たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

里山体験プログラム「どろんこ田植え体験」

2023年07月10日 | 里山体験プログラム

photo by takajii

 6月25日(日)は嵐山町のつたえ農場へ。里山体験プログラム「どろんこ田植え体験」でした。


photo by sachibaa

 定員50名のところ2家族6名がキャンセルとなり、参加者は11家族40名です。



 まずは、この「生きものもごはんも田んぼのめぐみ」の説明から。ファイルをスキャナーで取り込んだものなのでちょっと下が切れてしまいましたが、現地では大判のポスターを使いました。
 「ごはん1杯=米粒3000~4000粒=稲株3株=オタマジャクシ35匹」とは、「稲3株分(0.15㎡)の田んぼで、オタマジャクシは35匹育っています」という意味です。他の生きものたちの絵は、たとえば「沼ガエル1匹」が育つためには「ごはん6杯」分の田んぼが必要というふうに考えてもらえばいいかな。そのカエルが大好物の「ヤマカガシ1匹」は「ごはん3500杯」分、カエルもヘビも食べる「小サギ1匹」は「ごはん15万杯」分の田んぼが必要になるわけですね。


photo by sachibaa

 田んぼや畔、用水路で出会う可能性がある危ない生きものに関しても、写真を見ておいてもらいました。


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 田植えに関しては、つたえ農場代表の五十嵐さんにお任せです。なんとニホンヤモリ付きの育苗箱を持ってご登場!? 夜に備えてお休み中だったのかな。


photo by sachibaa

 さっそく手が出ておりました。


photo by sachibaa

「ヤモリは爬虫類だけど、イモリは両生類。それじゃあタモリは?」
 たか爺も久々に持ちネタを…。「人類じゃなくて、哺乳類」ですよね!? 


photo by sachibaa

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 まずは育ち過ぎた苗をちょっとほぐしてもらってから。


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 いよいよ田んぼの中へ。


photo by sachibaa

 そろそろスタートできそうかな。


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 手前の半分は、地元の幼稚園の子どもたちが田植え済みとなっています。


photo by takajii

 以下、例によってほぼ時間順に載せておきますね。


photo by sachibaa

 似たような画像ばかり多くなってしまいますがご容赦を…。


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 たか爺はひとまずお先に用水路へ下りて安全確認を。道路から田んぼへと渡る橋の下には、今年もキアシナガバチの巣がありました。女王蜂と働き蜂はまだ4頭。巣とは反対側の場所を通れば問題ないと思いますが、生きもの探しに夢中になってハチたちを興奮させてしまうような子がいると…。以前ここで刺されたママもいますからねぇ…。


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 ついでに撮っていたヤマトシジミです。


photo by takajii

 田んぼへ戻って。


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 これにて田植えは終了です。


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 お疲れ様でした!


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 あとはもう少し続けたい方たちだけ残ってもらって。


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 最後まで植えてもらいましたよ。


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 田植えの終わった田んぼです。


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 この子はカブトエビを見つけておりました。


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 田植えの後は用水路へ。


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 田んぼの泥を落とすというよりも、子どもたちはすぐ生きもの探しになっちゃいますけれどもねぇ~。


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 まあ、あとはご自由に!


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 ヌマムツの幼魚、ハグロトンボのヤゴ、カワリヌマエビsp.などが捕まっておりました。


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 下流側です。


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 アメリカザリガニですね。


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 上流側ではこの子たちも。


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 アメリカザリガニは今年6月から「条件付特定外来生物」となったため、これまでどおり捕まえて飼ったり食べたりすることはOKですが、一度飼ったものを捕まえた場所以外の水域に放したりすると、懲役3年以下または300万円以下の罰金です。ご注意を!


photo by sachibaa

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 アブラハヤかと思ったら、背鰭や腹鰭の前縁がちょっと赤っぽいし? 国内外来種のヌマムツだらけの用水路となってしまっているので、アブラハヤやウグイが戻ってくるといいんですけれどもね。


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 ヌマムツです。


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 アメリカザリガニも大漁でした。


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 今回もいろいろと見つけてくれていた子ですね。


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 コシマゲンゴロウです。


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 カブトエビ、ヒメガムシ、コガムシも。嵐山町のカブトエビは、アジアカブトエビかアメリカカブトエビのいずれかになるようです。詳しくは 嵐山町web博物誌【動物編】 を見てみてください。


photo by takajii

 カブトエビの裏側はこんな感じですね。


photo by sachibaa

 この子たちはカワニナやシジミの貝殻を。シジミはマシジミだかタイワンシジミだかよくわかりませんけれども…。


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 これはまだしっぽ付きのかわいいニホンアマガエルでした。

 子どもたちもお約束どおり1時間は作業に集中してくれたし、田んぼや用水路の生きもの探しも楽しんでもらえたようで何よりです。ちゃんと「生きものもごはんも田んぼのめぐみ」を体感してもらえる企画になっているでしょ!? これは適当でいい加減なたか爺流を受け入れてくれた旧NPO法人むさしの里山研究会の新井さんや、現在お世話になっているつたえ農場の五十嵐さんたちのおかげですよねぇ~。
 ワンダースクールを始める前の自然教室センス・オブ・ワンダーでは群馬の農家さん、むさしの里山研究会でも一度だけ他の農家さんのお世話になった年もありました。でも、生業とされている方たちは当然作業に関してはかなり厳しく、終了後にも「いい加減すぎる」と怒られちゃいました…。たか爺と同じく子どもたちの自然体験重視の方たちにめぐり合えて、本当にありがたく思っております。

 今週末は親子でワンダー「夜の森探検隊」なので、今日明日中には事前調査に行ってこないといけませんが、昨日からクーラー入れっぱなしの書斎にこもりっぱなしで…。現在2階の他の部屋は35℃。こう暑くてはまいりますねぇ…。

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