VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

檜原、臼杵&市場山Hike

2006年08月12日 | 湘南・逗子の暮らし
東京都の西多摩、檜原村で行われるJazz Concert(次の記事)に行くので
折角だから、Hikingをしようと思い事務局に問い合わせてみたら
「歩いて?!バスで40分の道ですから、1日かかるのでは?今まで歩いて来られた方は居ません」と
歩きを否定されてしまった。こういう事は日本ではよくある。歩かない人が多いので想像できないのだと思う。

結局、ネットで調べるとナカナカ良いコースがあるようだが公式案内が無かったので
Yahoo地図のプリントアウトと、人が書いたブログを参考に現地へ向かった。

コンサートがPM6時からなのだが、会場へ続く路線バスが4時台に1本しか無いので
それには間に合うよう下山しないといけない。
ブログによると、約3時間半の山歩き。歩き慣れた健脚のようなので、4時間はみておかないといけない感じ。

しかし、早速にスケジュールミス発生!
JR「逗子」~JR「武蔵五日市」まで2時間半をかけ順調に来たが、
駅から登山口まで、バスで20分あるが
携帯路線検索〔駅すぱあと〕による検索結果のバスが無い・・・バス会社に確認すると
30分以上、次のバスが無いのだ! ここでの30分ロスは致命的。

仕方なく、ヒッチハイクしながらバス道を前に進みながら歩いた。
イギリスでは成功したが、日本ではナカナカ難しい・・・拾ってもらえず
結局、30分後のバスに追いつかれ乗ることに。

その上、今日は雷雨で登山口に入った頃から降り始めた。
雨でも山歩きは結構するが、雷が怖い・・・山の中は安全な気もするが
どんどん登るにつれ、雷に近づいていく感じ。
時々光るものの、登りが急で、そのキツさのほうに気を取られ雷には慣れてきた。

臼杵山(842.1m)頂上に着いた頃には、雷に励まされているくらいの感じ。【写真左中】

続く市場山へは、尾根を下がってまた登るタフな道が続くが、雨は小降りになってきた。
最後ピークへは、両手を使わないとよじ登れないくらい急な勾配で
根性出して、ウメキ声のような気合を入れてやっと登り切った。【写真右中,雨具ポンチョ姿のTim】

ここまで、標識にある所要時間の2/3程度の速さで来ており、出発の30分遅れを取り戻している。
ヨシ!あとはダッシュで下山すればバスに間に合うかも!?

しかし、山は降りるのも膝がキツイし、雨で危ない。
私は1回、Timは2-3回、滑って転びながらも、なんとか無事降りた。
結構、急流の川にかかる風情のある橋を渡って、バス停に着いた時には最後のバスの丁度10分前。

ビショ濡れの、泥ドロ足だが、何とも言えない達成感でバスに乗り込みコンサート会場へ向かった

山下洋輔JazzConcert

2006年08月12日 | Friend
知人の紹介で、東京都檜原村にあるフジの森・野外音楽堂で行われた
16th フジの森 JAZZ Concert 山下洋輔・金子飛鳥』にTimと行ってきた。
     (生憎、知人は具合が悪く来れなかったのだが・・・)

フジの森は、1983年に富士写真フィルム(株)が
地域住民と緑の交流をはかるための拠点として設立したようで
現在は、「NPO法人フジの森」檜原内外の人々が運営にあたっておられる。

今日のコンサートは、ジャズピアニストの山下洋輔さんとの企画。
永く続けておられるようで、毎年やって来るファンが多いようだ。
山から降りて来た客は私達だけのようで、車でいらっしゃた観客の駐車をスタッフの方々が慣れた様子で誘導。

整理券69・70番をもらった私達は、5時に開場を待っていたら
スタッフのおじさんに「山下さんの手元が見える角度の席を取りなさいね」とアドバイスされ、
開場と共に、前から3列目の6ステージ向かって右側をKEEP!【写真左中】
といっても、座席は山の傾斜に丸太を置き、木の一枚板を渡しただけのNatural Seat。
意外と、木のぬくもりもあって痛くないものである。

6時からは、まず前座として「榎原 深山会」による和太鼓の演奏。
小学校4年生の子供から、色っぽい姉御や威勢の良い男性陣まで
まだ明るいのでステージと山の景色が一体化し、激しい鼓動と共に日本の夏を満喫。

その後、休憩時間には、村おこしのパン屋さんでアンパンやおやきを買って美味しく頂いた。

7時から、山下洋輔さんがバイオリニストの金子飛鳥さんを伴って登場。
初めて見る山下さんのピアノ演奏は、コミカルに動く演奏スタイル(Timは「リスみたい」と)で
体一杯に表現され、エネルギシュな音を聴かせてくれる。

また飛鳥さんも、バイオリンの弦を何本も切りながらの熱演。
「Spider」という曲で、今日の山道で何度も‘美しく張られた’蜘蛛の巣をかき分けて来た事を思い出した。

9時までたっぷり、雨も降らずに演奏を聴くことができたが
流石に山の中、雨と汗で濡れた体は長袖のレインコートを着ていても肌寒かった。


さて終了後は、9:20にチャーターバスで朝来たJR「武蔵五日市」駅まで600円で運行してくれる。
30分ほどであるが、この距離を2つ山超えて3時間で歩いたのはスゴイと我ながら感心。

逗子まで、JR5線(五日市線→青梅線→中央線→南武線→東海道線→横須賀線)を
乗り換え乗り換え2時間強、深夜に着いた。

明日は、朝8時からテニスをする事になっているので
山登りでガクガクになった足を休める為に、久しぶりにジャットバス入浴でマッサージする事にした。