我ら Willow Wind Orchestra !

長野県千曲市周辺で活動する吹奏楽団 ウィローウインドオーケストラです。団員が交替で更新していきます♪

曲紹介(春の猟犬)

2011-01-29 10:18:37 | Weblog
おはようございます

大寒も越えたというのにこの寒さ!

今年は例年以上ですよね。。


さてさて。

演奏会の楽曲紹介です

アルフレッド・リードの「春の猟犬」

リード氏といえば吹奏楽の巨匠。

ウィローでも「アルメニアン・ダンス」を過去の定期演奏会で演奏しました。

序曲「春の猟犬」も非常に人気の高い曲ですね。

この曲はリードが19世紀末のイギリスの詩人、

アルジャーノン・C・スウィンバーンの『カリュドンのアタランタ』という詩劇で

「合唱詠」部分の一節に感銘を受け、楽曲にしたということ。


どんな内容でしょう

 ’When the hounds of spring are on winter's traces,
The mother of months in meadow or plain
  Fills the shadows and windy places
With lisp of leaves and ripple of rain ;
  And the brown bright nightingale amorous
  In half assuaged for Itylus,
  For the Thracian ships and the foreign faces,
The tongueless vigil, and all the pain.’ ・・・・・

  
うーん、訳が欲しい

ある注釈によると

       春の猟犬が冬の足跡を辿る頃
       月の女神が牧場で草原で
       暗がりを 風吹く場所を
       葉音 雨音で満たす
       
       恋する褐色のウグイスは
       イテュロスと
       トラキアの船 異国の徒への
       無言の祈り 一切の苦悩を鎮められる  ・・・・

うーん。。。
残念ながらよく分かりません

(当然、最初の一節読み&原語でない文章ではナニも理解できません)

では、作曲者リードのコメントを抜粋

 「春という季節の若々しい恋を描いた魔法の絵

  -それを純粋な音楽で表現しようとして、伝統的な三部形式の序曲の形をとり、この美しい讃歌は誕生した。

  スウィンバーンによるこの詩の二大要素、即ち”若さあふれる快活さ”と

  ”優しい恋の甘さ”とを、それに相応しいテクスチャーの音楽で描こうとしたものである。」

どうですか

テーマは若さ、快活さ、優しい恋、甘さ です

詩の冒頭から「春の猟犬」という曲名になったんですね。

たしかに終始明るい

冒頭からの6/8拍子を中心とした軽快な旋律。

可愛らしい!

中間部の4/4拍子の甘く、長いメロディ。

美しい!!

冬を越え、春の暖かさやウキウキした気持ちに合う曲です。



実際はまだまだ寒さ真っ只中の季節ですが

「春の猟犬」で気持ち’春’を感じたいですね。

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