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S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

190319 春の彼岸の入り、義兄とともに墓参、先祖供養。そもそもお彼岸とは?帰り「山灯家」で古処鶏のランチ!

2019年03月19日 | 旧暦のある暮らし

庭のハクモクレンが開花。

21日は春分、お彼岸。18日が彼岸の入り。今日、年二回会う、福岡市内に住む義兄がやってきて我々夫婦と一緒に西日本霊園に墓参にでかける。

 夜中降っていた雨が10時頃にはやんでよかった。草ぼうぼうでほったらかしの墓になっているのも散見される。やはり墓をどうするか、きっちり後々面倒を見てくれる人がいないとご先祖も寂しいものだ。永代供養を頼むか、納骨堂に移すか、対応が必要になってくる。

霊園の管理人に聞いてみると年間の管理費11000円(わが家の場合)の50年分を支払えば永代管理をしてもらえるらしい。こんな山手のさびしいところにほったらかしでいいのかちょっと考えものではある。

 そもそもお彼岸というのは日本だけの仏事らしい。もともと日本は「豊葦原の瑞穂の国」と言われたほどの農耕国家で太陽信仰があり、お日様が東からのぼり西に沈み,春夏秋冬がきっちり訪れるように願った。特に春分と秋分には太陽が真東からのぼり真西に沈む昼と夜が同じ特別な日で春には田植えがうまくいくように、秋には収穫に感謝をささげた。

 仏教では煩悩に穢れたこの地を穢土と言い四苦八苦の苦しみに耐え抜かねばならない。そんな人間も死ねば皆、苦しみのない浄土に行けるととく。浄土真宗ではどんな極悪人でも浄土にいけるとした。

 その極楽浄土は太陽のしずむ西方のその先にあると1300年前、浄土教を大成した中国の善導大師が浄土は西に在りと書き残し、それが日本に伝来し、以後「西方浄土」と信じられるようになったらしい。爾来、農業神事だったのが西方浄土にいらっしゃるご先祖を供養する仏教行事になったというのが彼岸墓参の背景ということ。

 穢土においてどんなに立派にやっていると自負していても親なしにはこの世に存在しえなかったわけだから、年二回は先祖供養で墓参しなさいということですね。だから年をとったり、忙しかったりするとできるだけ近場で便利なところが良いというのが理屈になるわけですね。

 墓参も終えて、去年の秋の彼岸のかえりに立ち寄った古処鶏の食事処、「山灯家」に半年ぶりにおとづれる。入り口に「おかえりなさい」の標識。ほんにそんな感じのお店。11時過ぎで我々が最初の客のようだ。

テーブルの外には馬酔木の薄紫の花。

メニューは「山里御膳」 1890円。古処鶏&季節の創作料理、サラダ トマト・生ハム・チーズ使用。料理はしそジュース、アルコールなし。茶碗蒸し、魚の切り身入り 、刺身煮こごり 、エノキなど使った炒め物、煮物 、桜餅風に仕上げたじゃがいも餅あんかけ、ご飯、吸い物、漬物、まあ日本酒をやりながら食事をしたい感じ。

古処鶏の焼き鳥、なかなか柔らかくて美味でした。1時間半ばかり歓談、昼から豪勢におなか一杯になりました。義兄75歳、私も今年74歳、妻が古希。こんな食事があと何年、元気にできるか、お彼岸にずっと立ち寄れるか、神のみぞ知るですね・・・・・


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