ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

171013 五木寛之の「孤独のすすめ」を読む。老人と現役世代の階級闘争の時代が来る?!

2017年10月13日 | 五木寛之

新聞に広告がでていたので、五木寛之さんの「孤独のすすめ」をゆめタウンの積文館で購入。まあ五木寛之全集もあらかた読んだし、ほぼ氏の論調はわかるが新書版でもあったので買ってみた。

 妻も元気だしかわいい孫たちもいるしお陰様で一族郎党、元気でやれているので孤独感というのはないが、いろいろ考える性分故、こんな風に80あるいは90までひょっとしたら生きなくちゃいかんのかなとつい思う。

 2016年調査で独居世帯が327万、そのうち男性1人が76万世帯すなわち76万人いるということ。そのうち28万人が年収200万以下の貧困状態だと以前このブログで紹介した。まあいずれにしても76万の男たちは今一体どのような生活をしているのか?

(マガモのメスは水鏡におのが顔をうつして羽繕い)

五木さん曰く、前向きにという呪縛はすてて、セカンド、ローあたりにシフトダウン(前進ではなく後進)して、何かをもとめて右往左往してりゃいいという。私の義理の兄は一人身になって相当なるが結構、読書などしながら元気にしているという。五木さん曰く、読書は世界中のいろんな著者と1対1で対話できるこれほど強い友はない。人生の第四コーナーを楽しんで下さいというわけだ。私は読書はするがここまでの境地にはなり切れないね

 

私がこの本で発見したこと(付箋をつけた個所)

第一章。老いとはなんですか

 1、体力、気力ほかの低下を諦める(あきらかに極める)。腰痛など直そうとせずに発症や悪化しないよう養生せよ

2、生きる目的は10年後世界が日本がどうかわっているか見届けたい。老人ばかりになって現役世代、若者たちから虐待されている、世代間闘争が起こっている?などなど

3、日本は出生数はふえず大量死の時代を迎える。これからは死生観が問われる時代になる。生まれることも死ぬことも自由にはいかないわれわれ人間。

4、戦後72年、高齢者は世代ではなく、若いものから潜在的に疎まれる「老人階級」になった。この世代も格差はあるが自立することが求められる。一定以上の収入のある老人は年金返上、選挙権の返上をすべし

5、なんやかやと迷っている状態こそが生きているということ。こんなことでいいのかなと考える必要はない。中秋の名月をみながらいいなと思っていればよい。

第二章。「下山」の醍醐味

 は、また明日ご紹介!!!

 

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171010 久留米市美術館写真引き取り、帰途、九州最大の前方後円墳、焼ノ峠古墳に立ち寄り。マイ軽キャン初ワックスがけ!

2017年10月10日 | 趣味と交遊

 久留米市美術館に選外写真の引き取りに行く。2枚出品して2枚とも入選するということはない。1枚は落ちる。入選すると思っていたのが選外になる。審査員が数名いてどのように審査されるのかわからないが・・・。去年、柳川市美展で選外になった作品が大川市美展で奨励賞に入賞したことがあった。柳川、大川はそれぞれ一人の審査員だったから好みがあったのかもしれない。

 

 久留米まで出たのだから久しぶりに阿蘇まで秋の匂いを嗅ぎにいこうかと思ってナビに阿蘇道の駅をいれると所要2時間20分。明日午後ボランティアもあるし結局やめて、キリンビール九州工場のコスモスを観に行く。

 新聞情報では2~3日前ちらほらだったが、まあ1分咲きといったところか。どこかの老人会らしい団体。会長挨拶。去年は寒かったが今年は暑い。30度。もっと咲くかと思ってましたが1分咲きですね。弁当は持ち帰らないよう食べてしまってください云々・・・

 こちらも空いているテーブルでセブンで調達してきたサバ飯をたべる。

秋色が濃い。こちらに来るとき、なんとか古墳という表示があったね。行ってみよう。

稲穂の先にらしき姿。焼ノ峠古墳という道路標示。工場団地の信号を右折。丘にのぼってゆく。

古墳らしきのがみえてくる。

なんと九州最大の前方後円墳らしい。全長50m。昭和46年に発掘、古墳時代前期の土器がでてきたとある。昭和50年に国の史跡指定がされたらしい。

近場にけっこうこういうのがあるんだね。13時帰宅、SDカードからパソコンに写真をとりこむ。昨日、マイ軽キャンを300円洗車した。そうだワックスがけしてみようと思い立つ。

 ガレージで1時間強奮闘、結構肉体労働、右腕がしびれる。しかしピッカピカなった。やはり定期的にブラッシュアップしてやらないとだめですね。

 しかし、所要2時間20分ということで阿蘇行きをやめてしまった。だいぶ行動力が減退したかな。思えば3年前、よくぞ2か月9000KM、マイ軽キャン日本一周一人旅を断行したものだ。バックアップチームがあるとはいえ三浦雄一郎さん、80歳でエベレスト登頂をやり切ったのはまっこともって大したものではあるね!!

 

 

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171008 時は寒露、金木犀かおり、雁来る頃。久しぶりの探鳥会、ハチクマけしつぶ撮れず!

2017年10月08日 | 旧暦のある暮らし

わが家の庭の金木犀が甘い香りを発してる。

24節気では秋分が終わり「寒露」にはいる。露が冷たく感じる頃、雁が北から渡ってくる頃。夏鳥が南の島に帰ってゆく。

今年はじめての竜岩自然の家の探鳥会に出かける。日本野鳥の会のKさんが講師。5~6年参加してるが最近はほとんど欠席、自然の家の館長も定年で交代。

(モズ・・距離が遠くてピン甘)

9月はバードウオッチングも夏鳥、冬鳥のチェンジ時期で端境期。そう多くは見れないでしょうとKさん。鳥好きはハチクマの渡りなどみるため福岡西区の片江の山頂などへ日参する。

めずらしいチョウゲンボウなど猛禽類と出会えたがこれも遠い、何か昆虫を食べている感じ。

なじみのハシブトガラスやアオサギ。この時、ざわつき。はるか天上にハチクマらしき姿。いかんせん遠すぎる。けしつぶのようで撮れない。このあたりは渡りのコースではないらしいが遭遇できてラッキーではあった。今回の探鳥会はセグロセキレイ、イソヒヨドリ、とび、エナガ、ダイサギなど含めて13種くらいの野鳥との出会いでした。

 来月あたりは冬鳥の姿がもう少し多くみれるかな。昼過ぎ帰宅。わがやの庭のピンクのクサギボタンにクロアゲハが超高速に羽を羽ばたかせながら蜜を吸っていた。周辺の秋色が濃くなってきた!

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171005 中秋の名月。上に立つ人の条件とは、ひとつ無私の姿勢、ふたつ~

2017年10月05日 | 旧暦のある暮らし

昨夜は十五夜、中秋の名月。雲にさえぎられたり出たりであったが冴え冴えとした凛としたたたずまいは実にいい。

 

旧暦8月15日の満月は新暦の10月4日。月齢から見た満月は6日、雨予報である。二日市温泉、天拝の観月会は雨かな。

 こんなお月さんに娑婆の人間の心模様などみすかされている感じがする。政界は首相の専権事項とやらで臨時国会早々、所信表明演説や国会論議もせず解散。あの万歳三唱だけはいただけない。一体なにに万歳しているのか?小池新党も希望の党という党名も少々白々しい。まさか知事職をおっぽりだすことは考えられない中で民進党前原党首の解党的窮余の一策。しかしいったん下り坂になった組織の落下加速度はどうしようもないからね。

 ヒトの上に立つ者の条件とは何か。一つは無私の姿勢。私利私欲を微塵とも感じない、持たず、使命にいきる。解散に大義はあったのか?二つはロマン。一体何をやりたいのか、どのような日本を作りたいのか、1億総活躍社会なんてあるのか?三つめは現実処理能力。今、いったい何が大事なのかの価値判断能力と誰ができるかの見極めと任せて結果をだす能力。

 何か物事を依頼する時は忙しい人に頼めという。忙しい人ほど実績努力に裏付けされた事の軽重をさばく判断力と集中実行力があるから仕事が的確で早い。この実績が人に認められ、人の上に立ってゆく。

ボランティア仲間でTさんという私の同い年の女性がいる。なんと市議会の超ベテラン議員で現役バリバリ、それでいて学ぶ意欲旺盛で、遊び心も失わない。ボランティアで依頼された仕事もスピーディに的確に処理してしまう。世の中には大した女性もいるものだ。小池知事は時流を読む達人らしいが、突然の解散でちょっと早まったのかもしれない。都知事1年、果たして何ができたのか?お月様はどう見てらっしゃいますかね・・・

 

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171002 午前、武蔵寺写経会、午後、福岡県美術展写真部門合評会にでむく。珍事!

2017年10月02日 | 趣味と交遊

9時過ぎに家をでて武蔵寺にむかう。武蔵寺の写経は平安時代の古式にのっとって行われる「如法写経」。10時から本殿で写経浄行会からはじまり写経まで3回般若心経を読経する。

本殿の天井には改修された時に信徒たちが写経した天井板がはめ込まれている。現住職の父君が比叡山延暦寺にならってされたとのこと。写経の後の法話では「正観助道資け導く」という言葉、正しいことを継続していると必ず支援してくれる人がでてくるという意味らしい。

中食会場の大広間には比叡山での1000日回峰行で有名な酒井雄哉大阿闍梨筆の掛け軸、「不動心」がかけられていた。すごい筆致ですね。

 13時、福岡県美術館に向かう。14時ごろ、長女の夫君のおかあさんから紹介いただいた写真愛好家のTさんとお会いする予定。14時前スマホに着信、Tさんだった。14時過ぎTさんに電話、なんと電源が切られているか電波の届かないところです!何回やっても同じ。浮羽に電話してTさんの風貌を聞こうとしたがおでかけ。あきらめて館内にはいり写真をみる。

 入選者一覧をもらおうとしたら1000円の図説は売り切れましたという。久留米や他の美術展では無料の入選者一覧などパンフがもらえるのにね。出品料も1点3000円と高いのになんてこと!受付嬢にぶつぶつ言っても仕方ない。見本の図説の入選者リストをスマホで撮影、バカみたい。314名の入選者、そのうち入賞は24名、7%ほど。

 さすがにプリントの仕上げもよく、ピントばっちりの写真が並んでいる。どうしてもこんな写真が撮れるはずがないというのが10枚くらいあったね。光線の扱いのうまいのが多い。久留米市美展で市長賞をとった写真とまったく同じ構図の写真が入選していた。私の作品は入選はしたものの今一。蜘蛛のピントが甘いし下半分がやはり暗め、照明が足りないね。同じ愛好会仲間のTさん夫妻やWさんにあう。

16時前、3Fのロビー広場に集合、合評前の総評。審査員4人が紹介され代表による全般講評。県のレベルは全国レベルで見てそん色ないとか。遠出しなくても住居近辺に被写体は結構あるもの、じっくり見詰めなおしてほしい。去年入選したものと同類項の作品ははずしましたとのこと。展示コーナー別に合評開始、来ていない人が結構いる。日曜日なのにね。「浮羽の作者の作品、私の友達です、講評お願します!」の声、2時前聞いた電話の声だ!やはりTさんだった。携帯が電池切れしたとのこと。なんとね、電池切れではどうしようもないが館内に充電サービスなんてないのだろうね。

 18時10分前終了。主題の明確化、構図。副題は何にするか、何をいれて何をカットするか、あれもこれも入れない。全体の配分などなど、作者の感動を観る人にどう伝えるか・・・撤収の18時までTさんと情報交換。地元周辺中心で、太陽が昇る直前くらいまでがねらい目とか、さすがに長いキャリアからの写真哲学ですね。18時撤収。額縁背面の金属類はすべて外されていました(他の作品に傷をつけないため。テープをはって保護していましたがね)

 久留米市美展での再会を約束してTさんとわかれる。

 

 

 

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