昨晩TVをつけているとある番組が始まった。
某自称サッカー通の著名人が出演していた。
番組内容には深くは触れないが、どうやら番組の主旨は、
“日本のサッカーファンは海外のサポーターを見習え、
日本がダメなのはファンがヘタレだからなんだよ。”
と、いうのもだったらしい。
どうやらこの番組のメインを務めた某人は日本は試合中応援しかせず
(応援している選手に対して)
ブーイングはしないという事にご立腹らしい。
おそらく元々の番組主旨は、日本代表を更に強化するためには
サポーターの力が絶対的に必要なんだ!ということが根底にはあったのだろうが、
結局はただ海外サッカーを崇拝し、Jサポは批判し、馬鹿にする
「サッカー通」を豪語する人の典型をみているかのような番組になっていたw
確かに素直に頷ける意見もあった。
選手達への厳しい目も
サッカー発展のためには必要である。
まっそんな事は今更語られても・・って感じだけどね。
不甲斐ない試合にはブーイングはあって当然だし、そんな場面はJでだって
海外に比べれば少ないが、普通に見られるようになった光景だ。
今季は身近でもよく見てきたよ、そんな光景(滝汗
でもうな垂れ、悔しがる選手達にブーイングだけじゃなく、
最後までコールする日本の応援スタイルは可笑しいとは思わないし、
(私個人としてはだけど)誇りを持ってやっている。
海外のサッカーに対する熱狂度、実際にイングランドサポーターに
混じらせて貰った時になんて愕然としたし、
尊敬もしてる。
サッカーに対する情熱と考え方には憧れを抱く部分もある。
もっともっと成長していかなくてはならないとも理解している。
しかし、文化、国民性を全く無視した上に、
90分応援し続けるというスタイルを嘲笑いながら
全否定されたことには、
さすがにアタマニキタネ。
この手の議論てのは、海外ヲタ、Jファンの間でよくある事だし、
きっと「Jファンです」というだけで
嘲笑するような人達なんだろうと思いつつね。
どうやらこの番組の言い分は日本代表を成長させるのはサポーターだと。
サポーターが厳しくなれば代表は
本気で闘うようになるらしい。
でもそんな考え方自体が
甘くね?
そのチームのサッカーへの
情熱が高まれば高まるほど、
ファンてものは自然と応援にも必死になるし、それ故厳しい目も持つようになる。
もっとサッカーに本気になれるよ。
でもどうでもいいものならどうでもいいじゃん。
現日本代表はその「どうでもいいもの」ぐらいの存在になってしまっているんじゃ?
情熱を傾けられる対象ではなくなってきている・・大袈裟に言えばだけれどもね。
アンゴラ戦で久々に代表戦を観戦して思った事は、
「しらけてる」ということ。それは自分の気持ちでもあったし、
会場(サポーター)の雰囲気でもあったし、目の前で闘っているはずの代表さえも。
もちろん親善試合だったからとも言えるわけだが、観ていて何も感情が沸かない。
それは試合の結果だとか内容だとか以前に、チームじゃないんだよ、どこか。
皆、違う方向を見ている。この中に
信頼関係ってあるのかなと感じてしまう。
確かに最近の代表応援は酷い。でもその理由には、
応援もましてブーイングなんて
する気すら起きないってのもあるんじゃないかと。
サポーターが選手達を容認するからみたいなことも番組では言ってたけど、
代表戦がデートコースと化してる現実に目を向けないか?
競技場は満員ではあるけど、サポーターはどれだけいるんだろう。
なんか淋しささえ感じた代表戦だった。
是非、本物を知る某人方に実際スタジアムでサポーターの応援とはどうあるべきかを
実践して、手解きして頂きたいものだが(苦笑
自分には全力で泣き、笑い、時に怒り、共に喜べる、
情熱を持って応援できるチームが身近にあるということに感謝し、幸せを感じた。
それがたとえ一部からは嘲笑されるものであろうとも。
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