ヤマガラがわが家の庭にかえってきた。水浴びをする姿をみせて我々夫婦をいやしてくれる。しかしかわいい野鳥もよく見ると結構残酷。派手な芋虫はサナギから孵って美しいアゲハチョウになってくれるが命の継承はなかなかシビアなようだ。ヤマガラは庭のエゴの樹の実をくわえてリビング前のヤマボウシの枝にとまって,殻を器用に割って食べる。
かとおもうと緑色のくねくねした芋虫をくわえてきて、足でおさえつけながら身を引きちぎって、小さくして食べてゆく。くちばしを大きく開けて飲み込む姿は残酷なものだ。
NHKBS、ワイルドライフで大海原で展開される命のやり取りをドラマチックな映像で紹介していた。何万という鰯の大群が海流にのって大移動をする。その大群をイルカが群れをなして追走する。そのイルカをシャチが淡々と狙う。密集した鰯の大群は外敵侵入の少しの圧の変化をセンサーが察知して方向を変え敵から逃れる。イルカは鰯の小軍団に分散化させ、海面に押し上げ、一挙に襲い空腹をみたす。浮き上がった鰯を空からカツオドリが急降下攻撃をかけゲットする。シャチは空腹をみたしたイルカ軍団から若いイルカを離散させ追い込んでいき襲う。命をつなぐためのまさに壮絶なスペクタクルが展開される。
安全大国日本も結構殺人事件が頻発している。しかも理由なき無差別殺人。アメリカでの銃乱射事件もおさまらない。ウクライナはじめ地球上では局地戦争で人を殺し合っている。しかし人間界は陰湿だ、自然界は生きんがための生態系にのっとている。人間界は無差別、理不尽。人間を創造した神はおおいなる失敗をしでかしたのかもしれないね。
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