物価(物やサービスの価格)が上がることは、ほとんどの人々が嫌がることだと思う。
だが、当地(名古屋市)の地元紙で、「値上げは悪ではない」とのコラムを見た。
そんな論調には、即座には同意は出来ないので、その主張をよく聞いてみた。
◆価格は需要と供給の交点で決まるもの
モノやサービスの値段が上がることを、単純に喜ぶ消費者は一人もいないはずだ。
しかし、地元紙の調査では、「食品値上げやむなし」が75%を占めるという。
多くの消費者が、値上げを容認しているということ。
日本は、30年間にわたるデフレを経験し、賃金が上がらず、物価も上がらなかった。
値上げは、「悪」という風潮だ。
だが会社は、ただ自社が儲けるためだけに値上げするのではない。
社員への賃上げを図るためでもあるようだ。
今、日本で起きていることは、社員への賃上げを発表し、
それに合わせてモノやサービスの値上げへと踏み出すという経営なのだ。
だから、値上げは賃上げの原資を生み出すために必要なことらしい。
ということは、生活者・消費者は認識を変えるべきなのかもしれない。
値上げと賃上げの好循環を期待すべきなのかもね。
→そういうシステムデザイン(社会構造)の中では、モノの値段を上げることが、賃金の上昇につながるので、
社会全体で、モノの値上げに取り組むべきらしい。
では、賃金を得ていない年金生活者の生活はどうなるのか。
それは、現役時代を含めての自己責任らいいです。
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