2試合まとめて、しゃべくり見ながら観戦記

2010-08-29 | 横浜F・マリノス

普段のしゃべくりの面白さがないので、
BSフジで溝の口のヒーローサンレッドを見よう。


過密日程の中、コンディション等を考慮したんだかなんだかで、
千真・マツを先発から外し、功治・アーリアの2トップ、
ボランチではジローが先発と大幅なスタメン変更がなされた山形戦。

山形も好調が続いているが、
それでも対する横浜も連勝の勢いを持って、ホームでは絶対勝利しなければならなかった。
なんだけれども・・・
個人的には、功治とアーリアの2トップはありえなかったかなと。
というのもやはり過密日程とこの気候、そして2人の特性を十分考慮しなければならなかったと思う。
功治・アリーアの場合、アーリアがポスト、功治が走る、
そういう関係性が考えられると思うんだけど、
アーリアの良さってやっぱりパサーとしての能力じゃないかなと。
確かに高さもあるけれど、出場数試合を見てもわかるように、
彼が見せるいいプレーってトップよりも少し下がったところからの正確なパスや崩しだと思うんだよね。
山形戦では、アーリアの力を発揮される機会もなく何もできず、終わったって感じ。
そして功治も、はっきり言ってこの時期の功治はガス欠が早い。
運動量が極端に少ないので、走らせる使い方はどうかなと思います。
ただでさえ消耗戦なのに、運動量が極端に少ない選手を使うとなると、
その分他の選手達の負担はかなりのものになる。
和司もそこんとこを考えてスタメンから外しているとは思うんだけど。
早くこの時期が過ぎればいいのにね(苦笑)

色んな要素を考えて、この2トップの選択は最悪だったかなと感じました。
もちろんこの時期でなければ、過密日程でなければ、
この二人のトップ起用も面白いとは思う。
何せ二人ともテク二シャン。うまくはまれば脅威なものになるだろう。

マツに替わって先発のジローもミスが目立った。
山形はよく横浜を研究してきていたんだろう、と試合を見ていて感じた。
ボールの取り所ってのをよく抑えてきていたし、
俊輔・兵藤両パサーに対して2・3人で囲んでくるという守備を徹底していた。
トップが機能せず、パサーが抑えられて、サイドも機能しないとなると、
ただ体力を消耗して時間が過ぎる。
相手を研究してきた山形と、そうでなかった横浜。
この過酷な条件の中での試合を見据えた闘い方の違いが勝敗を分けた。


負けたからといって下を向くことさえも許されないこの過密日程。
次の相手は、最下位京都。
夏に京都で対戦なんて、何かの陰謀とも思えてくる。
京都が大好物な私でさえ、夏には足を踏み入れたくない盆地・京都。
そして夏の京都の洗礼は、容赦なく私たちを苦しめた。

湿気と無風。
何だかつい先日、仙台とかいうところで同じ体験をしたような気がする・・・
絶対何かの陰謀に違いない・・・

マツと千真が先発復帰。
夏場の選手のやりくりというよりかは、試行錯誤しているという印象が濃い。
でも何だか確証のない自信・・・マツがいると勝つような気がする(笑)
そんな希望を胸に試合開始。

前半はとてもよかったと思います。
ほんと何度も書くように、あとはただただ決定力かなと。
以前より前線の連携はよくなっており、練習の成果が出始めていると感じる。
崩し方もいいし、チームとしての意図を感じるプレーも随所に感じられるようになった。
ボランチの攻撃参加も効いてきているし、
サイドのクロスの精度も上がってきた。
もっとやれるとは思うけど、それでも前進している。
それでも得点が上がらないのは、正確性の問題。
ミドルはもっと打っていくべきだと思うけど、毎度枠を大きく超えるようでは、
チャンスをただ潰しているようなもの。
基本的なところだと思うけど、やはり枠内シュートを増やしていかなきゃ、
相手の脅威にはなり得ない。
その部分では、やはりエースとして千真の復調がカギを握ってくると思います。
いや、復調してくれなきゃ困る。
新潟戦ではやってくれると思うけどね。
坂田がゴール前に走り込んだことで、相手のOGを誘った。
同時にゴール前には兵藤も走っている。
この時に限らず、以前から和司が言っているように、
ゴール前には3人目、4人目が係わってくることが重要。
京都戦で言うならば、千真を軸に坂田と兵藤が走る形。
この状況をもっと作りたかったが。
しっかし、得点シーンのマツのプレーは最高だった。

後半は見事に別のチーム(苦笑)
抜群の運動量で攻守のキーマンである、兵藤と小椋の運動量が落ちたこと、
それによってチーム全体の足が止まったことも大きかったし、
同点にされてから京都のサイド攻撃にビビって腰の引けたサッカーをしてしまった、
というのがザッとした後半の流れ。

功治を投入するも、相変わらず京都の猛攻を受け、
失点も時間の問題のようにも感じられた。
が、河合がやってくれました。
松田→河合の交代は決して積極的交代ではない。
京都にとってもその認識があったに違いない。
河合をノーマークにしてしまった京都のひとつの判断ミスが横浜に勝利を齎した。
功治も最後に一つ、大きな仕事をしてくれた。

なんとか京都に勝利。
この勝利は大きい、と思いつつも、最下位・京都に対し、
後半の戦い方にはいささか不満が残った。
それでも勝っただけで十分だと思わせるのは、あの暑さのせい。
選手たちは本当によくやっていると思います。
本当によくやってるからこそ、結果が欲しい。

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