この時期、空き地や道端でよく見る花。
この花がこれほど増えたのはまだそんなに昔のことではないと思ったのでちょっと検索してみた。
Wikipediaによると東京で初めて確認されたのが60年ほど前、それからだんだんと各地に広がり、全国的になったのは2000年以降らしい。
こうして一面に咲いているととても可愛くてポピー畑のようなのに、毒性があるんですよね。
「ナガミヒナゲシ」と検索をするとすぐに「毒だから抜いたほうが良い」とか「危険外来種、要注意!」などと出てくる。
何も悪いことをしている訳じゃないのに・・・
ともかく、他の雑草よりちょっと可愛いからと庭に植えないように!
その理由として、第一には全体にアルカロイド性の有毒成分が含まれていること。
だからあまり触ったりしない方が良い。
次に挙げる理由は、繁殖力が強すぎること。
この花は名前のように花後に細長い実ができる。
1株では約100個ほどの実ができ、その中には1500粒ほどの種が入っているらしい、その種が散らばるのだから繁殖力がどれほどのものか良く分かる。
そうして他の植物が育つ場所を奪ってしまい、枯らせてしまうから。
学名:Papaver dubium
英名:Long-headed poppy
科名・属名:ケシ科 ケシ属
原産地:地中海地方
シロバナも見つけた。
一面に咲いている中で花弁に黒い斑があるものがいくつか見つかった。
去年までは黒い斑のある花は気が付かなかったけど、今年になってから初めて見た。
この黒いものは?
数百株に1本くらいの割合で黒い斑のある株があるそうだが、遺伝的なもので理由はまだ分かってないということだった。