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ドクター・フー レビュー S1#013

2007-11-21 | ドクター・フー
S1#013『分かれ道』The Parting of the Ways (2)

前回:ドクター・フー レビュー S1#13


Christopher Eccleston篇最終回.

2周目となると目移りが激しいですね.本編とは関係ないところを観ようと必死になってます.
確実にいっておきたいのが,S1#013『分かれ道』はターディスとドクターの話だということ.

シーズン1を観られた方,このブログでレビューを読んでいただいていた方は「バッドウルフ」が何を意味しているのかについていろいろ考えられたと思います.

本編では
・現代に送り返されたローズが街の至る所に書かれている「Bad Wolf」の文字を見つける

・ドクターとローズを繋ぐメッセージだと判断

・ターディスの心臓をこじ開ける

・タイムボルテックスを大量摂取

・未来に帰る

・ダーレクを一掃する

・ドクターにタイムボルテックスを移動

・ターディスに格納

という流れになっています.

バッドウルフが何なのかという回答は未来の時点でローズの口から語られるわけですが,この描き方がうまいですね.

あ,先に言及しておきますが,このブログでは暫定的に「バッドウルフ = ターディス」という公式が成り立っています.


「バッドウルフ = ターディス」

タイムボルテックスを吸収したローズがドクターに対して「すべての時間に残した」と発言しているのでターディスがダーレク一掃のために文字通りすべての時間にバッドウルフというメッセージを残したと考えることが出来ます.



「バッドウルフ = ローズwithタイムボルテックス」

ある過去の一点にターディスが到着した場合,搭乗員とターディスはその時間軸に縛られるとドクターは発言していますが,時間のすべてを見渡すことの出来るターディスに関してはその限りではないと考えれば,ターディスはすべての時間に存在しているとも考えられるわけで,同時にすべての時間に存在していないともいえるかもしれません.
ローズにタイムボルテックスを移らせたあと,未来に戻るわけですが,ローズの記憶がなかったことからその間にすべての時間にメッセージを残すという作業を行った可能性もあります.

もう何が何だか.論理が崩壊してますね.
早い話がタイムボルテックスを吸収したローズが“次の”自分たちのためにメッセージを残したといいたいわけです.


ちょっと話がずれましたが,「私のドクター」という台詞も印象的ですね.

前回のレビューでも似たような事書いてますが,ローズにしてみれば「自分を日常から連れ出してくれた愛すべき人物」なわけで,ターディスにしてみれば「タイムウォーをともに戦い,900年間そばに寄り添った愛すべき相棒」なわけで,見事にローズとターディスの感情がマッチしているわけです.

タイムボルテックスを放出したドクターがやったのは「Regeneration」再生です.
タイムロードの得意技,細胞の死をごまかして新しく作り直すという荒技です.

というわけでNEWドクターはDavid Tennant.
新しい旅が来週から始まるわけです.
次回はクリスマススペシャル.現代のロンドンですよ.

シーズン2のラストがクリスマスにかぶればそのままBS2でシーズン3放送かと思いましたがそううまくはいきそうもありませんね.
この際「トーチウッド」でもいいので放送してほしい.

伏線
「ターディス」「タイムボルテックス」「ダーレク」「タイム・ウォー」「ジャック・ハークネス」