2019年2月11日(月)の活動ブログ
こんにちは 「祝・粟生田音楽監督就任
」を掲げて臨んだ12回目の定期演奏会のレポ
は、前日に引き続きクラリネットの馬場が担当させて頂きます。
改めまして、寒い中、近隣の皆様、そしてまた遠方からもたくさんの皆様にご来場いただき、盛大に演奏会を開催することができましたことを心より御礼申し上げます。8:35
上田から参加の団員とともに乗り合いにて、指定された集合時間
の9:00より早めに本日の出演者駐車場
になっている千曲市更埴庁舎の駐車場に到着
ホールまでは徒歩15分ほどで、思ったより距離あり・・・
。それでも雪
が無いので足元が滑る事も無くスムーズに移動することができました。
8:50
大ホール入り口にて、既に到着していた粟生田音楽監督と数名のメンバーに挨拶しつつ合流
しばらく雑談しつつ本番当日ならではの雰囲気を楽しみました。
会場が開いてホールに入り、まずは自分の楽器を準備してから、2階席へ
。カメラ
や録音機
を設置し、問題なく動くかどうかの確認
演奏中の撮影・録画はスタッフさんにお願いしているのですが、段取りは間違いなくやっておかなくてはなりません
9:00
9:00頃から音だしが始まり、ぼちぼち楽器が暖まったところで、コンマス
より今年のウィローが1年間目指してきた音楽
の総括の話あり。
メンバーがいろいろな想いの中で続けてきた活動の集大成である定期演奏会を楽しもうという雰囲気が広まりました。
その後、チューニングに続いて合奏開始 1部から曲順どおり「新しい日が明ける」「陽はまた昇る」「ロンドンデリーの歌」「クラリネット協奏曲」を最終確認。
粟生田先生が1曲1曲「この曲大丈夫ですか?心配なところがあったら言ってくださいね」と確認しながら進んでゆき、特にクラリネット協奏曲では、
ソリストとバンドの音量バランス
について特に念入りに確認を行いました。
小休憩をはさんで2部の「エクストリーム・メイクオーヴァー」「魔法にかけられて」「ライオン・キング・メドレー」「ディズニー・チアリング・メドレー」を最終確認。
確認が終わる頃には、とうとう本番になってしまうのか・・・という想いでした。
11:40
お昼です
男性楽屋・女性楽屋、その他で各自お昼を食べながら本番前のよい緊張感
の中、各自休んだり
、パートで最後の詰めの打ち合わせをしたり
、
また運営の役割があるメンバーはその仕事をして時間を過ごしました
12:45
集合写真撮影の時間です
今回も、前回と同様のアングルでステージの定位置にメンバーが入り、それを2階席から撮影というスタイルになりました
カメラマンさんに動いてもらって正面からのアングルと上手側
と下手側
の3パターン撮りました。
どれかがまた第13回定期演奏会のチラシ
に掲載されるものと思われます。
(こちらの写真はFBとHPでも使っていますので、機会がありましたらそちらもご覧下さい~)
13:30
開演です
事前情報でホクト文化ホールの方でも同じ時間に大きな演奏会があると聞いていたので、どのくらいお客さんが私たちの演奏会
を聴きに来てくれているんだろうと不安ではありましたが、
様子を見たところ客席がまんべんなく埋まっている~~ ということで来場していただいたお客様に感謝しつつ舞台へ入場
そしていよいよ演奏開始です
新しい日が明ける
第12回定期演奏会のオープニング曲はこの曲
演奏会の日が明ける気持ちで演奏に入りました。コンマスからこの曲はノーミス目指していきましょう
という目標が打ち出されたこともあり、より高いクオリティ目指し
集中力を極限まで高めての演奏となりました。
陽はまた昇る
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、いまなお復興半ばであり、そういった意味からもこの曲が多くの団体で繰り返し演奏されることには大きな意味
があると思います。
過去ウィローでも2012年の第5回演奏会においてA SONG FOR JAPAN(日本に捧ぐ歌)という復興支援の曲を演奏していますが、「陽はまた昇る」はなんといっても復興曲支援曲
の元祖ということで、ウィローの復興への祈り再び・・・の演奏になったのではないかと思います。
ロンドンデリーの歌
最も有名なアイルランド民謡で、「ダニー・ボーイ」でもおなじみの曲です。この曲についてリハで粟生田先生から興味深いお話があったのですが、例えばアイルランド人が
日本の曲を演奏していたら、我々日本人はどう感じますかね 日本の音楽がアイルランド人に表現できるのか
と疑問を持つかもしれません。それと同じで、日本人がアイルランドの音楽を
演奏しているのをアイルランド人が見たら違和感を抱くのは容易に想像できると思います。でもそんな文化の壁
を乗り越えてアイルランド人を納得させるような演奏をしましょう
というのがこの曲の演奏の目標になり、各々がアイルランドを想像しながらの演奏することとなりました。ちなみに私はマッサン
・・・(正確にはスコットランドになりますが
)を想像しながら演奏しました。
クラリネット協奏曲
音楽監督自らがソリストとして出演 こんな豪華なステージはまたとない
第12回定期演奏会の目玉
としての曲ですが、ソリスト自身が指揮も兼任する「吹き振り」という
これまで経験したことのないスタイルでの演奏に最初はとまどい、なかなかうまく合わせられずに試行錯誤したこともありましたが、粟生田先生が合わせるためのいろいろな提案
をしてくださり、
それらをクリアした上で本番を迎えることができました。
また粟生田先生不在の練習時は、昨年のホルン協奏曲の時のようにコンマスが粟生田先生のソロパートを見事に代吹きしてくれて先生がいらっしゃる時には曲のイメージも頭に入っていました
早い時期からこういった恵まれた環境で練習を積んできたからこそ、今日の演奏があると思いました。
そして練習も含めて粟生田先生の素晴らしいクラリネット演奏
を生でこんなにたくさん聴けた
ことは、演奏者にとって大きな財産
になったと思います。
エクストリーム・メイクオーヴァー
第12回定期演奏会の中で最大の難曲・・・というか頭2つ飛びぬけて圧倒的な難曲
がこの曲でした。副題に~チャイコフスキーの主題による変容~とついていますが、
曲に取り掛かった頃は、どうも何を表現しているのか・したいのか デ・メイの想いが理解できず、演奏する我々は、苦情
を申し立てたい気分になっていた訳ですが
ある団員が英文のスコアの曲紹介を意訳してくれて、それを読み解くこと
により、いろいろなことがわかってきました。私の中ではその中に出てきたガムラン効果という
キーワードが、この曲をイメージする上でポイントになっているのではないかなと感じた訳です。ともかくも練習時間
も一番多く費やしたこの曲・・・演奏できたということが
すべてのメンバーにとって大きな収穫になったのは間違いないと思いました。
魔法にかけられて
メンケンの曲は夢を感じることができるから好きという方は多いのではないでしょうか
この曲も演奏していてとてもわくわくしてくる楽しさがありました。
そして私事ながら、この曲ではアルトクラリネットを吹かせてもらえましたが、久々にクラリネット族の大ユニゾンの末席に加わって旋律を吹く楽しさとか、
音域的に同じところを吹くことが多いホルンのユニゾンに加わって一体化する楽しさとかを感じることができ、そういえばアルトってこんな役割していたな・・・
と思い出すことができました。
ライオン・キング・メドレー
ライオンキングもいろいろなアレンジがありますが、ブラバンディズニーのために書かれた最新アレンジ
ということで、まだ他のバンドが演奏したのを聴いた事
が無く、
それだけにウィローが世界初演・・・ではないけれど少なくともあんずホール初演
くらいにはなっていたのでは
と思います。それでこのアレンジはとてもスッキリしていて
さわやかな感じがするのですが、ソロの時に伴奏が地を這うくらいに音を控える心遣いをして、ソリストにのびのび吹いてもらおうという空気感がすごく感じられました。
ディズニー・チアリング・メドレー
レギュラープログラムの最後は、ディズニーの応援歌でお客さんに元気をプレゼント
して帰ってもらおうという想いから、この曲がラストになったと思いますが、
ジャズ作曲家の挾間美帆氏の編曲ということで、楽器の使い方がじつに斬新で楽しめました。具体的な例とすれば、冒頭の凝ったパーカッションのリズム・・・。
またバスクラではあまり使われない高音域を使って旋律にかぶせてみたり・・・。このあたり、王道は王道で素晴らしいとは思うのですが、固定観念にとらわれない
こういった曲があっても良いのではと感じました。
バンドワゴン
アンコール曲。昨年のメリーゴーランドに続いて2年連続のスパークの曲です。そして粟生田先生から終盤のチータ(スタンドプレイ)
の指示が出ており
最後は手拍子まで入って大盛り上がりとなりました。
15:28
演奏会が終演し、時計を見た副団長が「時間ピッタリです」ということで、タイムスケジュールが滞りなく進んだことの安堵感と演奏を終えてのやりきった感の中
お客さんへの感謝の気持ちをこめてお見送り 何人かとお話もさせていただき、本当にうれしい限りでした
17:30
打ち上げ
今回も、粟生田先生、レッスンして頂いた橋本先生はもちろん、かなりたくさんのメンバーが打ち上げ
へと参加し、それぞれ演奏会
までの労苦やこれからの事などを語り合う時間となりました。
最後に
ということで、時間を追う形でレポート
をさせていただきました
ウィロー
は、次回の練習よりまた次の第13回定期演奏会へ向けて活動を続けてゆきますので
どうぞ応援をよろしくおねがいいたします
そして一緒に活動していただけるメンバーを大募集中 ちょっとでも興味がわいたら是非見学
においで下さい~。
心よりお待ちしております。