世の中にはよく似ていて区別のつかないものがたくさんある。
”センニンソウ”と”ボタンヅル”もその一つで、花だけを見たらどっちがどっちか全くわからない。
センニンソウ(仙人草)
ボタンヅル(牡丹蔓)
両方ともキンポウゲ科センニンソウ属
これじゃ区別がつかないのも当たり前になる。
見分け方として、
その①
センニンソウ----雄しべが萼片より短い(長い白色のは花弁でなくて萼片)
ボタンヅル----同じくらいか少し長く、花色はクリーム色がかっていて、わずかに小さい
それでも分からない。
その②
次に名前の由来から考えてみた
センニンソウ----果実に白い毛がありこれを仙人のヒゲに見立てた
ボタンヅル----葉の形が牡丹の葉に似ていてつる性だから
この見分け方では果実ができるまで分からない
その③
結局一番分かりやすいものは葉の形となった
センニンソウ----葉は全縁(ギザギザがない)で先は尖り卵状楕円形が普通
ボタンヅル----小葉に切れ込みがあり不揃いの鋸葉
これでやっと納得できる。