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S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

210524 「旬の料理」を作ってくれる妻に感謝!ほのぼの回想で認知症予防、北名古屋市歴史民俗資料館!!

2021年05月24日 | アフターセブンティ

今日の夕食に、淡竹(破竹)、そらまめ、にら玉がでた。昼、買ってきた生酒がぴったりだった。なんやかやいいながら妻はいろいろ考えてくれているようだ。感謝ですね。

筍も三月中旬から孟宗竹、5月に淡竹、6月に真竹と旬をむかえるとか。24節気でも今頃は立夏の末候で「筍生ず」頃、筍やアサリ、京都の葵祭、さらには旅の日(芭蕉が奥の細道へ旅立った日)などが時候のキーワード。

周辺の田圃に田水が張られる頃、田植えまじかしの季節到来ではある。まあ不要不急の出歩きはセーブするにしても旬の空気は感じたり、食べたりすることが健康の秘訣だろう。祭りや旅は論外としても人のいない時を見計らって楽しむことにしよう。

(天拝公園よこのアジサイ園)

 先日、深夜4時。めざめてラジオON。NHKラジオ深夜便、明日への言葉で北名古屋市歴史民族館館長のお話。この博物館、別名「昭和日常博物館」、昭和時代のなつかしの生活用具や玩具など、大きなものはバイクや三輪自動車など寄贈されたものを含めて2万点ぐらい所蔵しているとか。

 あるとき、デイケアの年寄りグループがやってきて木の洗濯板や古いラジオなどみながら嬉々とした表情でみつめ、たがいにしゃべりだした姿をみて思いついた。古きよきものをみせて回想してもらうことは認知予防になるのではないかと市とも相談して、思い出ふれあい事業(回想法事業)をスタート。保健福祉側の視点と収蔵品の他分野活用の両目的からニーズが一致したとか。

そういえば、五木寛之さんの「孤独のすすめ」のなかにも回想法のすすめがあった。断捨離と称して世の中、終活の一環としてふるいものをどんどん捨てなさいと勧めているが、実は反対でガラクタのなかに高齢者の鬱解消の宝物があるというわけ。

私も50年前の古いレコード、ドーナツ盤の話をこのブログでも紹介したが針をおとして音が流れ始めた瞬間、青春時代の思い出がわいてくる。思えば現役時代は食ってゆくため、家族を養うため、いやな連中ともおりあいをつけながらやってきたが、年一度の家族旅行で子供たちと過ごした写真など見つめているとほのぼのとした気持ちになってくる。

ふるい表紙がやぶれそうで、色あせた小中学時代のアルバムをスキャンしてパソコンにとりこみ、原本は廃棄。私の周りにいる同級生、名前もすべては思い出せない。どうしているのだろうね。

良かった時の回想をしていると、世の中は金と欲と権力のちまたで政治家などへの不信感は窮まっているが、それでもなお、人間とはおもしろいものだと、ささやかな人の営みは何とも言えず味わいがあるものだと鷹揚な気分にさせられる。

 時々は思い出の抽斗をあけて、回想にひたることがコロナ禍をのりこえる良い処方箋になるかもしれませんね


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