一緒に世界の将来について考えよう

世界の将来について、一緒に考えていくブログ
-2006年から大恐慌の到来を予想
-6年半ぶりに投稿

(大)不況!? その46 歴史的には、複合的なバブルは恐慌の入り口

2006-12-18 19:12:21 | 世界経済

株式市場は、インフレ懸念の後退、堅調な小売り売上高などの指標を受け、絶好調となっており、景気が程よく冷めた状態を称して、ゴールディロックスGoldilocksという言葉も流行っている様だ。ただ、過去の恐慌等の歴史を見ると、一つのバブルが他のバブルを引き起こし、複合的なバブルとなった時に、その崩壊の影響が最も深刻となって来たようである。世界的に、株価が最高値を連日更新し、カジノ施設の建設計画が相次ぎ、美術品・骨董品等の落札価格が歴史的高値を記録するニュースが飛び交う今日この頃は、住宅のバブルが頭落ちとなる中、行き先を無くした余剰資金が他の市場に飛び火しているとの感を強くしている。株式市場が住宅市場とあわせて、overvaluedされた状態となった時、悲劇的なプロセスの入り口は完全にセットされたと考えるべきかもしれない。

米CPIが市場の予想よりも早く落ち着いている状態は、そのまま安定すれば良いが、市場の想定以上の急速な米経済の減速を表わしているのかもしれない。アナリスト等のレポートでよく見かける米小売りに関する「レッド・ブックリサーチ」によると、12月の最初の2週のアベレージ指数は、対前年+2.5%(対前月-1.7%)とのことで、個人消費の減速の傾向を示すデータも出ている。

◎『ゴールディロックスと3匹のくま』より

http://blog.livedoor.jp/tomizoo3/archives/16088942.html

英語圏では超有名な童話"Goldilocks and the Three Bears"の主人公。ブロンドの女の子Goldilocksが森で3匹のクマさんの留守宅に迷い込む、というお話。
 彼女は、無断でお父さんグマのおかゆをひとさじ食べ、too hotと文句を言い、次にお母さんグマのおかゆを食べ、too coldと文句を言い、子グマのおかゆはjust right(ちょうどいい)と言ってたいらげます。


コメントを投稿