花や樹木を見つけながらのウォーキングはここ数年、毎日の日課になっています。
自宅周辺の狭い範囲なので、今まで見たことのない花や木を見つけることは滅多にありません。
でも、同じ花なのに咲き方や色などが違っている別品種のものは時々見つかることがあります。
今回はツバキの変種を見つけました。
「金魚葉ツバキ」です。
このツバキの木の存在は去年の夏頃には既に分かっていました。
変わった葉っぱだと思いながら、当然花は咲いていなかったので、どんな花が咲くのだろうか? と、ずっと様子を見ていたのです。
[夏の葉っぱの様子]
この木に付いている葉っぱはすべて先端が3つから5つくらいに割れているのです。
その形が金魚(琉金)の尾びれに似ていることから「金魚葉ツバキ」と呼ばれているそうです。
そして数日前、この木にやっと花が咲きました。
一重のヤブツバキに似た、特に変わったことのない赤い花でした。
ということは、金魚葉ツバキは葉っぱだけが変種なのだ、ということ分かりました。
そして、更に調べてみたら、この葉っぱは突然変異によって引き起こされのだということも分かりました。
金魚葉ツバキ
『 ヤブツバキ』 の突然変異種を園芸種として創出したもので、葉の先が3つに割れ、金魚の尾ひれのように見えます。
江戸時代にすでに存在していたことがわかっています。
常緑樹なのに一部の葉が紅葉することがありますが、落葉はせずに、暖かくなるとまた緑色に戻ります。
(四季の山野草)
学名:Camellia japonica cv.Kingyoba-tsubaki
英名:Camellia japonica Kingyobatsubaki
別名:金魚椿(キンギョツバキ)、錦魚葉椿(キンギョバツバキ)
原産地:日本、朝鮮、台湾