ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

120430:二日市温泉の老舗旅館で写真講座、撮影会

2012年04月30日 | 趣味と交遊

写真仲間から紹介されて二日市温泉の老舗旅館での写真講座と撮影会に出かけた。講師は福岡の写真家O氏、仲間が師事して7年になるプロフェッショナル。二日市温泉は地元であるが泊まったことはない。十数年前に御前湯にいったことはあるが満員でごちゃごちゃした記憶しかない。今回は温泉アート展の一環行事。
この老舗旅館はすべて木造の和風旅館でもちろんアルミサッシなどなくすべてが磨き抜かれていて中庭が美しく、今日も雨のあととて緑が目にしみる感じ。創業して半世紀以上らしいが御多分に漏れず地方旅館の経営は厳しそう。

最初に観光協会の会長から30分ばかり二日市エリアの歴史についての話があり、そのあとO氏によるよい写真の撮り方のレクチャー。
漫然と撮ってはだめでこの老舗旅館の特徴は何かをしっかり整理してそれを作品に仕上げる。デジカメは被写体の光線光量を判断して露出を決める。そのままでは平均的な写真になってしまう。それをどう撮り手の意思で作品に仕上げるか。その武器は露出補正とホワイトバランス調整。老舗とは伝統と磨き上げ。ブラッシュアップされた被写体に肉薄し、光と影を明確にとる。
さっそくそれぞれ撮影に入る。

火鉢を中央にしつらえた紫檀のテーブルが黒光りに光っている。

桟の渡り廊下が磨き抜かれ光を帯びている

大広間の天井は桃山時代をおもわせる文様が広がっている。
思い切って露出補正をしたりHBを調整することで個性的な表現になる。約1.5時間参加者それぞれの視点で撮影、講師による講評。臆面もなく最初にデータをだしてみてもらう。縦横のラインがゆがんでいることを指摘される。三脚もなくバチバチやったので確かに縦の線がまっすぐなっていない。反省。1~2点は褒められたがまだまだだね。数人がデータをだした。なかなか素晴らしい視点の作品もいくつかった。勉強になりました。この旅館もしっかり頑張ってもらい、一度は泊まりに来たいものである。

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