たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

木の実草の実フシギダネ

2013年11月15日 | 秋ヶ瀬公園

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 11月8日(金)は、「木の実草の実フシギダネ」の事前調査で子供の森。黄葉しはじめたラクウショウとユリノキです。ラクウショウは黄葉というよりも、レンガ色ですけれどもね。『葉っぱのフレディ』の木、モミジバフウも色づきはじめていました。
 この日はさち婆も同行。毎日夜遅くまで仕事で大忙しのさち婆ですが、少しは気分転換になったでしょうか。本当は、孫たちとディズニーランドへ行く予定でお休みをとっていたようですが、肝心の孫たちが水疱瘡にかかっちゃいましたからねぇ…。

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 11月9日(土)は、オギの穂集めで彩湖道満グリーンパークです。駐車場のケヤキの紅葉がとてもきれいでした。紅葉の名所は息をのむほどきれいなんだろうけれども、たか爺はお隣さんちのカキの木や、普段見慣れた木々たちの紅葉が大好きです。1枚の落葉に、ほれぼれとしちゃうこともよくありますからねぇ~。紅葉の名所の絶景なんて見たら、卒倒しちゃうかもしれません!?
 左奥に見える建物は彩湖自然学習センター。オギの穂のほうはちょっと短いものが多かったけれども、大きなトトロやフクロウはあまり作らないつもりなので問題はありません。でも、空模様があやしくなってきたので、2時間半ぐらいで切り上げました。

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 浄化施設の原っぱのススキとオギです。ススキはこんなふうに株立ちしますが、オギは地下茎で広がって生えます。これでどちらなのかだいたい見当はつくと思いますよ。
 大人でもススキだと思っている人が意外と多いけれども、浄化施設の原っぱはほとんどがオギ。次にヨシで、ススキが一番少ない感じです。子どもたちには「金・銀・銅」と話していますが、これはパッと見た時の「ススキ・オギ・ヨシ」の穂の色ですね。オギの穂はだいぶ開いてきて、白っぽくなってきていました。
 でも、じっくりと穂を観察して、小穂の先に糸状ののぎがあればススキ、なければオギという見分け方ができれば完璧です。ススキの葉っぱのほうが手を切りやすいなんて、試す必要はないからね!?
 この日集めた穂は、10日の午後に仕分けて束ねておきました。オギは12本+18本の18セット分で540本、ススキは長さ別に20本ずつ5束で100本、計640本です。意外と少なかったかな。

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 ツートンカラーになったガガイモの実と、アキノノゲシの綿毛です。どちらもふんわり風まかせで種を運びます。

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 アメリカイヌホウズキの花。
 11月だというのに、なぜかスミレの仲間の花も!? 他の草に埋もれるようにして、けっこう広範囲に咲いている場所がありました。現在彩湖自然学習センターに種名を調べてもらうようお願いしてありますが、園芸種のパピリオナケアあたりが野生化したものなのでしょうか?

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 11月10日(日)は、親子でワンダーの「木の実草の実フシギダネ」です。光が丘公園での「空とぶ魔法のフシギダネ」の子供の森バージョンといったところですね。駐車場脇のサルスベリは翼つきの種を飛ばしはじめ、お堀のトウカエデは紅葉しはじめていました。
 参加者は、年少さんから年長さんの子どもたち中心に7家族19名。あきらがアシスタントに来てくれて助かりましたね。親子でワンダーは定員20名のところ、年間予約の時点では30名まで受け付け、以後は午後の部として受け付けていますが、実際には午前中のみ開催でちょうどいい人数になる感じでしょうか。

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 まずは定番のガガイモの種とばしからスタート。みんなに妖精の舞いを見てもらいます。
「綿あめの匂いがする。」
 カツラの木の近くに来ただけで、落葉の匂いに気づいたのは年長さんの男の子でした。たか爺もビックリです。綿あめってザラメで作るわけだし、ザラメでカラメルを作ることもできるわけで、これは大正解! 鼻が利く子ですねぇ~。
 もちろん、みんなにも落葉の匂いをかいでみてもらいました。「小さなバナナ」の実も見つかるとよかったんだけれども、これは残念…。

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 よく似ている木のラクウショウとメタセコイアですが、葉っぱが互生か対生かで見分けられます。でも、木の実を見れば一目瞭然ですよね。ちょっとややこしいけど、どちらもスギ科の小さな松ぼっくりタイプ!? ラクウショウの実はバラバラになってなんだかいびつな翼つきの種を飛ばし、メタセコイアの実はマツのように開いてまわりに翼がついた種を飛ばします。
 そういえば、やはり実がバラバラになるヒマラヤスギは、名前は「スギ」でもマツ科です。どうしてわかりやすい名前を付けてくれないのかねぇ…。「ヒマラヤマツ」でもよかったんじゃないの? メタセコイアの和名は「曙杉」だけど、同じスギ科のラクウショウは漢字で書けば「落羽松」…。「落羽」はとてもいいと思うんだけれども、「落羽杉」だっていいわけでしょ? 「楽勝!?」、なんて言われなくても済むわけだし。なんかスギちゃんとマツコの話みたいになりそうなのでこのへんで…。
 

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 トウカエデの原っぱでは、種おとしです。茶色く見えるのはみなトウカエデの翼果の集合体で、これじゃあ増えるわけですよねぇ…。森の中へ入りこむとちょっと厄介…。

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 くっつきむし畑です!? この場所だけで、画像の子がつけまくっているオオオナモミのほかに、イノコヅチ、チカラシバ、ヌスビトハギ、キンミズヒキ、コセンダングサなどが、そろって子どもたちを待ち受けています。セミの抜殻も含めて帽子に飾っていた子もいましたが、写真がブレブレで残念…。

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 ユリノキの落葉と空とぶ種ですね。
 アルソミトラの模型とばし。空とぶ種の模型作りのほうは時間の関係で、取りのアルソミトラと大取りのラワンのみにしました。小さい子どもたち中心だったので、お父さんやお母さんに作ってもらう感じです。

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 ラワンの模型は、手投げと輪ゴムを使ったロケットラワンですよねぇ~。
 でも、国立科学博物館製の新しくなったというよりも簡略化された模型を今年初めて使ってみたら、やっぱりこれはいまひとつです…。2枚の羽をうまく貼りつけにくいし、先がふさがれていないと空気抵抗も大きくなって高くあがらない…。まあ、改悪されたときにとことん文句だけは言っておいたけれども、ものづくりは手抜きをしてはいけません! 次回からは材料として購入して、たか爺の手で改良して使うしかないようです。とりあえず子どもたちには楽しんでもらえたようなので、よかったけれどもね。
 

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