「俊さん、僕PK蹴りたいっす」・・・京都戦観戦記もどき

2010-05-17 | 横浜F・マリノス
今季の千真くんは、エースストライカーの自覚があっていいねぇ。


いやぁなかなか連勝ができない横浜。
最下位・京都との一戦も序盤から苦しい展開だった。
というのも、高さで京都が勝り多くのセットプレーもチャンスに結びつかないという
展開が横浜の攻撃が波に乗れなかった一因であったかなと。

また俊輔の不調も響いていたかな。
スポ紙なんて見ると、日本代表キャンペーンにつき、いかにも好調であったかのような
表現が並んでいるけれども、決して好調ではなかったと思う。
確かに兵藤の得点に繋がったシュートなんて俊にしかないアイディアであったし、
光るプレーもあったけれど、
俊の武器であり、横浜攻撃のベースでもある俊のバランサーとしての役割、
ボールキープ力の面から見ると昨日の出来はよくなかった。
新しいスパイクの影響もあるのかな?
珍しく軽いというか、ボールの失い処であったように思う。

そんな中、攻撃の中核として働いていたのが兵藤。
ボランチの健太がどうしても高い位置でプレーしたがっている感があり、
そんな健太、昨日は運動量もあまり多くはなかったんだけど(苦笑)、
兵藤がそれをカバーしてよく動いていた。
健太が上がると思えばすかさず後方に下がり、
チャンスと思えばゴール前に飛び込む。
左右に動き攻撃の受渡し役をしたかと思えば、
守備に回りするどく相手からボールを奪い取る。
得点のシーンも、常に状況に敏感に動く兵藤であったからこそのプレー。

浦和戦で先発復帰し、得点。
そして2戦連続のゴール。好調さがうかがえる。
兵藤のような献身的に動き回れる選手の復調はチームにとって非常にプラスになる。

そして飯倉&佑二の活躍。
佑二の守備も安定していたし、飯倉には幾度とピンチを助けられた。
飯倉の瞬発力はほんとすごいよね。
日本代表キーパーにあの瞬発力はないね。今日の試合見たけど。

だいぶ苦しんでた試合だったけど、2点目でいけるかなと思ったんだけどね・・・

やはり昨日の要は兵藤だったようだ。
兵藤が足を痛め、突然の交代。
宏太を投入だったわけだけれども、途端に横浜はバランスを失うことになった。
もちろん宏太が悪かったわけではない。
たとえ同じポジションであっても、やっぱり選手によって果たしてる役割、
タイプってのは全然違うんだよね。
宏太は前を向いて得点を取りに行くタイプ。
兵藤はどちらかといえば全体のバランスを見て動くタイプ。
同じ動き回るタイプでもスタイルは全然違う。
昨日の状況では、それがマイナス働いちゃったかな、と。

俊輔が上がり、健太も上がる・・・両SBのポジションも高かった。
それまではうまく兵藤がバランスを執っていたんだけど、
兵藤をを欠いた後は、非常にリスキーな状態が続いていた。
そして前にも書いたが、中盤でボールを失う場面も少なくなかったので、
カウンターには十分注意しなければならなかったんだけども・・・。
そりゃ小椋だって一人じゃ守れんわな。小椋ボヤいてます(苦笑)

失点シーンは2点とも、あっさりって感じで何とも言えないんだけど、
失点シーン以外のところでも少し気になったのは両SBのポジショニング。
特に天野は攻撃面でとてもいいアクセントになってるし、
はとぽっぽには無い良さも発揮してはいるんだけど、
守備の面ではポジショニングの甘さも目につく。
勇蔵が激しく指示している姿もあったり、
どうも勇蔵が天野との位置関係からサイドに引き出されてしまって、
そこを狙われてるってのが非常に気になるところ。
裕介に関しては・・・いろいろ頑張れ(苦笑)


この試合をもって、リーグ戦は中断。
勝利して中断といきたかったところだし、
内容も褒められるものではなかったけど、
出来ないところと出来るところってのがはっきりしてきた試合だったとも思います。
出来ないことが駄目なんじゃなくて、出来ないことがわからないというのが一番ダメなわけで。
出来ないところ、出来るところ、やっと今季の横浜が見えてきたのかなと、
前向きに捉えたいと思います。
序盤から苦戦は強いられたが、2得点目を奪った後の連続した攻撃は非常に良かったしね。

今度はこの中断期で、もちろんナビスコの予選を闘いながら、
出来ることをもっと出来るようになるには、
出来ないところはどうすればいいのか、意識をしながら中断明けに備えていって欲しい。
小椋のコメントにもあるように、きっちり勝利するためには何が必要か、
チーム全体で考えていて欲しいと思います。

で、私は三ツ沢でこんがり焼けてしまったこの腕の時計焼けをどうするべきかこの中断期で考えたいと思う。

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