おはようございます。
わたし、月末の金曜日らしく昨日は飲み会でした。
締めのデザートに登場したのは ’シチリア産塩を使った塩バニラアイス’
お。こんなとこでシチリアと出会えました
(・・・2個いただいちゃいました
)
ということで、「シチリア島の夕べの祈り」についての話題にします
まずは’シチリア島’ってどこにあるでしょう
はい。イタリアにあります。
ブーツの形に例えられるイタリア半島。ブーツのつま先でボールを蹴っている想像をしていただければ、そのボールがシチリア島です。
結構大きいです。
日本には名産の塩のほかにもオリーブ(オイル)、ワインなどが入ってきてるのではないでしょうか。
そのシチリアを舞台にした 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
1282年の歴史的事件「シチリアの晩鐘事件」を題材としています。
舞台となるのは、1282年のシチリア。
当時のフランス国王の叔父シャルル・ダンジューの苛酷な支配下にあったシチリア島で
起こった住民暴動と虐殺事件が「シチリアの晩鐘事件」です。
1282年3月30日に晩祷(夕べの祈り)のために教会に集まっていた
シチリア市民の監視をしていたフランス人兵士が市民の若妻に触れ、
激怒した彼女の夫はその兵士を短刀で刺殺。
暴政に不満を募らせていた市民たちもその場でフランス兵に次々と襲いかかり、
教会にいたフランス兵士の一団を一人残らず殺害してしまいました。
忽ちのうちにこの暴動はシチリア全土に拡大。
結果的には4000人ものフランス人が殺害されました。
教会での惨劇の後には晩鐘が響いたことから「シチリア島の夕べの祈り(晩祷)」と呼ばれています。
かなり重みのある事件ですね。
高校の世界史でも出てきたのでしょうか。
(睡魔と戦う授業でしたので無論、私の記憶にないです
みなさんはご存知ですか?)
原曲はオーケストラで、私たちは吹奏楽版に編曲されているものを演奏します。
静かに、でも確実に迫りくる惨劇を予感させるような木管とティンパニのリズムの応酬。
異様な緊迫感を持った序奏に始まり、続くはクラリネットのおおらかな美しい旋律。
そしてその後は暴動を示すようなスピード感ある激しい部分に続いていきます。
とにかく、非常にドラマティックな曲です。
ぜひこの曲の背景を知ってイメージを思い浮かべながら聴いていただき、
よりこの臨場感を感じてもらえれば嬉しいです
大変に難しい曲ですが、私たちも伝えられるようにがんばります