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日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ヘリクリサム・ローズビューティー

2024-03-10 07:00:00 | 植物

とっても可愛い鉢植えの花を見つけました。

「ヘリクリサム・ローズビューティー」です。

大きめの鉢の中に、白、ピンク、ちょっと濃いピンクの花がぎっしりと詰まっていました。

ヘリクリサム・ローズビューティーはオーストラリア原産の多年草。

でも、日本では夏に枯れてしまうので1年草扱いになっています。

 

別名では「姫簪(ひめかんざし)」とも呼ばれています。

花弁を触ってみるとカサカサした感じがして、貝殻草(ムギワラギク)と全く同じような感触です。

ヘリクリサム仲間ですから、やっぱりドライフラワー向きですね。

 

似たような名前の花にちょうど今頃咲いている『花かんざし』があります。

花かんざしは現在はローダンテ属になっていますが、かつてはヘリクリサムの一種だったので、やっぱりカサカサ花弁の仲間です。

 


 

学名:Helichrysum cassianum'Rose Beauty'

別名:姫簪(ひめかんざし

科名・属名:キク科 ヘリクリサム属

原産地:オーストラリア

 


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ヒマラヤユキノシタ

2024-03-08 07:00:00 | 植物

ブロック塀の間に、葉が肉厚でピンク花が咲いているのを見つけました。

この花は『ベルゲニア・ストラケイ(Bergenia stracheyi)』という名前でしたが、和名は「ヒマラヤユキノシタ」になっています。

ヒマラヤ原産でユキノシタ科だから「ヒマラヤユキノシタ」にしたようなのですが、手抜き感満載です。

ユキノシタとの共通点は葉っぱの形だけで、その他は全く似ていません。

花の形、色などは全くの別物です。

もう一つの別名が、「エレファンツ・イヤー」です。

これは、何となく分かります。

葉っぱの形がゾウの耳に似ているからということですね。

ヒマラヤユキノシタ、エレファンツ・イヤーと、どちらもベルゲニアよりも覚えやすくていいのかもしれませんね。

 


 

学名:Bergenia

英名:Himalayan creeping saxifrage

別名:オオイワウチワ(大岩団扇)、エレファンツ・イヤー

科名・属名:ユキノシタ科 ベルゲニア属(ヒマラヤユキノシタ属)

原産国:ヒマラヤ地方

 


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ヒイラギナンテン(柊南天)

2024-03-06 07:00:00 | 植物

「ヒイラギナンテン(柊南天)」に黄色い花が咲き始めました。

葉がヒイラギのようにトゲがあり、ナンテンのように複葉、その上実のつきかたもナンテンにそっくりなので、「ヒイラギナンテン」という名前になりました。

この木は縁起物なんです。

その理由は、ヒイラギとナンテンの2つから名前をもらっていますから、ヒイラギの「魔除け」、ナンテンの「難を転じる」という縁起の良いものが2つ重なっているからなのです。

 

葉は秋に紅葉したまま、まだ赤い色が残っています。

そこに花穂が出て、黄色い花が開き始めました。

ヒイラギナンテンの開花時期は3月~4月頃、ちょうど今頃なのです。

花弁はあまり大きく開かないので、中があまり見えませんが、雄しべを触ると雌しべの方にくっつくように動きます。

これが特徴なのですが、昆虫などが中に入ったときに、授粉しやすいようになっているのでしょうね。

授粉すると、初夏には黒青色の実ができます。

 

少し前(年末ごろ)に同じような花が咲いていましたが、それは『ホソバヒイラギナンテン』という花です。

ホソバヒイラギナンテンは、秋(9月~11月ごろ)に黄色い花を咲かせ、それが終わると実になるので、今は実の季節です。

[ホソバヒイラギナンテンの花・秋~冬]

 

[ホソバヒイラギナンテンの実・冬~春]

ヒイラギナンテンとそっくりなのですが、葉が細いのが特徴です。

 


 

「ヒイラギナンテン」

学名:Mahonia japonica

英名:Mahonia

別名:トウナンテン、十大功労

科名・属名:メギ科 ヒイラギナンテン属

原産地:中国、台湾、ヒマラヤ

 


別名の『十大功労』は漢名のヒイラギナンテンのことです。

これは薬効成分にちなんだもののようです。

ヒイラギナンテン全体が生薬になっているため、効能が10以上もあるからということで、『十大功労』と名付けられたそうです。

 

 


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ハーデンベルギア

2024-03-04 07:00:00 | 植物

3月に入ったばかりだというのに、ハーデンベルギアの花がもう満開になっていました。

花の少ない時期には鮮やかな赤紫色の花びっしりと咲いているのは遠くからでも良く目立ちますね。

この花はオーストラリア産で、日本名ではコマチフジ(小町藤)です。

その名前の方が花のイメージに合っていると思います。

 

一つ一つの花はフジというよりも、胡蝶蘭の花を小さくしたようにも見えます。

白花種もあるようなので、白い花だともっと胡蝶蘭のように見えるのでしょうね。

 

この花(木)はとっても成長するのが早くて、1年で3mくらいにもなるそうです。

そして、育て方もそれほど難しい事はないようです。

常緑のため1年中青々とした葉が繁り、春先にはこのようにびっしりと見事な花をつけてくれるのですから、フェンスなどに絡ませるのには最適な花(木)ですね。

 


 

学名:Hardenbergia Violacea

英名:Coral pea、Vine lilac

別名:小町藤(コマチフジ)、ヒトツバマメ

科名・属名:マメ科 ハーデンベルギア属

原産地:オーストラリア南部、東部

 


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金魚葉ツバキ

2024-03-02 07:00:00 | 植物

花や樹木を見つけながらのウォーキングはここ数年、毎日の日課になっています。

自宅周辺の狭い範囲なので、今まで見たことのない花や木を見つけることは滅多にありません。

でも、同じ花なのに咲き方や色などが違っている別品種のものは時々見つかることがあります。

今回はツバキの変種を見つけました。

「金魚葉ツバキ」です。

このツバキの木の存在は去年の夏頃には既に分かっていました。

変わった葉っぱだと思いながら、当然花は咲いていなかったので、どんな花が咲くのだろうか? と、ずっと様子を見ていたのです。

[夏の葉っぱの様子]

 

この木に付いている葉っぱはすべて先端が3つから5つくらいに割れているのです。

その形が金魚(琉金)の尾びれに似ていることから「金魚葉ツバキ」と呼ばれているそうです。

 

そして数日前、この木にやっと花が咲きました。

一重のヤブツバキに似た、特に変わったことのない赤い花でした。

ということは、金魚葉ツバキは葉っぱだけが変種なのだ、ということ分かりました。

そして、更に調べてみたら、この葉っぱは突然変異によって引き起こされのだということも分かりました。

 

 金魚葉ツバキ 

 『 ヤブツバキ』  の突然変異種を園芸種として創出したもので、葉の先が3つに割れ、金魚の尾ひれのように見えます。

江戸時代にすでに存在していたことがわかっています。

 常緑樹なのに一部の葉が紅葉することがありますが、落葉はせずに、暖かくなるとまた緑色に戻ります。

(四季の山野草)

 


 

学名:Camellia japonica cv.Kingyoba-tsubaki

英名:Camellia japonica Kingyobatsubaki

別名:金魚椿(キンギョツバキ)、錦魚葉椿(キンギョバツバキ)

原産地:日本、朝鮮、台湾

 

 

コメント (2)
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