、先物買いに伴う現物買いが伴われなければ、まさに「仮需」で泡と消えてしまう訳である。
この、株の先物買いも含めた、ヘッジファンドの投資スタンスの大きな流れとその影響について、今度整理して書いて見たいと思う。