映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

テイカーズ マットディロン

2012-05-21 05:25:36 | 映画(洋画 2010年以降主演男性)
映画「テイカーズ」はロスを舞台にした2010年の犯罪アクション映画だ。
「takers」のtakeは意味の多い単語だ。映画の中では「奪う」と訳していた。まあ強盗団ということなのであろう。


ロスアンゼルスが場面に映り、白人黒人入り混じった5人のプロの盗人集団(イドリス・エルバ、ポール・ウォーカー、ヘイデン・クリステンセン、マイケル・イーリー、クリス・ブラウン)が銀行強盗に入る話からスタートする。完ぺきなシナリオ通りに無事に200万$ゲットする仕事を終える場面だ。彼らは仕立てのいいスーツに身を包み、優雅な生活をしていた。そんな彼らの前に5年前にコンビを組んだ男が刑務所から出所してきた。以前の分け前が欲しいということもあったが、刑務所で知った2000万$を運ぶ現金輸送車の情報を持ってきた。この盗人集団は一度仕事を成功させると1年は何もしない方針であった。今回は金額につられて元の相棒と一緒に取り組むことにした。
一方ロス市警の警部(マットディロン)は銀行強盗事件を追っていた。休みの日も娘を連れて犯人を追いかけるワーカーホリックな刑事だ。今回も少ない情報から犯人たちの手掛かりを得ようとするのであるが。。。


ロスの映画は、夜のシーンがきれいだ。今回は盗人たちが優雅に美女たちをはべらかしながら、遊びまくるシーンが出てくる。「プレイボーイ」社のへフナーみたいな豪遊生活といった感じを見せる。一方で犯人たちと警官の人間模様を間にはさむ。薬漬けの身内やいつも通りのロス市警の汚職の話が入る。
逃走劇をしつこく活劇のように見せるシーンはなかなか凄い。ロスのビルの谷間を刑事と犯人が追いかけまわるのはなかなかスリリングだ。他にも激しい弾が飛び交う銃撃戦もあり、アクション映画としてはいくつもの見せ場は用意しているようには見える。


しかし、どうも不自然な設定と思える部分が多い。
いきなり銀行強盗してヘリで逃げるけど、これって普通だったら空中で追いかけっこもするであろうし、レーダーでヘリの到着先も探知できるような気がする。それとこの盗賊さんたち高級外車に高級マンションでの優雅な生活をしているけど、これってずいぶんと目がつく動きのような気がするんだけれどなあ。普通日本だと高級外車を買った時点で税務署にもチェックされて、金の出所を綿密に調べられてしまう気がする。IT社会アメリカ警察が日本より遅れているような感じはしないんだけど。。。
見ているうちに、こんな疑問を常に感じていた。

映画は普通かな
コメント
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