映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

HACHI  リチャード・ギア

2009-08-26 18:00:44 | 映画(洋画 2006年以降主演男性)
目があと一歩で全快に近く、娘と「HACHI 約束の犬」を見てきました。。有名すぎるくらいの話を外国でどう料理するのかと思っていた。主人公の犬はもちろん好演。その犬がリチャードギアにすごくなついていて、さぞかしリチャードはご機嫌だったのではと思わされた。周りは女性がほとんどで、クライマックスが近づくとハンカチを持つ手が動く感じがした

この話ばかりはみんな知っているから、多少のネタばれは仕方ないであろう。設定はアメリカ東部?のある小さな町に住む大学教授リチャードギアが、持ち主に輸送中の秋田犬がはぐれてしまったのに駅で出くわす。駅で預かってもらおうとしたら断られ、まわりの数人に頼んでもダメなので家に連れて行く。ところが、リチャード家では飼い犬が死んだばかりなので、妻は嫌がる。しかし、ほかに飼い主が現れない。やがてハチはリチャードになついていく。そして、庭先の小屋から通勤のリチャードについていこうとする。リチャードが追い返してとりあえず帰っても、電車の帰りのころまた迎えに行く。そしてそれが習慣となるが。。。。

いいロケ地を選んだ。渋谷のように雑踏ではなく、郊外の人の乗り降りが少ない駅だ。こういう方がいい。極端に言えば、今の渋谷ならハチ公の物語はできなかったと思われる。駅員さん、駅前のコーヒースタンドやドラッグストアの人たちもみんな顔見知りの設定。ハチがニューヨークヤンキースを好きなようだというリチャードギアのセリフがあるので、ニュージャージーかハドソン川を下ったニューヨーク州あたりか?昔の日本の下町のように人と人のつながりがある印象で、いい設定だ。

資料を見ると、実際のハチ公の飼い主の家は今の東急本店あたりにあったらしい。松濤の手前か?駅に行くにはちょうどいい距離だったのであろう。小学校低学年のときに、授業でハチ公の話が出たのはもう40年を超えるけどよく覚えている。先生が渋谷のハチ公の話をしたときに、誰かこの話を知っている人といったらH君が手を上げてストーリーを語った。その時初めて知った。まさしく忠犬なんだなと幼心に感じた。
40年前の渋谷は今のギャルの町ではなかった。昼はともかく夜になるとサングラスをした怖いお兄さんがたくさん歩いていた。父とよく行った。行き始めのころは今の西武デパートのところは映画館だった。その時父がこれがハチ公だと教えてくれた。授業で話を聞く前である。それから長い間ハチ公にはずいぶんとお世話になった。私の歴代の彼女の顔もハチ公はみんな覚えているに違いない。あの像とともに生きてきた気がする。
そんな訳でこの映画はぜひ見たいと思っていた。結末がわかっていながらもその話を見たいというのは水戸黄門的か?それでも見てよかった!!

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