写真愛好家、浮羽のTさんや娘婿の母君のSさんなどから声掛けいただいていた筑後吉井の「小さな美術館巡り」に4日の日でかけた。写団「うきは」の展示会場はネーミングで有名な農業運搬具メーカー「築水キャニコム」の会議室。連休中、地元のために会場提供されている。
家をでて1時間、早速、ユニーク看板に迎えられる。「遊ばざる者働くべからず、ものづくりは演歌だ」草刈正雄をCFにつかって有名になった。建物のカラーも派手、社長宅も外観がユニークらしい。
(ムンクを想起させる作品、ユニーク被写体の発見力)
今回、「写団うきは」は入選入賞作品を展示しているというのをあとでパンフで知ったが、なるほど、うならせる作品が多かった。Tさんが撮影OKといってくれたのでお手本として撮影させていただく。
プロ並みのSさんの写真。癒される場所とおっしゃるダム湖。じっと見つめていると突然のカモの飛翔、忍耐とチャンスをものにする準備。下の氷の張った写真、「冬のパレット」というネーミングもいいね。
真っ暗な中をゆく修行僧?ストロボをたいて撮る。私の所属するクラブメンバーはほとんどストロボを使用しない。したがってストロボ活用の作品作りのノウハウがない。
Tさんの写真。遠方に撮りに行かれない。周辺でしかも朝8時ごろまでしか撮らない。そのなかでユニーク被写体をみつけ作品に作り上げるのがTさんの流儀。ネーミングも秀逸。下の作品、「グラウンドネットワーク」、うまいですね。「緑の旋律」もいい。
紅一点の女性メンバーHさんの作品。「泣き笑い」、紫玉ねぎの断面とか。雨滴は私もねらう定番被写体だがここまで芸術的に撮るのは、さすがですね。
「予期せぬ顔」、蓮が開く瞬間をとられたそうだがすばらしい。おおいなる刺激をいただいて会場をあとにして、徒歩で吉井駅近くの「えくぼ」という喫茶店。Mさんの作品が常設展示。
マッキントッシュのアンプや古い掛け時計、いまでも使えるレトロな電話機。ここのカレーセットもうまい。昼食。Mさんの写真への情熱もすごい。ゼロからの出発と称して、また新しいグループでがんばるらしい。貴重な撮影ポイント情報もいただいた。あり難きかな。
吉井、白壁の街、廃屋にみごとな蔦の葉。
山下謙吾、松坂繁子二人展。鏝絵、初めて見ました。こてを使ってのすばらしい技ですね。
幾度も松阪さんの絵は県展入賞されているらしいがさすが凄い作品でした。その後、白壁ホールなどでの水彩画や工芸なども見る。暑い。一旦キャニコムにもどりSさんの車で加藤美術館へ。
もと九電だったか?役員さんをしておられリタイア後、古民家をかわれ美術館にリフォームされたとか。今回は地元の不遇の画家、平田 平さんの遺作展。こういう人たちがいるから世の中すごいですね。
しかしこの美術館めぐり、今年で29回目らしいが初夏の暑さの中、30か所ばかりを回り切るのはむつかしいし、思ったより人出が少ない。もう少し会場を集約してやったほうがお客さんも増えるのではないかと思ったりする。
地場の窯元、一ノ瀬焼を訪れる。
70万円の大鉢には驚きましたね。夫婦茶碗でもないかとみましたがさすがによさそうなのは皆いい値段。年金生活者は手が出ません。Sさんご夫婦の記念写真を撮って再度キャミコムにもどって、Sさん夫婦と別れ16時帰路に着きました。いやはや、多彩な刺激をいただいた「小さな美術館巡り」でした・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます