甲州ワインビーフ 小林牧場weblog

生産情報公表JAS認定・小林牧場のブログです。牧場や直売センター美郷(みきょう)の最新情報をお伝えいたします。

牛、荒ぶる。

2012年02月27日 | 小林牧場
こんにちは (。+・`ω・´)

今日は太陽がとても暖かかったので、
上着を着ないでブログ用の写真を撮りに行ったら風が冷たくて即後悔しました。(;´Д`)

朝夕もまだ冷えますし、上着は必要だったようです・・・(´・ω・`)

26日の日曜日は梅の里マラソンでしたね
参加された方も多いのではないでしょうか。
社長も一緒に走っていたのですよ~。 気付いた方いらっしゃいますか?

また、24日~25日はかいてらすでの地場産業祭りでした。
私も美郷のコーナーを覗きに行ってきました。
途切れないお客様に邪魔にならないようコソコソ。|ω・`)
お肉はもちろん 、カレーやシチューもお祭り価格
たくさんの方にご来店いただきありがとうございました。
もしかしたら次回はお手伝いで私もいるかも

さて、前回の牧場からのブログ で、食肉センターへ見学に行ったお話を書かせていただきました。φ(*´∀`*)
今回はその食肉センターに行く前、牧場ではどのように牛を出荷するのか!(`・ω・´)
写真を撮って参りました!(※連写機能覚えました。)





まず朝一番。
場長が当日出荷分の牛達を繋いでおきます。
これは、いったん牛を落ち着かせる為だそうです。
出荷のトラックに乗せる時、いきなり連れて行こうとすると牛は猛烈に暴れます。

一度、早い時間に牛を繋ぎ、鼻環をつけて準備しておくことは絶対に必要
実際、牛が暴れまわっているのはけっこう怖かったです。
トラック に乗せるときも場長が止めてくれるとはわかっていたものの、あの巨体がこっちが来ると逃げてしまいます。



この朝一番の作業を一人でこなす場長。
さくさくっと繋いでバシバシっと鼻環をつけてます。
何だか簡単そうに見えますが、私なんかじゃ牛と睨み合って日が暮れそうです。

他の人は手伝いには来ないのですか? と聞いたところ、この時間は給餌で大忙し なのだそうです。
そうこうしているうちにも出荷準備中の牛舎にも餌 が運ばれてきました。
のんきに写真 を撮っている私は急いで退きます。

すごいです。
Yの字になっている道具で角にロープを引っ掛けて捕まえるのですが。
この結び方に注目
場長曰く、「人に解きやすく、牛には絶対に解けない結び方」なのだそうです。
確かに、牛がどんなに暴れても解けるどころか緩んでいる様子は一切ありません



そして全頭捕まえたら鼻環です

鼻環。わかりますでしょうか?
字の通り。牛の鼻についている“わっか”です。

これにまたロープを通して、牛を引っ張るのです。
それなのでしっかりくっ付いてます。これまた絶対取れないように付いているわけです。




私はこの鼻環。今まで呼び名も知らなければちょっと牛を引っ張って誘導するくらいの役割なのかなと思っていました。

が、とんでもなかった

バチン!バチン!と力強い音がしているとは思っていましたが、まさか両方の鼻の穴を貫通していただなんて
あら?これは皆様、知っていらっしゃるのでしょうか。
牧場新参者の私が知らなかっただけ?

知らないわという皆様 ホッチキスを想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。
あんな感じで止めるんです。
でもパチンパチンじゃないんです。バチンバチン!
そして引っ張る

洗濯ばさみで鼻をつままれて引っ張られるだけでも 痛たたたたたたたたた!! と言って大騒ぎなのに。
それ以上です。
そりゃ牛も暴れて嫌がります。

初めてロープでつながれて、いきなり鼻環を付けられて。
でも、美味しい牛肉となって皆様の食卓にのぼるためにはこれも必要な行程。
この行程の間も、やはり暴れる牛の中に大人しい牛もいます。
生来の性格のようで、人懐こかったりする牛はあまり暴れたりしないようです。

こういう懐っこい牛の方がストレスが少なくて良い肉になってるんだよね。切ないよね。
と場長。
牛はお肉になるために育てられているんだな、というのを改めて実感しました。



さて、まだ出荷には至っていないのですが、何だか長くなってきたので一旦終了いたします。
次はいよいよトラックへ!出発です!







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