ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

221202 ワールドカップ、日本、スペイン撃破、日本列島興奮!京都紅葉ツアー3、仁和寺早朝勤行!!旧御室御所から竜安寺へ。

2022年12月02日 | マイ家族

 サッカーワールドカップ、朝3時すぎトイレに起きて、それからTV観戦。ニッポンが前半、スペインに完全にボールを支配され、ヘッドで1点先行され後半へ。ドイツ戦の再現、投入された堂安、田中碧が立て続けにゴールをきめ、劇的逆転、残り時間をしのいでE組1位で決勝トーナメントに進出決定。ドイツ戦同様前半は日本ダメかとおもわせ、後半怒涛の逆転。おおかたの代表選手が海外で活躍中だからもはや20数年前のドーハの悲劇当時とはまったく違うのだろう。目標のベスト8をかけてのクロアチア戦(6日)が楽しみだ。後半逆転森安マジックですね!!お陰で今日一日寝不足でぼーっとしていた。日本国中、大騒ぎ!!

(この金堂内で朝の御勤め。阿弥陀三尊像がまつられている)

さて京都紅葉ツアー(3)のご報告。世界遺産仁和寺の宿坊、御室会館に宿泊した者のみが許可される国宝、金堂での朝のお勤めに参加した。昨夜はあまり眠れなかったが5時過ぎに起床、共同洗面所で洗顔、寒かろうと思って厚着をして妻や息子と一緒に会館を出る。外は真っ暗。昨夜のライトアップ撮影で道は確認できている。どこかの巡礼者の団体と一緒、2~30名はいたろうか。靴を脱いで金堂内にあがる。後部に5席ばかり椅子がおかれていたので借用、他の人は正座。思ったほど寒くはないがしんしんと冷気が漂う、静寂が支配する日の出前のうす暗い堂内に黄色い法衣を着た僧侶が3~4名鎮座。6時半読経が始まる。声明が朗朗と堂内に響き渡り、鈴交じりのような得も言われぬ鐘の音ともに読経が続く。5分ほどして焼香を促され一人づつ御焼香。20分ほど読経が続き、その後、僧侶から法話。7時に終了。

朝のすがすがしい境内を散策、会館に戻り7時半から精進料理の朝食。

おいしくいただき、9時チェックアウト。しばらく車を置かせていただいたまま、世界遺産に登録されている旧御室御所、御所庭園を拝観。

 

建築と庭園の調和美が見事。

将棋の竜王戦などの会場となった。

 

旧御室御所御殿の御所風たたずまいや豪華な襖絵がすばらしい。

御朱印をいただいて、次の観光スポット、竜安寺に向かう。仁和寺ー竜安寺ー金閣寺は一本道のウオーキングコース。汗ばむような好天気の中、十数分で到着。拝観受付の門構えの周辺の紅葉が美しい。

 

竜安寺と言えば石庭のイメージしかないがいつ頃ここに来たのか記憶に定かでない。息子の企画書9ページによれば、室町幕府の有力者であった細川勝元が創建した禅寺で、枯山水の石庭で世界的に知られているがそこまで有名になったのは1975年にイギリスのエリザベス女王2世が竜安寺を公式訪問した際に称賛したのが世界にひろまるきっかけだったようだ。

石庭に向かう。今回のツアーは靴を脱いだり履いたりが多く腰痛もちにはつらい。すぐに石庭にでる。観光客が庭園周りに座り込み眺めている。東西25m、南北10mの空間に白砂を敷き詰め15個の石を配したもので極端に抽象化された石庭の意味は謎に包まれており、見る人の自由な解釈にゆだねられているとか。

この油土塀は菜種油を混ぜた土で作られているとかで年月の経過で油の変化が独特の風合いをつくるとか。

この部屋奥の水墨画の龍の絵は日本の元首相だった細川氏の筆によるとか。

すばらしい迫力の水墨画だ。驚きました。鏡容池と称す池の周りを回遊、陽をあびた素晴らしい紅葉の景観を楽しむ。

 

正直、竜安寺がこれほどの紅葉スポットとは思わなかった。

次の目的地、鹿苑寺金閣に向かう。息子は仁和寺に車を取りに戻った。金閣寺の紅葉景観については明日のブログとさせていただきます。

 

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221201 京都紅葉旅行2、八瀬大原の瑠璃光院から、鴨川デルタ、南禅寺、仁和寺御室会館へ!

2022年12月01日 | マイ家族

 我々が新幹線京都駅に11時48分到着した30分ほど前に岡山から息子夫婦の車が到着、中央出口で合流、7か月ぶり。早速車に乗り込み、出町柳の叡山電車乗り場に向かう。私は京都は十数年ぶり。半世紀前は同志社の学生だった。今は当時の記憶をとどめるのが神社仏閣以外はほとんどない。市内のどこかに入り浸っていたというのがないせいかもしれない。

  ツアー最初の目的地は八瀬大原の瑠璃光院。といっても京都市左京区上高野、市内ではある。無量寿山光明寺の本院、浄土真宗のお寺で本願寺歴代門跡がおとずれ、春秋に一般公開される。拝観料が驚きの大人2000円。映画、トップガンマーベリックならシニア料金で1000円で見れるのに凄い料金設定。名建築,名庭、2Fの映り込み紅葉の人気はすごく特別拝観の予約とりも大変らしい。今回は苦労して息子が13時40分で予約をとってくれた。20分刻みで順番に受付。

 叡山電車出町柳から終点、八瀬比叡山口まで14分、駅から歩いて5分だが迂回路を紅葉を見ながら十数分で到着。

門前に縄ばりがしてあり予約時間帯別にならばされる。2Fに黒塗りの3m角くらいのテーブルがありそれの観光客が殺到するから20分起き位に順番にいれてゆく。

ぞろぞろ2Fにあがってゆく。ぱっと紅葉,黄葉の景観がひろがり、黑テーブルの上にスマホやカメラをおいて皆、一心不乱に撮影。名庭をバックに素晴らしい景観、数寄屋造りの建物内部もいれて撮影。

1Fに降りるとあの釜風呂跡、そして臥竜の庭へ。苔むした庭が美しい。

 全32文字の写経コーナーもあり、本尊阿弥陀仏の前で二人の僧侶が読経。

御朱印をいただき1時間余りで外へ。

天気や光に恵まれ、赤や黄,橙、緑とすばらしい紅葉であった。つり橋をゆっくり渡り、駅へ。

出町柳に戻り、鴨川デルタへ。午後3時過ぎの暑いくらいの陽光に鴨川の水がきらめいていた。

 予定していた下賀茂神社はスルーして南禅寺に向かう。明治時代、琵琶湖から水を京都市内にひき、水路の活用や発電所建設など目論見、中間点で船を水路から陸路に載せ替え、市内で再び水路へいれるという蹴上インクラインを見せたいというわけ。しかし息子はナビやグーグルマップを駆使して神社仏閣のある狭い道や駐車場のありかを探索しつつ、手際が良い。私ならうっとおしい目でうろるろするに違いない。岡山在住の息子たち、たまに来る京都を夫婦協力してよく案内してくれている。

土曜日とてどこに行っても最後の紅葉を見ようと人や観光バスで大混雑。

 南禅寺と言えば湯豆腐のイメージしかなかったが鎌倉時代に創建された臨済宗南禅寺派の大本山。江戸に幕府をひらいた家康が京都の抑えどころとして巨額を投じ再建した立派な寺院、楼上からは京都が一望できるらしい。立派な三門くぐって奥にすすんでいくとレンガ造りのアーチ型の水路閣が見えてくる。

さらにすすむと蹴上疎水が勢いよく流れ、さらに進むと全長582mの蹴上インクラインにでる。結構ここが名所になっているらしい。京都は古くて新しい町。伝統を重んじつつ進取の機運にとみ他に先駆けて新しいことにとりくむ。琵琶湖から水をひいて、水路を活用したり発電をしたりどえらいことを考え実行したもんだ。

 5時過ぎ駐車場にもどり、仁和寺の御室会館に向かう。途中、息子が予約していた割烹料亭の仕出し弁当を調達。若い頃、京都で仕事をしていたとき、会議の弁当などよく利用したらしい。6時過ぎ会館につく。宿坊というだけに部屋名も研修室になっていた。部屋にトイレはなく共同、風呂も大浴場。要するに研修センターの作りですね。調達した弁当を4人で食す。息子持参の缶ビールで乾杯(会館にはもちろん自販機にはアルコールは入っていない)

腰はなんとか持ちこたえているがなんと15000歩歩いている。弁当はおいしかった。仁和寺は3m未満の背の低い御室桜で有名だが、紅葉の時期は1000円でライトアップされた五重塔や国宝金堂(明日早朝の勤行の場所。宿泊者のみ本堂に入っていける。一般の人は中も見ることはできない)会館の部屋数も少ないので予約をとるのが大変らしい)

仁和寺は真言宗御室派の総本山、886年仁和2年の創建、宇多天皇が落髪入寺、寺内に御室をもうけ御室御所と言われたのが御室おむろのゆえん。応仁の乱などで多くを焼失、江戸幕府の支援で再建、国宝の金堂には阿弥陀三尊像がまつられている。密教の寺に何故阿弥陀如来が本尊か?皇室にも浄土宗の教えが浸透していた影響とされる。

風呂で疲れを落とし腰をもみもみしてから、20時、暗闇の中、ライトアップの現場へ。五重塔や金堂を借景にしたすばらしい紅葉のライトアップ景観を夢中で撮らせていただきました。

  

  

21時、明朝の5時起きの為、就寝、なかなか寝付けず。導眠剤を!

それではまた明日のご報告まで・・・・・・

 

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