驚いたことにチェックイン時にほとんどの人が「日本秘湯を守る会」の本を出していた。
本に載っている温泉で10泊すれば1泊無料になるスタンプ制度があるからだと思う。
この本を知った時にやっぱり自分も温泉選びの参考にしていたので、改めてこの本の影響は大きいと感じた。
なぜこの本から卒業したかと言うと、ある宿に泊まった時、その会から脱退して改めて同じ目的の宿主が集まって新しい会を立ち上げたと聞いた。
理由を聞いてみるとやはり内情はいろいろと複雑なことがあるのだなぁと思った。
彩雲荘は標高1,400メートルの位置にあり、目の前に絶景が広がる。
宿の裏には混浴だったり、男女別だったりと足下から白濁した硫黄泉が湧き出ている自然の露天風呂がたくさんある。
それも野湯のようなお風呂でワイルド感満載。
それぞれのお風呂が内湯から行くことができ、混浴もバスタオルを巻いて入れるようになっている。
宿でバスタオルも売っているが、持参しても良い。
この方法で修理中のお風呂以外、すべてのお風呂を制覇することができた。
宿の周辺で高山植物を見ながら散歩していた時、ネマガリタケを採っている人と話すことができ、その人は「普通に熊と遭遇することもある」と言っていた。
そして採ったばかりのものを少し分けてくれた。