去年のブログの中で名前の分からない花があり、コメント欄で教えていただいたことがあった。
その花が「リキュウバイ(利休梅)」だった。
今日のウォーキング途中で再びその花に出会えた時は嬉しかった。
初めて見た時はもう終わりかけの頃の花だったのに、今回は完璧。
満開で、丸く可愛い蕾もたくさん付いていた。
ただ、よそのお宅の庭に咲いていたためちょっと距離があって、写真がボケ気味なのが残念。
リキュウバイ(利休梅)という名前の由来を調べてみたら次のようなものがあった。
① 千利休が名づけたという説。
この花が日本に入ってきたのは明治末期ということになっている。
それならば利休が生きている時代にこの花はなかったことになるので、この説はありえない。
② 茶室のある庭に多く植えられていて、茶人が好んだという説。
この説はお茶から利休を連想しただけじゃないのかな?
茶庭に植えられている花はほかにもたくさんあるから。
③ 利休の命日のころに咲くからという説。
利休は天正19年2月28日(現在では1591年4月21日)、この日に豊臣秀吉により切腹させられたことになっている。
それならば、この説には少し繋がりがあるかもしれないと思う。
結局、名づけられた由来は分からなかった。
きっといくつかの要素が合体して、この名前になったのかもしれない。
でも、明治末期ってまだそんなに古い時代でもないのに、最初に名付けた人の記録は残っていないのだろうか。
学名:Exochorda racemosa
英名:Common pearlbush
別名:バイカシモツケ、マルバヤナギザクラ、ウメザキウツギ
科名・属名:バラ科 ヤナギザクラ属
原産地:中国
調べていたらリキュウバイによく似た「ヤナギザクラ」という花があった。
科名・属名も同じで、学名はExochorda serratifolia。
リキュウバイよりも背が高く、幹が太い木に咲き、花の違いは中心が褐色になっていることだけのようだ。
まだ見たこともないが、咲く時期も同じらしいので、こうなってくるとやっぱり「ヤナギザクラ」も見てみたいと思う。