二日の日、書初めでいつも初写経するのだが今年はできず、今日、武蔵寺での写経会が書初め、初写経。9時半写経堂について心静かに墨をする。
スタートが大事。本堂での写経浄行会。冷気が漂う中で12神将を前にすると心が鎮まる。その後道場にもどる。念のためトイレ。先に入った人。時間がかかる。年寄りは勢いと切れが悪くなるね、まったく。写経開始。一時間で終了。
ご住職の法話。「無邪気で穏やかな新年を・・無事を祈ります」とレジュメにある。善悪を決めるのはそれぞれの心。子供の声をうるさく悪と感じる人と、元気づけられてよい(善)と感じる人にわかれるが心の持ちようで決まる。善と悪の間に無記というのがある。邪気のない状態。
釈尊が入滅される時、弟子たちは嘆き悲しみこれからどう生きたらいいかと釈尊に尋ねた。その答えは「自灯明」。おのおのが自らをともし火として自らをよりどころにせよ。俺が私がの「我」をすてて、おかげおかげの「げ」で暮らせ。心はひとを仏にし、また畜生にもする。迷って鬼になり悟って仏となるのもみな、この心のなせるしわざ。だから心を正しくし道に外れないように努める、心を修めることが大事。
小さな幸せを感じられる感性をもてる人が大きな幸せになれる人。
大広間に移動。境内は小寒の冷え冷えとした風情。4月末に紫のシャワーがしたたる長者藤も枝がジャングルのようにからんでいる。ちゅう食。お雑煮にするか七草がゆにするか迷われたらしいがお雑煮がでた。ちょうどよい。夕食はたぶん七草がだろう。
14時前帰宅。今宵は太宰府天満宮で鬼すべ神事、火祭りがあるが5~6年前に行ったきりなので行ってみようかとおもったが妻からダメ出し。こんばんは雪が降るかもしれないほど冷えるかも。年寄りの冷や水、どうせ同じような写真しか撮れないからやめときなさい。まあそうかもしれないがね。4年前日本一周すると言ったときには何も言わなかったのにね。最近は風向きが変わってきました。
17時。七草がゆ。春の七草、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。まあ正月、お節や酒で弱った胃腸にやさしくということでの七草がゆだろうが・・・
七草がゆ、おいしゅうございました。まあ、写経のおかげというか、このような幸せを感じるすべはすっかり身に着いたようです。写真の趣味などもこだわりが作品を生み出す反面、執着しすぎる心は問題の火種となるやもね・・・
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