久保落選への本音

2006-05-16 | サッカー日本代表

「この4年間、どんな監督にも選んでもらえるような
             力のある選手になろうと頑張ってきた。」
(俊輔)

久保にも、松田にも言える事だが、ここで何かが終ったわけではない。
確かにドイツへのチャンスは失ったけれども、
今回の事でサッカー選手として得られるものも多いかもしれないよ。
要はこの事をどう捉え、今後に活かしていけるか。
前回大会、最終メンバー発表の日。
忘れもしない、忘れたくても忘れられないあの瞬間
あれから4年間、おそらくどのメンバーよりも一番成長したあの選手
自身の成長活躍で明確に証明してくれたじゃない。
これは終わりじゃない。新たなスタートだと。

正直、”一報”に不思議と驚きは無かったかな。
これでサプライズしてたらこの4年間とっくにショック死してるよ・・・。
寧ろ、最近「巻だ!佐藤だ!」とワーキャー言ってた人達が、
久保落選を聞いて絶句していた事にサプライズ(苦笑)
今更コンディション不良を落選理由にしていたジーコにサプライズ。

もちろんショックだけどね。
代表に選ばれて彼なりに一生懸命にプレーしていた。
度重なる怪我に苦しみながらも、ここまで踏ん張ってきた。
代表に呼ばれてもどうしても怪我で出られなくて、
理不尽な批判も耐えて必死で治療に全力をかけてきた。
久保も精一杯の「努力」をしてきたんだ。この4年。
それはサッカーすることの幸せを知ったから。
能力のある海外の選手達と真剣勝負できる喜び、楽しみを知った、
だからW杯に出たい―とハニカむ姿を思い出すと・・・ね。
W杯で思いきりサッカーを楽しんで欲しかったよ。

FWに関しては「現状」をベースに選ばれたと考察があったが、
まぁ・・・どうでしょ(苦笑)
そこの所は神のみぞ知るということだろうか。
実績か、勢いか―どちらかを基準にすれば辻褄が合わなくなりそうだから
考えないようにします(苦笑)
骨折は完治したら回復が早いとか、自分の経験?苦渋の決断?どうでもいい。
一方で同じくリーグでも代表でも活躍していない選手を選んだ事の
言い訳を苦渋したと言うのか。
「ドイツへ行く力が無かったから」理由はそれだけでいいよ。

コンディション不良、本来の久保ではない現状を考えれば
メンバーから外れた事はしょうがない。
どう考えても今のままなら選ばれるレベルじゃない。
(だからと言ってメンバーに劣るとは思わないが)
しょうがないよ・・・しょうがないと思わないと。
メンバー全体を見ると海外組を除いたメンバーにおいては、
世界相手に爆発する可能性よりも、国内で堅実に戦えているメンバーが
選ばれたんだなという個人的にはそういう印象かな。

一つ残念なのは、久保然り、鈴木、松井、
そして佐藤
(同じ新戦力では佐藤の方が俊輔に合うかなと個人的には思う)
攻撃を組みたてる中心になるであろう俊輔と相性の良い選手達が
いなくなってしまった事。
キリン杯などを見ていると、特に松井のようなプレーが今の日本には
絶対に必要になってくると思っていただけに残念でしかたない。
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