vagabond の 徒然なるままに in ネリヤカナヤ

エメラルドグリーンの海,溢れる太陽の光,緑の森に包まれた奄美大島から,乾いた心を瘉す写真をお届けします。

アジアの英雄~イチロー

2004-10-05 08:07:40 | Tigers etc.
米誌「タイム」(アジア版)が選ぶ「アジアの英雄」イチローも選ばれたとのこと。
メジャー年間最多の262安打を放ち,打率372という抜群の成績を残す彼が選ばれるのは,当然と言えば当然だろう。
思えば,彼のバッティングをはじめて生で見たのは,およそ10年前,神戸グリーンスタジアムであった。当時も,野球の「応援」といえば,ラッパやメガフォンで盛大にやるのが定番になっていたが,イチローの打席だけは違っていた。声だけで,「イチロー,イチロー」とゆったりしたリズムで連呼した後,イチローのバッティングを文字通り固唾をのんで見守るのである。走攻守における彼の一挙手一投足,特にバッティングには,神々しさすら感じた。そして,それらを支える日々の鍛錬を思うにつけ,「求道者」や「修行僧」を連想した。野球選手にそのような思いを抱いたのははじめてのことだった。
イチローは,抜群の成績を収めた今シーズンを終えて,何をしたいかと問われ,「一弓(いっきゅう・愛犬の名前)とゆっくり散歩したい」と答えていた。この言葉にも,シーズン中の厳しい鍛錬と自己管理,そして想像を絶するプレッシャーの存在を感じた。
イチローおめでとう!!そして,オフは,ゆっくり羽を伸ばして,これからあと5年,いや10年は,「野球道」を極めて行く姿を見せてください!!!

それにしても,日本人から選ばれた他の2人は,イチローに比べると見劣りするように感じるのは私だけだろうか?人のことはさておき,自分自身も自分なりに「道」を極めていきたい,そんなことを感じた。

最後に,昨日は,我がタイガースの井川くんが,71人目のノーヒットノーランを達成した。消化試合とはいえ,非常にめでたい。来年は是非,優勝争いの最中で,活躍する姿を見たいものだ。