日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ユキヤナギ(雪柳)

2024-03-26 07:00:00 | 植物

「ユキヤナギ(雪柳)」の流れるように咲く姿が見られたら、春になったと感じます。

 

今年はピンクのユキヤナギが多く見られました。

『フジノピンキー』と呼ばれているピンクユキヤナギです。

蕾のうちは濃いピンクで開くと薄いピンク、そして時がたつにつれ、白っぽくなっていきます。

 

 先日、『植物と和歌』と題する講座を受講しました。

その中で、学んだことがありますので、紹介します。

日本語はとても良くできた言葉で、『花が散る・花が枯れる』という表現も、それぞれの花ごとに違いがあるということでした。

例えば:

サクラ(桜)---散る(これは普通に使いますね)

ツバキ(椿)---落ちる(首から落ちると言いますね)

ウメ(梅)---零れる(こぼれると読みます)

キク(菊)---舞う(花びらが落ちる時の様子が踊っているように見えるからだとか)

ボタン(牡丹)---崩れる(一気に花びらが落ちるから)

アジサイ(紫陽花)---しがみつく(花が終わっても枯れたまま残るから)

そして、ユキヤナギは吹雪く(ふぶく)というのだそうです。

 

日本語って本当に繊細ですね。

たったこれだけの言葉で一つ一つの花のイメージが湧いてくるのですから・・・

 


 

学名:Spiraea thunbergii

英名:Thunberg’s meadowsweet

別名:コゴメバナ(小米花)

科名・属名:バラ科・シモツケ属

原産地 : 日本


 

コメント (2)
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