ジダンの暴挙の裏で・・・

2006-07-11 | サッカー日本代表

ガットゥーゾのパンツ姿もNHKなら放送事故ものだねw

イタリアの優勝をもって昨日閉幕したW杯。
ジズーの頭突き退場という衝撃的な”事件”が、
約1ヶ月の死闘の集大成に大きく影を落とす結果となってしまった。
閉幕から一夜明けても、騒ぎがおさまることはない。
「なぜ、ジダンは頭突きをしたのか」

その理由を本人は明らかにしていない。
当然の如く、各国メディアは”真相”を巡って様々な憶測を展開している。
有力視されている説はマテラッツィによる「侮辱」
メディアもファンもジズーに対する同情的な見方が圧倒的に多い。
参考:ジズー退場に関する記事(ランキングへ)

確かに何かの”原因”がなければ、あのジズーがあんな暴挙に出るはずがない。
試合よりも大事な誇りがあったのだとは思う。
が、ピッチの上ではどんな理由が存在しようとも、
それが試合中の報復行為を正当化するものには絶対にならない。
ジズーだから許されるとか、誰だから許されないとかじゃなく、
暴力を振るえば制裁を受けるのがルール。
ジズーがレッドを受けた事実は変わらない。
Jでも挑発行為はよく見かけることで、(主審が選手を挑発するしね)
挑発した本人は何の咎めも受けず、
報復行為をした選手だけが退場になったこともある。


あの偉大なる選手だって人間なんだ。
キレタ事だって初めてじゃない。熱くなって冷静さを欠く時もある。
それだけ必死に闘っているということでもある。
が、この一件でジズーのキャリアが傷つけられるものではないし、
これからもジズーは世界中の人々に愛されるだろう。
真相が明らかになるとするならあくまでも当事者達の口から語られるしかない。
それも語るか語らないかは本人達次第でしかない。
周囲が憶測しても結局報道されてる「侮辱の内容」は、
結果的にジズーを傷つける言葉ばかりなんだから・・・。

だだ残念に思うのは、最後の1秒までジズーのプレーが見たかった。
あの退場がなければ結果は変わっていたとは思わない。
ただただジダンのプレーを最後まで見たかったよ。


ついに”4年間”が終った。
今大会は決して派手な大会ではなかったように思う。
これと言ったスーパースターが誕生したでもなく、ドラマが起こったでもない。
ただ決勝に残った両チームを見れば、やっぱり決勝に進出するべくして
勝ち上がってきたチームだと思える試合をしてくれた。
チームとしていかに一つになれたか。
もちろん選手達自身も、闘う気持ちも、監督やチームを取り巻く環境も・・・
一つになれたチームが強い大会であったなと。

イタリアは本当に強かった。
あのイタリアがPK戦で優勝したのだから(苦笑)本物でしょ。
しかもキッカー全員素晴らしいコースへ蹴ってるし、練習したんだろーなー。
例えFWが点を取れなくても、それを批判されても、
監督は「それも狙い」と胸を張り、チームの力で勝利していった。
今大会で日本は残念な結果に終ったが、日本の本来の強さである組織力、
そして日本が目指す全員サッカーという方向性は間違っていないという事を
イタリア、そしてフランスは証明してくれたんじゃないかな。
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