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200426 アマゾンプライムビデオ「感染列島」観る。想像力を欠いてきている日本人?!

2020年04月26日 | 辛口ひとりごと

アマゾンのプライム会員の会費が近く自動更新されると思うがそのメリットは配達納期の早さや利用する時の運賃無料、たまにしか利用しないが音楽、ビデオ映画などの無料視聴。本家本元はパンデミックであろうがどんな環境であろうが何兆円という利益を稼ぎ出す。腹立たしいくらいだ。

(タンポポの綿毛をマクロレンズで。横からLEDライト)

 元をとるべく最近は映画を見たりする。「ただ携帯を落としただけなのに」という映画。IT時代、スマホ時代の恐ろしさを感じたね。しかし映画はおもしろかった。昨晩、プライムビデオを開くと「感染列島」とうのが真っ先にでてきた。この辺りがアマゾンの怖いところ。最近の私のネット検索履歴から関心度合いを感知してネット上に情報をおくりこむ。ネットを利用する日本人はアマゾンにすっかり個人情報を掌握されていると思わねばならない。

それはともかく2時間半ばかりの映画にひきこまれた。WHOにも加盟しない東南アジアの小国で恐ろしい鳥ウイルスが発生。映画では感染した男のくしゃみの飛沫が小粒のシャボン玉のように周りの人間の口や鼻に吸い込まれる様を映像化している。

 このウイルスがこの島の住人だった日本人が帰国して娘とその婚約者にうつしてしまい、半年ほどで感染者3000万人、死者1000万人をだしてしまう。そのウイルスと戦う救急医や看護師、その家族、研究者など絡ませた人間ドラマというわけ。主人公のドクターは法をおかして異端の研究者に検体を提供、インフルエンザでない新ウイルスが突きとめられ、ワクチンの開発につながり感染は収束してゆく・・という話。一度ビデオをご覧ください。

 またぞろ長崎で大型クルーズ船、コスタアトランチカ(イタリア船籍、乗員623名)で新型コロナウイルス感染事故が発生し、乗り組み員が自由に下船して感染を広げているのではないかという事故。全員のPCR検査を終了、148名感染。1月はじめ中国上海で修繕をする予定が新型ウイルス感染にかんがみ長崎香焼の三菱重工が引き受けたらしい。2月3日に横浜港でクルーズ船での乗客感染が発生。それを長崎でも見ていたはずだが20日から修繕がはじまり3月末に終わったらしい。

 ここで第三者として疑問に思うのは三菱重工が1月に修繕を引き受けた時と1月末に港に接岸許可を与えた時に乗員623名のなかに感染者はいないのかどうかといったことを重工幹部や県がどう考えていたかということ。まして3日に横浜でウイルス感染が発覚して月末に修繕を始めるまでに何をしていたのかということ。知りたいね。自由下船を何故統制できなかったのか?ウイルス感染危機への想像力が働いたのか?

 東京都立大の山下教授が先般西日本新聞に寄稿しておられた。緊急事態の大きな認識差の存在。311福島原発事故はまだ緊急事態宣言が継続しているらしい。これは大事故が起こったあと出された。今回はこれから起こるかもしれない危機を避けるための予防的措置。ここに様子見の国と現実の事業者や医療現場と接している地方との危機認識力にギャップがある。ということで国の決定が後手後手でミスマッチが発生している。地方の要求する休業要請は補償と一体ということへの国の不理解。

 非常事態宣言が効果を発するには危機への想像力と日常の営みをストップさせる凍結力の二つが必要。宣言がでても平気でパチンコを続ける人間。コロナウイルス感染の悲惨さへの想像力不足と家で我慢できない、ストレス解消と平気で言う自己統制力欠如。天神ビル街は人出が73%減っても大濠公園では楽しそうにジョギングしている。前を走る人間がマスクなしでくしゃみをしたら後方を走るマスくなしランナーは間違いなく感染する。症状なし隠れ感染者がうようよ走っているとは想像できないノー天気人間が多いということか

 想像力と自己停止力の欠如。欧米からみると死亡者が少ないと言って安心してる、ロックダウン(都市封鎖)しない日本のやり方をひやひやしてみているらしい。ネーミング名人の都知事はゴールデンウイークをステイホーム週間と名付けたが果たしてじっとしてくれるか?西日本新聞はGWを我慢週間となづけた。

いづれにしても休み明けに結果が出てくるわけだから緊急事態宣言は延長が決まったようなものだ。性善説を期待したいものだが・・・・・


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