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たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

トノサマバッタ狩り大会~親子でワンダー~

2017年09月04日 | トノサマバッタ狩り大会


 秋晴れの「トノサマバッタの原っぱ」です。
 9月3日(日)は、親子でワンダーの「トノサマバッタ狩り大会」でさくら草公園。正確には、さくら草公園の臨時駐車場ですね。


photo by sachibaa

 参加者は14家族41名。人数が多くなってしまったので、さち婆とまさパパの2名にアシスタントをお願いしました。


photo by sachibaa

 まずはタイムスケジュールや注意事項など。
 草丈の高い場所には、アシナガバチの巣がある可能性もあるので要注意です。万が一巣がある場所へ踏みこんでしまってハチたちが出てきたら、すぐにその場を離れて逃げるしかありませんけれどもねぇ…。



 マメハンミョウは今年も多かったなぁ…。
 幼虫はバッタの仲間の卵を食べ、成虫はけっこういろいろな植物を食べるそうなので、この原っぱでは昔からよく見られます。虫が好きなワンダースクールの子どもたちだと、つかんでしまう可能性大なので要注意ですね。体液や分泌物に触れると皮膚がただれたり、水膨れになったりするようです。


photo by masapapa

 いよいよ親子でのバッタとりがスタート!



 以下、何枚か載せておきますね。


photo by masapapa

photo by sachibaa

photo by sachibaa

photo by sachibaa


photo by sachibaa

 やったね!


photo by masapapa

 いずれもショウリョウバッタのメスです。


photo by sachibaa

 こっちはトンボ狙いかな。


photo by sachibaa

 水たまりにはギンヤンマ、シオカラトンボやショウジョウトンボが来ていましたからね。



 ショウジョウトンボです。
 イトトンボもいましたが、撮っても採ってもいないので種類まではわかりません。


photo by sachibaa

 バッタとりは1時間で終了。参加者の方たちに再集合してもらいます。


photo by sachibaa

 まずは、「トノサマバッタ狩り大会」にエントリーしてくれた子どもたちの成果のカウントから。バッタ・キリギリス・コオロギの仲間をすべてカウントすると大変なので、今年からカウント対象はクルマバッタ4点・トノサマバッタ3点・ショウリョウバッタモドキ3点・クルマバッタモドキ2点・トノサマバッタの幼虫2点のみとしました。


photo by sachibaa

 レアもののクルマバッタやショウリョウバッタモドキも、けっこう捕まっていましたね。


photo by sachibaa

 さらにレアな黒化型のトノサマバッタの幼虫も見つかりましたが、これは前記事にアップ済みです。


photo by masapapa

 「トノサマバッタ狩り大会」へのエントリーは7名。すべて自分1人の力でできる小学生限定で、親子でケースを共用したり、親が虫の居場所を教えたり、追いこんだりしただけでも失格です。
 クルマバッタ1・トノサマバッタ幼虫1・ショウリョウバッタモドキ7の27点だったこの子が、暫定1位となりました。以下、暫定3位の子まで紹介しておきます。
 


 1位の子が7頭も捕まえていたショウリョウバッタモドキ。
   

photo by masapapa

 この子は、クルマバッタモドキ4・トノサマバッタ幼虫9の26点で2位でした。



 クルマバッタモドキです。
 


 大きなトノサマバッタのメスを捕まえたところですね。
 この子は3位でしたが、クルマバッタ1・トノサマバッタ2・クルマバッタモドキ3の16点で正統派!? 1位と2位の子は、ショウリョウバッタモドキやトノサマバッタの幼虫中心でしたからね。



 トノサマバッタです。
 たか爺は例によってバッタ撮りで勝負でしたが、クルマバッタは見つけられませんでした…。子どもたちが捕まえてくれたものを手持ちでも撮っておけばよかったですねぇ…。



 一昨年のクルマバッタを載せておきます…。



 同じく。前胸背の盛りあがり方に注目ですよ。



 マダラバッタです。
 以下、たか爺が撮っておいた他のバッタ等を載せておきます。



 ショウリョウバッタはかなり捕まっていました。オスのほうです。



 ナガコガネグモの餌食になっていたものも多かったけど…。



 オンブバッタです。オンブしているだけではなく交尾中でしたね。



 ハネナガイナゴではなく、コバネイナゴの長翅型かもしれません。



 ツチイナゴの幼虫です。



 バッタではなくキリギリスの仲間になりますが、ツユムシの幼虫。



 ツユムシです。


photo by sachibaa

 ショウリョウバッタのメスで、「ギッタン・バッコン・こんにちわ」をしているところかな。


photo by sachibaa

 別名「コメツキバッタ」ですからね。


photo by sachibaa

 オオカマキリを捕まえていた子もいました。



 ショウリョウバッタを捕食中です。

 なにか忘れたような気がしていたら、子どもたちに並んでもらってバッタたちをいっせいに放してもらう恒例のリリースタイムでした…。人数が多かったので、飛んでいくバッタたちも写りこんだ写真が撮れたかもしれないのになぁ…。久々にお天気にも恵まれて絶好のバッタとり日和だったし、原っぱの状況もよかったので、まあいいか!?

 明日からはひたすら「自然観察を楽しむアート展2017」の作品づくりの予定なので、ブログのほうはしばらくお休みするかもしれません…。

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黒化型のトノサマバッタの幼虫

2017年09月04日 | トノサマバッタ狩り大会


 9月3日(日)は、親子でワンダーの「トノサマバッタ狩り大会」。
 久しぶりに黒いトノサマバッタの幼虫が見つかったので、こちらを先に別記事にしておきます。


photo by sachibaa

 パパと参加していたこの子が見つけてくれました。ありがとね!
 


 バッタだけでなく、エンマコオロギも捕まえたのかなと思ったら、トノサマバッタの幼虫でしたねぇ~。



 これはトリミングした画像。真っ黒です!
 ツートンカラーの群生相というわけではなく、黒化型のようですね。


photo by masapapa

 みんなにも見てもらうことができてよかったです。
 ワンダースクールに参加してくれている人たちだって、次はいつ見られるかわからないぐらいのレアものですよ!



 仮面ライダーBLACK!?
 そういえば、「鬼ヶ島へ急行せよ」の回には、たまたま撮影現場をママチャリ3人乗りで通りかかったさち婆も登場していたっけなぁ~。

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再び「トノサマバッタ狩り大会」事前調査へ

2017年09月03日 | トノサマバッタ狩り大会
 9月2日(土)のキッズ&ファミリー「トノサマバッタ狩り大会」は雨天中止…。
 さくら草公園の天気予報は、前日夜の段階では曇中心で開催できそうかなと思っていたら、朝起きたらけっこうな雨が降っておりました。予報も雨一色に変わってしまいましたねぇ…。当然原っぱはびしょびしょで、虫たちも避難しちゃっているだろうし…。



 本日3日(日)の親子でワンダーのほうは開催できそうな予報でしたが、原っぱの冠水状況が気になるところです。台風一過の青空で草のほうは乾いてくれるだろうけれども、夕方ちょっと様子を見にいってきました。とりあえずこの程度の水たまりはできていましたが、使えそうでホッとしましたねぇ~。



 舗装路の水たまりも元通りになっていました。


photo by sachibaa

 ギンヤンマです。
 シオカラトンボも産卵に来ていました。オスだけでしたが、ショウジョウトンボの姿も。ハイイロゲンゴロウたちも泳ぎまくっていましたね。



 このトノサマバッタは舗装路上へ避難!?



 こちらも。
 原っぱの中も歩けばバッタたちが次々に飛びたち、いい感じです。



 オオカマキリ。
 当然今回も花がお目あてのさち婆が同行しているので、原っぱのあとはサクラソウ自生地内へ。



 ハラビロカマキリも。



 前回は撮らせてくれなかったコミスジです。



 前翅の先を欠きながら、2頭ともがんばって生きのびてきたチョウたちですね。



 センニンソウ。
 そういえば28日には、「虫よけの匂い」って言っていた子がいたなぁ…。まあ、「トイレ(芳香剤)の匂い」よりはいいかぁ…。ワンダースクールを始めた頃からすでに、この国の子どもたちは花の香りもそんなふうにしか表現できないような時代となってしまっております…。



 ツルフジバカマです。



 ユウガギクにはツバメシジミ。



 ツルマメの花にも。



 このユウガギクにはクロウリハムシです。



 ショウリョウバッタモドキ。



 獲物を捕食中だったシオカラトンボですね。



 イチモンジセセリは個体数も多い感じ。



 強風に耐えておりました。



 おかげでかわいいお顔も撮らせてもらえましたよ。



 ノブドウの実もきれいです。



 大好きなシロバナサクラタデ。



 たか爺にはうまく撮れませんけれどもねぇ…。

 本日9月3日(日)の親子でワンダー「トノサマバッタ狩り大会」は無事開催。これから写真の整理をして、ブログのほうはもう少しあとになりそうです…。

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「トノサマバッタ狩り大会」事前調査

2017年09月03日 | トノサマバッタ狩り大会
 8月30日(水)は、午後からさくら草公園へ。土日の「トノサマバッタ狩り大会」の事前調査です。突然、テレビで報道されていたようなゲリラ豪雨に見舞われて、たった45分の滞在で退散することにはなりましたけれどもねぇ…。



 毎年使わせてもらっている原っぱを分けている舗装路です。
 舗装路上の草が茂っている場所にある水たまりは干上がっていたので、今年は目まぐるしく泳ぎまわるハイイロゲンゴロウや、トンボたちの産卵シーンは見てもらえないかなぁ…。



 ワンダースクールでは昔から、「トノサマバッタの原っぱ」と呼んでいます。
 でも実は、さくら草公園の臨時駐車場!? 「さくら草まつり」開催期間中などは車でいっぱいになります。そのため、草刈りも頻繁に行われていますが、9月の草刈りはまだこれからのようでひと安心ですねぇ~。



 隣接する天然記念物サクラソウ自生地の端から撮るとこんな感じの広ぉ~い原っぱで、バッタ・キリギリス・コオロギ等の仲間の種類も多く、クルマバッタやショウリョウバッタモドキも生息しております。



 イチモンジチョウ。
 お花を見たさにさち婆も同行したので、駐車場への帰り道は当然サクラソウ自生地内経由です。



 キタテハも遊んでくれました。



 ユウガギクです。



 コバギボウシは今年も多かったですね。



 ツルフジバカマにいた幼虫は、ツユムシの4齢ぐらいになるのかな?
 このあと雨が降りはじめて土砂降りになったので、シロバナサクラタデにはリベンジです…。

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トノサマバッタ狩り大会~ワンダーキッズ~

2016年09月08日 | トノサマバッタ狩り大会

 
 昔から「トノサマバッタの原っぱ」と呼んでいる広~い草はらでは、いよいよ草刈りが始まっていました。でも、まだ土手の部分だけでセーフ! まあ、正式名称は「臨時駐車場」ですからねぇ…。チャレンジしたい子は早めにリクエストしてくださいね。



 9月7日(水)のワンダーキッズは、「トノサマバッタ狩り大会」でさくら草公園。なんだかあやしい雲も出ていましたが、雨には降られないでよかったです。たか爺は暑くて死にそうだったけど…。



 1名欠席で残念でしたが、足にケガをしちゃったらねぇ…。早く治して復帰してください!



 子どもたちは今回も、原っぱ全体の4~5分の1程度のこちら側だけを使っていました。



 まあ、やたらと走りまわるよりは効率がいいかもしれませんね。



 この子は、トノサマバッタ5匹・ショウリョウバッタ1匹・オンブバッタ3匹・クサキリ3匹・クビキリギス(幼虫)3匹・ウスイロササキリかホシササキリ(1匹ずつ調べていません…)7匹の22匹で33ポイント。今年の暫定2位です。



 こちらは、トノサマバッタ3匹・オンブバッタ5匹・コバネイナゴ1匹・ウスイロササキリかホシササキリ5匹の14匹で20ポイント。暫定4位ですね。



 オンブバッタ1匹だけでは、ちょっとさみしかったかなぁ…。



 ショウリョウバッタモドキです。
 たか爺は例によってバッタ撮りで勝負!?



 隠れみの術の第一人者だけあって、写真を撮ろうとしただけでもすぐに葉っぱの裏側へくるりと隠れてしまいます…。それでも3匹は撮らせてくれました。



 トノサマバッタです。



 幼虫も。



 ショウリョウバッタ。



 オンブバッタは2匹。



 クサキリです。



 ウスイロササキリ。



 ホシササキリ。



 どっちかわからないけど幼虫も。
 とりあえず12匹で26ポイントです。残念ながらクルマバッタは見つかりませんでしたが、前回よりはよかったかなぁ…。



 最後に恒例のリリースタイム。
 ちゃんとトノサマバッタも写りこんでいるでしょ!?



 当然ピンボケですが、バッタの部分だけをトリミングした画像です…。



 そういえば、このカメムシの幼虫たちは初めて見ました。
 シロヘリクチブトカメムシのようです。南方系のカメムシですねぇ…。ヨコヅナサシガメみたいにこれから埼玉でも増えていくのかなぁ…。



 今頃ホタル!? 発生期間の長い陸生のオバボタルのようですね。



 ニラの花。



 ヤブツルアズキ。
 普段は中に隠れている雌しべが出たままになっていた花です。



 カラスウリの実も色づいてきました。



 キンエノコロもきれいでしたね。

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トノサマバッタ狩り大会~サタデースクール~

2016年09月04日 | トノサマバッタ狩り大会


 9月3日(土)の午後は、サタデースクールの「トノサマバッタ狩り大会」でさくら草公園です。
 8月中旬すぎからずっと、週末は天気予報に振りまわされっぱなしですが、前日16時の段階でそれまで「弱雨」と「小雨」予報だったYahooとtenki.jpも曇に変わり、参考にした8社すべてが曇予報となりました。実際は快晴に! 15時からは「晴」となっていたMapion・nifty・so-netの信頼度upかな!?



 チュウシャクシギ?
 毎年ハイイロゲンゴロウだらけで、シオカラトンボやギンヤンマも産卵にやってくる小さな水たまりにたたずんでおりました。どうやら羽と脚を負傷しているようです。カラスや野良猫に襲われなければいいのですが…。



 参加者はキッズ2名+4家族8名の10名です。



 「大会」としては、男子5名がエントリーしてくれました。



 正味1時間で捕まえたバッタの種類×種類別のポイント×数の合計で勝負ですね!

 種類別のポイントは、以下の通り。
5ポイント クルマバッタ
4ポイント ショウリョウバッタモドキ
3ポイント トノサマバッタ
2ポイント クルマバッタモドキ・ショウリョウバッタ・マダラバッタ
1ポイント オンブバッタその他のバッタ・キリギリスやコオロギの仲間



 この日№1の3年生です。
 虫とり網じゃなくて魚とり網だし、網もすぐにこわれてしまって不利かと思ったら、27匹も捕まえておりました。しかも、まだ幼虫でしたがトノサマバッタも14匹! 計56ポイントです。飛びたつバッタを追いかけるのではなく、まわりをよく見て目の良さで勝負!?



 №2だった2年生は正統派!
 この日一番大きなトノサマバッタも含め、トノサマバッタ・クルマバッタモドキ・マダラバッタ・ショウリョウバッタと、飛ぶバッタを中心に13匹です。計25ポイント。



 ショウリョウバッタのメスを捕まえたところですね。
 №3の1年生はオンブバッタ中心に10匹で14ポイント。



 同じく№3の2年生は7匹で14ポイントです。
 トノサマバッタも3匹捕まえていました。



 トノサマバッタです。
 たか爺はバッタ撮りで勝負!? でも、以下の5種5匹だけで9ポイントだったかぁ…。



 ショウリョウバッタ。



 クルマバッタモドキ。



 オンブバッタ。



 ツユムシ。



 親子でもバッタ採りを楽しんでもらえたかな?



 なんだかママのほうが真剣だったりして!?



 最後は恒例のリリースタイムです。
 飛んで逃げていくバッタは写りこんでくれませんでしたけれどもねぇ…。



 リリースしたショウリョウバッタで遊んでいるところです。

 本日4日(日)の親子でワンダー「トノサマバッタ狩り大会」は、午前も午後も雨天中止…。最近ぜんぜん働いてないなぁ…。いや、遊んでないなぁでしたね!?
 まだ幼虫も多かったので、あとはリクエストワンダーにてご参加ください。午前中は「秋の生きものさがし」がある11日(日)・17日(土)の午後でもOKですよ。

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トノサマバッタ狩り大会~ワンダーキッズ&サタデースクール~

2015年09月06日 | トノサマバッタ狩り大会


 ワンダースクールではずっと、「トノサマバッタの原っぱ」と呼んでいる広~い原っぱです。公式にはさくら草公園の臨時駐車場!? 今年は夏休みの間に草刈り済みで、バッタ採りにはちょうどいい感じの草丈までまた草が伸びてきていました。



 9月2日(水)・4日(金)のワンダーキッズ、5日(土)・6日(日)のサタデースクールは、夏休み明け恒例の「トノサマバッタ狩り大会」です。



 サタデースクールはファミリー会員が中心で、この4日間でキッズ7名・ファミリー8家族25名の計32名が参加してくれました。
 まあ、「9月のご案内」の時点では5日は28名、6日は42名+キャンセル待ち13名だったため、急遽6日の午前中にも追加開催のご案内もしたわけですが、実際の参加者は5日は19名、6日は8名…。キャンセル率68%!? とりあえず4日とも開催できたのでよかったですね。



 トイレがある管理棟の前の花壇に咲いていたコスモスです。



 土曜には、ハラビロカマキリが隠れていました!?



 八重咲きのキバナコスモスも咲いています。



 トノサマバッタの原っぱへは、せっかくなので天然記念物のサクラソウ自生地内を経由。通路の脇にはユウガギクが多くて、ハナグモも獲物を待ち構えておりました。



 キンミズヒキも多いですね。



 金曜には、オオカマキリも見つかりました。



 捕まえた? と思ったら、ケースに入れる前に逃げられていましたねぇ…。



 ツチイナゴはまだ幼虫です。



 カナヘビは日向ぼっこ中?



 チョウはイチモンジセセリが多かったですね。向うにいるのは求愛中のオス!?



 キマダラセセリも見られました。



 ベニシジミも。



 ヤマトシジミは原っぱにいました。



 モンキチョウも原っぱのほうが多かったかな。



 今が盛りのセンニンソウは、あちこちでいい香りを漂わせています。



 でも、今の子どもたちは…。この子は感度が良かったけれども、花の匂いにさえ気がつかない子が増えています。匂いをかいでもらっても、「トイレの(芳香剤の)匂いみたい!」だからなぁ…。



 ヤブツルアズキです。



 鴨川沿いにはキクイモの花。3段階!?



 川沿いではコミスジも見られました。



 トノサマバッタの原っぱに着いたら荷物を日陰におろして、エリアの指定と注意事項を。原っぱの縁には、モンスズメバチたちが集まっているこんな木もあるので要注意です。今年はすでに草刈り済みなので、アシナガバチの巣は大丈夫そうですね。



 あらっ? 水曜には別の木で、カニが木登り中!?



 セミとりじゃなくて、カニとりです!?



 ベンケイガニのようですね。

 

 前置きが長ぁ~くなりましたが、いよいよバッタ採り開始!



 正味1時間。捕まえたバッタの種類×そのバッタのポイント数の合計で勝負ですね。

 以下は、この4日間でたか爺が撮ったバッタたち。子どもたちはバッタ採り、たか爺はバッタ撮りですが、採るより撮るほうが難しいんだからね!? バッタの種類ごとのポイント数と、今年子どもたちが捕まえた合計数(カウントさせてもらった分だけですが)も載せておきます。



 クルマバッタは5ポイント。都市部ではまず見つかりません。毎年1匹捕まるかどうかというところですが、今年は7匹も捕まっていました。



 これは別個体で、水曜にたけちが捕まえたものです。横から見たとき、前胸背の盛りあがり方に注目! 



 ショウリョウバッタモドキは4ポイント。今年もけっこういたんだけれども、子どもたちは1匹も捕まえておりませんでした…。多分、派手に飛んではくれないし、写真を撮ろうとしてもすぐにクルクルと葉っぱの裏側へ隠れてしまうほど隠れみの術に長けているからなのかな!?



 トノサマバッタは3ポイント。緑色型です。今年は26匹でした。前胸背はクルマバッタほど盛りあがらず、真ん中あたりにチョンと切れこみが入っています。



 こちらは褐色型。



 クルマバッタモドキは2ポイント。個体数では毎年№1で今年も95匹です。



 前胸背はほとんど盛りあがらず、上から見ると白い線がXの字のように見えます。

 ショウリョウバッタも2ポイント。あっ! でも、写真がない!! 撮っていませんでしたね…。今年は意外と少なくて15匹でした。
 そういえば今年は、やはり2ポイントにしているマダラバッタが0? なんだか不思議です。みんなかなりの数を捕まえていた土曜には、もしかするとたか爺が気づかなかっただけなのかな?



 その他のバッタの仲間はすべて1ポイントです。今年は15匹。これはオンブバッタ。



 コバネイナゴですね。



 ヒシバッタの仲間です。



 キリギリスの仲間もすべて1ポイント。毎年圧倒的に多いウスイロササキリです。

 

 ホシササキリもいます。



 このクサキリや、この時期はまだ幼虫が多いクビキリギスも捕まっていました。



 コオロギの仲間も1ポイント。エンマコオロギがかなり捕まっていました。「ゴキブリ!」じゃないからね!? 小さなコオロギたちもいるんだけれども、子どもたちも捕まえないし、写真も撮れない…。一度調べてはおきたいんだけれども…。

 で、集計の結果、今年の上位5名は以下のようになりました。



◎優勝 48ポイント以上
 昨年も18匹・32ポイントで優勝している5年生です。自己記録を大きく更新して2連覇達成! 小さなケースに山盛りで数え切れない…。トノサマバッタ3・クルマバッタモドキ9・ヒメギス(幼虫)1のみカウントして、エンマコオロギ等その他いろいろで計33匹は確認できましたが、それ以上いたかもしれませんね…。



 捕まえたバッタを小さな子にも見せてくれていました。



◎準優勝 39ポイント
 昨年も14匹・28ポイントで準優勝している5年生です。やはり自己記録を大きく更新! トノサマバッタ2・クルマバッタモドキ13・ショウリョウバッタ2・ヒシバッタ3の20匹でした。



◎第3位 32ポイント
 今年初参戦の3年生です。クルマバッタ2・クルマバッタモドキ7・ショウリョウバッタ1・他のバッタ1・エンマコオロギ5の16匹。持っているのはクルマバッタのメスで、オスも捕まえていましたね。



◎第4位 31ポイント
 やはり今年初参戦の3年生。トノサマバッタ3・クルマバッタモドキ8・ショウリョウバッタ1・クサキリ2・エンマコオロギ2の16匹です。



◎第5位 27ポイント
 この5年生は、クルマバッタ1・トノサマバッタ2・クルマバッタモドキ7・オンブバッタ1・クサキリ1の12匹でした。



 網なしでも何匹か捕まえていた子です。カナヘビも2匹は捕まえていたかな。



 今年は12~13匹捕まえて20ポイント以上だった子が多くて、以下は大接戦。



 5歳の子どもたちも頑張っていましたねぇ~。



 もっと小さな子どもたちも採る気満々!?



 ちゃんと網の上からバッタをキープしています。



 最後にリリース。この画像だけクリックすると大きくなりますので、右から3番目の子の帽子の上に注目! 毎年かろうじて1匹は写りこんでくれますが、できれば青空に2~3匹のバッタがこっちへ飛んできている写真が撮りたいなぁ…。子どもたちがそれを目で追っているような写真だったら、フォトコン入賞もあるかもね!?



 不思議な水たまりです。水面の波紋はハイイロゲンゴロウ。よく見るとかなり泳いでいます。



 アオモンイトトンボも多いですね。



 シオカラトンボ。ギンヤンマも産卵にきますが、干上がっちゃったら全滅なのになぁ…。



 トノサマバッタの原っぱのキンエノコロ。



 キツネノマゴです。



 アレチヌスビトハギは原っぱの縁に。



 毎年バッタ好みの野草にまざってタマスダレも咲きます。ものすごい繁殖力ですね。たか爺ンちのものもこの原っぱのものです。



 クコの花は、駐車場までの帰り道の土手に咲いていました。



 ツルマメです。そういえば今年はまだ撮ってなかったなぁと思って、6日の終了後に雨の中をサクラソウ自生地内へ入ったら、ズボンがびっしょびしょ…。


 
 シロバナサクラタデも撮っておきました。



 ヒダリマキマイマイも久しぶりに見たかな。

 「トノサマバッタ狩り大会」はこれにて終了ですが、トノサマバッタの原っぱでのバッタ採りがしたい方は、あとはリクエストワンダーにてご予約ください。秋ヶ瀬公園での「秋の生きものさがし」や彩湖道満グリーンパークでの「草はらジャングル探検隊」でも、バッタやキリギリスの仲間たちは見つかりますが、種類や個体数は全然違いますからね。

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トノサマバッタ狩り大会

2014年09月29日 | トノサマバッタ狩り大会

 9月15日(月)・16日(火)・17日(水)・20日(土)・21日(日)と続いた「どんぐりマジック」が終わって、いよいよ「自然観察を楽しむアート展2014」へ向かってラストスパート! と、思っていた22日(月)、アート展開催中止の連絡が入りました。なんだか急に力が抜けてしまいましたね…。グデングデン熱にかかったようで、な~んか体の調子も悪い感じ!? とりあえず出品予定だった作品の箱づめや展示カード作りまでは片づけて、来年3月の「ねりま子育てメッセ」までお蔵入りです。この1ヶ月休憩中だったブログもそろそろ再開しないと…。

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 トノサマバッタの原っぱです。こんなに広~い原っぱは、東京にはもうありません…。
 9月2日(火)・3日(水)・4日(木)のワンダーキッズと、6日(土)のサタデースクールは「トノサマバッタ狩り大会」。公園の草刈り機が1台故障中とのことで、今年は最後まで草刈り前の状態でラッキーでしたが、7日(日)は雨天中止で残念でしたね。

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 まずはサクラソウ自生地のオギのジャングルを抜けて、トノサマバッタの原っぱへ。道の両側に咲く花にはミツバチやアシナガバチ、時にスズメバチも来ていたりするので、子どもたちは少々緊張気味!?

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 最近まったく気がつかない子も増えてきましたが(…)、センニンソウの花の香りが漂う道となっています。

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 これはツルマメとヤブツルアズキ。

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 鴨川沿いの道からトノサマバッタの原っぱへ。1枚目はアシスタントのまさパパが撮ってくれた写真です。ちょっとした探検気分ですね。

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 参加者は4日間で、キッズ18名+ファミリー2家族4名の計22名でした。

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 4歳の子も挑戦してくれて、見事にトノサマバッタまで捕まえておりました!

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 でも、今回トノサマバッタを捕まえることができたのは、20名中7名のみ。しかも1~3匹ずつという結果では、「トノサマバッタ狩り大会」にはなりません…。「バッタ狩り大会」に変更ですね。制限時間1時間で捕まえたバッタの種類別ポイント×匹数の合計でカウントさせてもらいました。

 バッタの種類別ポイントは、以下のとおり。日本自然保護協会の「自然しらべ2006」の際のバッタ自然度を参考にしています。

S20140903rimg1598kurumabatta S20140903rimg1578kurumabatta

 クルマバッタは5ポイント。今回はかこが捕まえたこの1匹のみでした。胸の盛りあがり方に注目ですね。

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 ショウリョウバッタモドキは4ポイント。これはたか爺が4日に撮った写真ですが、今年は誰も捕まえていませんでした。かくれんぼの上手なバッタですからねぇ~。

S20140902rimg1443tonosamabatta S20140904rimg1675kumonosunotonosama

 トノサマバッタは3ポイント。これはあまねが捕まえていたバッタです。
 跳躍力や飛翔力抜群のトノサマバッタでも、ナガコガネグモの巣にかかってしまってはこういう運命をたどります。この姿を見て、原っぱに踏み込めなくなってしまったビビりの子もいました…。

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 こちらはオニグモの観察中。

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 クルマバッタモドキは2ポイント。個体数も多く、よく飛んでくれるので、上位に入る子どもたちは毎年かなり捕まえています。

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 同じく2ポイントのショウリョウバッタ。オスとメスです。そういえばやはり2ポイントのマダラバッタは、今年は撮っていませんでした…。

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 コバネイナゴです。写真は撮っていませんがオンブバッタやハラヒシバッタ等も1ポイント。コオロギの仲間も1ポイントです。エンマコオロギですね。

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 ウスイロササキリとホシササキリは1ポイント。他のキリギリスの仲間も1ポイントです。

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 集計の結果、今年の「バッタ狩り大会」の参加者20名中上位8名は以下のようになりました。

◎優勝      かこ(小4) 32ポイント ワンダーキッズ水曜
       クルマバッタ1・クルマバッタモドキ2・ショウリョウバッタ2
       ・ササキリ系19の24匹

◎優勝     だんたろう(小4) 32ポイント フリーコース
        トノサマバッタ1・クルマバッタモドキ7・ショウリョウバッタ3
        ・マダラバッタ2・ササキリ系5の18匹

◎準優勝  こうた(小4) 28ポイント ワンダーキッズ水曜
                クルマバッタモドキ11・ショウリョウバッタ2・マダラバッタ1の14匹

◎第4位  やまと(小4) 25ポイント ワンダーキッズ水曜
        ショウリョウバッタ3・ササキリ系19の22匹

◎第4位  けいた(小5) 25ポイント サタデースクール
        トノサマバッタ1・クルマバッタモドキ5・マダラバッタ2
                 ・ササキリ系8の16匹

◎第6位  けんと(小4) 21ポイント サタデースクール
        トノサマバッタ2・クルマバッタモドキ3・ショウリョウバッタ3
                 ・ササキリ系3の11匹

◎第6位  なおゆき(小4) 21ポイント サタデースクール
        トノサマバッタ3・クルマバッタモドキ2・ショウリョウバッタ1
                 ・マダラバッタ1・ササキリ系4の11匹

◎第8位  あまね(小3) 18ポイント ワンダーキッズ火曜
        トノサマバッタ1・クルマバッタモドキ1・ショウリョウバッタ3
                 ・マダラバッタ1・ササキリ系5の11匹

 そういえば、今回初挑戦の4歳の子は、トノサマバッタ1・クルマバッタモドキ1・ショウリョウバッタ3・マダラバッタ2・ハラヒシバッタ1の8匹で16ポイント。なんと20名中第9位です。以下14ポイント~1ポイントだった小学生たちはどうしちゃったのかなぁ…。
 たかがバッタとりですが、身体能力よりも目の良しあしがポイントです。自分で飛ばしたバッタを着地点まで目で追いかけるどころか、バッタを飛ばしたことにも気づかない子が年々増えています…。まあ、バッタはとれなくてもいいんだけれども、街中では自分の足元だけでなく周りの状況ももっとよく見て、他の歩行者や自転車、自動車に注意して歩いてくださいね。

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 これもまさパパが撮ってくれた写真。バッタの見分け方の解説中です。
 最後に捕まえたバッタたちをいっせいにリリースしてもらいますが、何枚撮っても飛んで逃げていくバッタの姿は写りこんでくれませんでしたねぇ…。

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 バッタを逃がしてあげたあとにも、子どもたちはひと騒ぎ。メスのショウリョウバッタでは「ギッタンバッコンこんにちわ」ですね。


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トノサマバッタ狩り大会 番外編

2013年10月01日 | トノサマバッタ狩り大会

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 いきなり、嫌いな人にはごめんなさい! の画像ですねぇ…。さくら草公園のサクラの木はモンクロシャチホコの幼虫だらけで、木の下はフンだらけです。この木の幼虫たちはちょうど終齢になりかけていたようで、7日にはこの色だったものが、翌8日には黒く毛虫らしい姿に変わっていました。毒はないので「手乗り毛虫」もOKですよ!?

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 せっかくなので、まずは田島が原の中の道を通り抜けてトノサマバッタの原っぱへと向かいます。天然記念物のサクラソウ自生地も、この時期はオギやヨシのジャングルです。アシナガバチやスズメバチの仲間も時々姿を見せるので、子どもたちはドキドキビクビク!?

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 センニンソウは最盛期。群生している場所も多く、あちこちからいい香りが漂ってきます。

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 メハジキとクサフジの花です。

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 ヨウシュヤマゴボウの花も、近くでよく見てみるとおもしろい形をしています。花びらのように見えるのは萼片で、小さなカボチャ型の子房もユニークです。もう実になったものもありました。

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 キクイモとアレチウリ。

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 アレチヌスビトハギの蕾も、この週に開きはじめました。
 ヘクソカズラの花もきれいなのですが、名前がねぇ…。

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 小さなスズメウリの花は本当にかわいいですね。
 オオニシキソウは、舗装路脇や砂利の場所にはびこっている感じです。

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 ヒルガオです。8日は途中から雨に降られてしまいました。
 ブチヒゲカメムシはヤブガラシに集まっていましたね。

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 またまた嫌いな人にはごめんなさい画像…。トノサマバッタの原っぱで見つかったセスジスズメとクチバスズメの幼虫です。

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 ギンイチモンジセセリとイチモンジセセリ。子どもたちは虫とり網片手にバッタ採り、たか爺はコンデジ片手にバッタ撮りですが、もちろん他の虫たちも追いかけてしまいます…。

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 こちらはミヤマチャバネセセリになるのかな?
 あちこちでやたらと群れて飛びまわっているウスバキトンボですが、めずらしく草にとまっているものがいました。

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 この水たまりには、毎年トンボたちが産卵にやってきます。ズームでぶれぶれ写真ですが、今年はギンヤンマも。ハイイロゲンゴロウたちも例年どおり元気に泳ぎまわっていました。

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 ショウリョウバッタのメスでは、「ぎったんばっこん、こんにちは」ですね。
 オオオナモミの群生地でも、ちょっと遊ばせてもらいました。


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トノサマバッタ狩り大会

2013年09月27日 | トノサマバッタ狩り大会

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 9月3日からは、ワンダースクールの新遊期もスタート!? 3日(火)・4日(水)・5日(木)のワンダーキッズ、7日(土)・8日(日)のサタデースクールは、さくら草公園のトノサマバッタの原っぱで「トノサマバッタ狩り大会」です。今年はすでに草刈り済みだったためか、トノサマバッタは少なくて7人の子が1~2匹というレベルだったので、「トノサマバッタ狩り大会」改め「バッタ採り大会」と相成りました。

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 参加者は5日間で、キッズ19名+ファミリー4家族11名の計30名と、ちょうどいい感じです。内21名の小学生たちは、制限時間1時間で捕まえたバッタの種類別ポイント×匹数の合計でカウントさせてもらいました。バッタの種類別ポイントは、以下のとおり。日本自然保護協会の「自然しらべ2006」の際のバッタ自然度を参考にしています。

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①クルマバッタ 5ポイント
 全体が写っているほうは4日にたか爺が撮った個体で、手に持っているほうは8日にしおんが採った個体です。飛ぶと後ばねの黒い帯が目立つので「クルマ」というわけですが、横から見ると胸が高く盛り上がっています。今年はこの1匹しか捕まっていませんでした。

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②ショウリョウバッタモドキ 4ポイント
 草丈のある場所をよく探すとけっこう見つかりますが、子どもたちには…。隠れみの術では№1かな。れいのみ1匹でした…。
 でも、たか爺に見つかっちゃったからといって、今さら手で顔を隠されてもなぁ!?

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③トノサマバッタ 3ポイント
 緑色型と褐色型です。胸の盛り上がり方はクルマバッタほどではなく、途中に溝があって途切れている感じですね。

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④クルマバッタモドキ・マダラバッタ・ショウリョウバッタ 2ポイント
 クルマバッタモドキの褐色型と緑色型です。胸は盛り上がらず、白い線がX(エックス)のように見えます。個体数は多く、かなりの子が捕まえていました。

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 マダラバッタは、毎年子どもたちに配っている「バッタの見分け方」には載っていませんが、この原っぱには多いバッタ。荒地好みなので、草よりも石ころが多い場所に集まっている感じですね。
 ピンク色の個体は、8日にけいたが捕まえていたものです。 

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 ショウリョウバッタは2点でオンブバッタは1点ですが、並べておきます。いずれもメスです。長さ的には10㎝弱と5㎝弱で倍は違う感じですね。そういえば、この原っぱのショウリョウバッタのオスはよく飛んでくれちゃうので、写真は撮らせてもらっていませんでした…。

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⑤オンブバッタ・コバネイナゴ・ハラヒシバッタ・キリギリスの仲間・コオロギの仲間など 1ポイント
 コバネイナゴとキリギリスの仲間になるホシササキリです。今までずっとこのタイプはみんなウスイロササキリにしちゃっていたけど、両方いたのかぁ…。

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 やはりキリギリスの仲間のツユムシは、れいが捕まえていました。ヒメギスもりくたろうが捕まえていましたね。
 正真正銘のキリギリスのほうは、たまたま道路を歩いていたものです。コオロギの仲間では、エンマコオロギがかなり捕まっていました。

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 最後に、持ち帰らないバッタたちをリリースしますが、飛んで逃げていくバッタたちはサービスが悪くて!? なかなか写真には写りこんでくれません。かろうじて1匹だけですね…。

 以下、今年の結果発表! 21名中の上位8名です。

◎優勝       しおん(小3) 35匹 57ポイント 8日 フリーコース
◎準優勝   けんと(小3) 21匹 35ポイント 7日 サタデースクール
◎第3位  かこ (小3) 20匹 28ポイント 4日 ワンダーキッズ水曜
◎第4位  はるちか(小4) 12匹 24ポイント 4日 ワンダーキッズ水曜
◎第5位  りくたろう(小3) 12匹 23ポイント 8日 サタデースクール
◎第6位  なおゆき(小3) 12匹 22ポイント 7日 サタデースクール
◎第7位  こうた(小3) 12匹 21ポイント 5日 フリーコース
◎第7位  
けいた(小4) 11匹 21ポイント 8日 サタデースクール

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 2年生では、はじめがトップで第9位。11匹で20ポイントです。13匹のしゅうと10匹のあまねが18ポイントで第10位。1年生では、れいが同じく10匹で18ポイントの第10位と頑張っていましたね。


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「トノサマバッタ狩り大会」結果発表!

2012年09月11日 | トノサマバッタ狩り大会

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 9月8日(土)と9日(日)のサタデースクールは、トノサマバッタ狩り大会。トノサマバッタの原っぱは完全に草刈り済みとなっていましたが、バッタはいくらでもいます。たか爺は暑くて死にそうだったけど(…)、今年も無事に開催することができてよかったですね。上の画像、狭い虫かごから解放されて飛んでいくバッタと子どもの肩にとまっているバッタ、わかりますか?

トノサマバッタ狩り大会2012
名前 記録 学年 コース
優勝 だいすけ 8匹 小3 サタデースクール③
準優勝 しおん 5匹 小2 ファミリー会員
第3位 じゅん 2匹 小6 ワンダーキッズ水曜

 これは今年のBest3。でもなぁ…。あとはどんぐりの背比べでした。トノサマバッタを1匹でも捕まえることができた子は、こうき・はやと・けいたの3人。やまととりくも幼虫を捕まえていましたが、幼虫は飛んで逃げることはできませんからねぇ…。

バッタとり大会2012
名前 記録 学年 コース
優勝 だいすけ 35ポイント 小3 サタデースクール③
優勝 しおん 35ポイント 小2 ファミリー会員
第3位 じゅん 33ポイント 小6 ワンダーキッズ水曜

 捕まえにくい順に、クルマバッタは5ポイント・ショウリョウバッタモドキは4ポイント・トノサマバッタは3ポイント・ショウリョウバッタ&クルマバッタモドキ&マダラバッタは2ポイント・オンブバッタその他&コオロギやキリギリスの仲間は1ポイントとしたポイント制による集計でも、Best3は変わりません。ショウリョウバッタは4匹だっただいすけに対して、8匹+マダラバッタも1匹だったしおんは、逆転はならずも同ポイントで優勝です。やはりショウリョウバッタ7匹+ショウリョウバッタモドキも3匹だったじゅんも僅差でしたね。

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 原っぱまでは、大人の背丈以上のヨシ原となったサクラソウ自生地の中の道を使いました。これは8日の草はらジャングルびびり隊? それでも、じき原っぱに出るころにはこの余裕です!?

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 木の幹にいたオオカマキリのファイティングポーズ。

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 このときは捕まえられなかったけど、このあとつかむことはできた子と、普通に捕まえていた子です。あとの2人はビビリーズ…。水たまりにいたトウキョウダルマガエルも触れませんでしたね…。

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 こちらは9日のハラビロカマキリです。チョウセンカマキリも2匹。やはりだいすけしか捕まえられませんでした。

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 これも9日。アカボシゴマダラを捕まえた子です。クヌギに2匹来ていました。

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 まだ小さなヨコヅナサシガメの幼虫たちは、ハムシを襲撃中。甲虫も狙うんですね。頭胸部と腹部の境目に口吻を突き刺していました。ハンノキハムシでしょうか。

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 大きさからいってモドキではなくクルマバッタかというバッタが飛ぶのも何度か見ましたが、今年はクルマバッタモドキとマダラバッタが例年よりかなり少なく、ショウリョウバッタのメスが多かった感じです。

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 トノサマバッタです。たか爺はバッタ撮りで子どもたちと勝負!? Best3の子どもたちには負けちゃうけど、どんぐりたちには勝ててしまうところがなんともさみしい限りです…。要は、飛び立ったバッタの着地点を見極めて近づき、バッタの姿を確認したら網をかぶせるだけのことなんだけれども、離れて見ていると、自分で何匹も飛び立たせておいて、それにも気づいていない子が多いようですね。着地点を見極めてバッタの姿を再確認するなんて至難の業!?

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 だいすけは交尾中のカップルも捕まえていました。交尾中のものは手でも捕まえられますが、見つけられたらという話です…。小さなヒシバッタも模様はいろいろでおもしろいバッタですね。

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 どこにでもいるオンブバッタは、あまり飛ばないのでここではかえって見つけにくかったようです。あまり捕まっていませんでした。ショウリョウバッタのメスは、めずらしくクワの葉の上にいたもの。

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 キリギリスの仲間のクサキリです。ウスイロササキリは今年も多かったですね。

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 ツユムシも例年並みにいましたが、写真は撮らせてもらえませんでした…。これは幼虫。クビキリギスの幼虫のほうは5日のリリース後、後ろ足の先をなめているところです。無事成虫になって、冬を越せるかな。

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 センニンソウは最盛期。駐車場で車を降りたら、香りでわかる感じです。

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 ツルマメとヤブツルアズキは、それぞれ大豆と小豆の原種とされています。マメ科の花はどれもかわいいですよね。

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 キクイモの花にはイチモンジセセリ。サクラタデには会えませんでしたが、シロバナサクラタデは咲いていました。

 本当はブログの更新なんてしている場合じゃないんだけど、大変なことはついつい先送りにしてしまう性格なので困ったものです…。今度こそ本当にアート展の作品づくりに集中しないと間に合いませんね。まずは木の実や木の枝の在庫整理から!?


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トノサマバッタ狩り大会

2012年09月06日 | トノサマバッタ狩り大会

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 9月5日(水)からは、ワンダースクールも秋モードです。まずは「トノサマバッタ狩り大会」ですが、残念ながら原っぱはおおかた草刈り済み…。今年はちょっと早くない? それでも、いろいろな種類のバッタが普通にいるところが、この原っぱのすばらしいところなんですけどね。

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 たか爺の好きなショウリョウバッタモドキです。他のバッタと違って、なんだかとても繊細でシャイな感じがするからかな? ただでさえ見つけにくいのに、写真を撮ろうとして近づくと、こんな感じでクルっと後ろへ回りこんだり、スルスルっと下にさがったり…。すぐに飛んだり跳ねたりして逃げようとしないところが、葉隠の術の第一人者としての自負でしょうか!?

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 こんなんだったりもします…。なので、個体数は決して少なくないのに、いまどきの子どもたちにはまず見つかりません!? この日はこの子だけが3匹捕まえていました。

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 帰り際、「けっこうチョウも多かった」と、ショウリョウバッタモドキを捕まえていた子が言っていました。よく見ていますね。子どもたちは虫とり網でバッタ採り、たか爺はコンデジでバッタ撮りなわけですが、刈られずに残っていたアカツメクサにはいろいろ来ていて、たか爺は途中からバッタ撮りよりもチョウ撮り!? 夏の高原ではオオチャバネセセリが多かったけれども、平地はやはりイチモンジセセリ中心でした。「あれっ?」と思ったら、ギンイチモンジセセリも。春の土手の常連さんですが、夏型は初めて見たかな。

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 モンキチョウも多く、飛んでいるのでブレブレのこの3匹は♂2匹と♀1匹です。

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 交尾中のものもいましたが撮らせてもらえなかったので、♂♀別々に…。

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 成績発表は土日のサタデースクールが終了してからにしますが、この日捕まっていたバッタはトノサマバッタ(幼虫も)・ショウリョウバッタモドキ・ショウリョウバッタ・オンブバッタ・ヒシバッタの5種類。あれっ? クルマバッタモドキとマダラバッタがいない!? あとはウスイロササキリ・ ツユムシ幼虫・クビキリギス幼虫・エンマコオロギでしたね。なんだか今年はいろいろな意味でちょっとさみしいことになりそうな予感がするので、最後に昨年へのリンクもね…。 http://wonderschool.iinaa.net/news1260.htm


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