映画とライフデザイン

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映画「はじまりへの旅」ビゴ・モーテンセン

2017-10-29 16:43:46 | 映画(洋画:2016年以降主演男性)
映画「はじまりへの旅」は2017年公開の映画


大森林の中で、子供にサバイバル教育をするおやじが、妻の悲報を聞き、仲の悪い妻の父親のところにある母親の遺影のもとへ6人の子供を引き連れてバスで向かうという話である。ロードムービーは大好きだけど、dvdスルーであった。

いきなり、少年が森林にいる野獣を退治するという映像が映し出される。人里離れてサバイバル生活をして鍛えられた子供という設定はたまに見るが、ここでは本を読まされて頭脳も幼児から徹底的に鍛えられる。幼児なのにむずかしいことをすらすら答えられるシーンが次から次へと出てくる。

変人の振る舞いをみていると、感覚がおかしくなる。父親は子供に平気でスーパーでの集団万引きを教えたり、世話になっている家で好き勝手なことを言いまくったり。変な奴のパフォーマンスを見ていると、気分が悪い。でも、子供が普通の生活をしたい。大学に行きたいという願望が出てくるあたりから、少しづつ様相が変わってくる。

アメリカ北西部。携帯の電波さえ届かない大森林の中で、自給自足のサバイバル生活を送る奇妙な一家がいた。高名な哲学者ノーム・チョムスキーを信奉し、現代の文明社会に背を向けた父親ベン・キャッシュ(ビゴ・モーテンセン)と6人の子供である。18歳の長男、15歳の双子、12歳の次男、9歳の三女、そして7歳の末っ子ナイは学校に通わず、先生代わりのベンの熱血指導のもと、古典文学や哲学を学んで6ヵ国語をマスター。おまけにアスリート並みに体を鍛えていた。


ある日、ベンは、数年前から病で入院していた妻レスリーが亡くなったという知らせに心を痛める。泣きじゃくる子供たちは、「お葬式に行かなくちゃ」「ママに会いたい」と懇願。レスリーの父親ジャック(フランク・ランジェラ)と折り合いが悪く、「来れば警察を呼ぶ」と警告されているベンは子供たちを不憫に思い、彼らの願いを受け入れる。目指すは2400キロ離れたニューメキシコ。一家が成し遂げるべきミッションは、仏教徒のママを教会から“救出”すること。バスに乗り込んだ子供たちは一斉に雄叫びを上げた。


コーラを“毒液”と見なすベンはお腹を空かせた子供たちスーパーマーケットでミッション“食べ物を救え!”を実行。まんまと盗んだチョコレートケーキを子供たちに振る舞った。この日の宿は、ベンの数少ない理解者の妹ハーパーとその夫デイヴの自宅。ところが夫妻の2人の子も交えたディナーは、ベンらが常識外れの言動を連発したせいで最悪の雰囲気に。ハーパーはたまりかねて「子供たちは学校へ行くべきよ」と諭すが、そんな忠告に耳を貸すベンではなかった。


遠路はるばるニューメキシコに到着した一家は、厳かに葬儀が進行中の教会にド派手なファッションで乱入。しかしベンを心の底から憎むジャックに、埋葬への参列を拒まれてしまう。このままではママを救えない。しかも大学進学を夢見るボウドヴァン、ベンの極端な教育方針に反発するレリアンが次々と不満をぶちまける。さらに子供たちの養育権を法的に争うとジャックに宣告され、新たなミッション中に起きたアクシデントで、たちまち窮地に立たされたベンの信念が揺らぎ出す。(作品情報より)

むかつく話も多いけれど、頭が良くて、名門大学から軒並み合格通知をもらうほどクレバーな長男が、バスで移動中に宿泊するキャンプで知り合った女の子に急接近するシーンはかわいい。少しづつ性に目覚めていく姿がいい。

ただ、おやじは頑固そのものだ。名門大学からの入学許可を見せても、行く必要がないという。妻の父親である義父は少しはまともな生活をさせようとしても言うことを聞かない。見ていてこちらが、かわいそうになってくる。それでも最終に向けてはほっとさせられる。




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