vagabond の 徒然なるままに in ネリヤカナヤ

エメラルドグリーンの海,溢れる太陽の光,緑の森に包まれた奄美大島から,乾いた心を瘉す写真をお届けします。

春の収穫~アオサ獲り

2006-03-31 19:58:51 | ネリヤカナヤの海・空
奄美の春の収穫といえばアオサ獲り。
干潮時,浜辺にビッシリと生えたアオサを,せっせ,せっせと収穫する。
獲りたてのアオサをおみそ汁に浮かべると,これがまた,絶品。
アオサ汁を肴に黒糖焼酎を傾けても,盃が進む。


のんびりとした春の一日。

【2006.3.4 奄美大島・奄美市住用町 Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM & Canon EOS Kiss デジタル with Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM】
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朝の柔らかな光とソメイヨシノ

2006-03-30 22:26:56 | 日記
夜桜も,白昼の桜も粋だけれど,朝まだき刻のソメイヨシノも独特の静けさがあって大好き。

日の光が,次第に,その花弁に豊かな表情を創り上げていく。


都心の菜の花とソメイヨシノが仲良く並ぶ姿も大好きな光景。
遠くに浮かぶ国会議事堂。
嗚呼,桜吹雪を体中に浴びてみたい。
【2004.3.31 東京・千鳥ヶ淵 Canon EOS Kiss デジタル】
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復活記念! 満開の桜の真ん中に落ちた大きなタマネギ

2006-03-30 00:03:29 | 日記
ご心配をお掛けしましたが,復活いたしました!
皆様には,ご心配をお掛けして申し訳ございませんでした。
丸2日間,断続的に39.5度に達する熱が続きましたが,3日目には,嘘のように熱がひき,仕事に復活しました。
比較的早く回復できたのもいつも応援くださる皆様のおかげです!!!
年度末のため,仕事関係で忙殺されていたので,抵抗力が落ちていたのかもしれません。
過ぎてみれば,良い休養になりました
その代わり休暇明けの仕事にまたまた忙殺される結果となりましたが
それにしてもタミフルの効果,偉大です。
タミフルの持つリスクをうまくコントロールしながらより安全に服用できるようになるとよいですね。

さて,本日は,病床で,無性にソメイヨシノを見たくなったので,せっかくだからブログでも未公開の過去写真を公開しちゃえ!ということで,2年前の東京・千鳥ヶ淵の満開のソメイヨシノの写真をアップしました。
いつ行っても,何度行っても,この大きな「タマネギ」(上の写真),気になります。
「タマネギ」を支えている超優美な稜線も必ずじっくりと鑑賞します。
満開の桜の季節には,なおさら美しく感じます。
「タマネギ」があるからこそ,モノトーンになりがちな桜が尚一層美しく映える気さえしてきます。
東京都心では桜が見頃だそうですね。
智恵子に「空はない」と言わせた東京ならではの"霞",千鳥ヶ淵のボート,澄んではないけれどどこかしら風情を感じるお堀の水面…すべてが懐かしい風景です。
誰もいない早朝,満開の桜の下,千鳥ヶ淵をボートで漕ぎ出したい,そんなことを何度も考えたものです。
時,場所,同行者は違っても,皆さん,桜を愛でてます?
明日も過去写真から桜を紹介しようと思いますが…よろしいですか?

奄美大島でも,琉球弧最高峰の湯湾岳(694.4m)で,奄美大島では非常に珍しいソメイヨシノが咲き始めたそうです。
緋寒桜が咲くのはとっても早いけれど,ソメイヨシノは本州並みなんですね

ところで,昨年まで,この季節,私が重宝していたサイトに,「マピオン お花見ガイド 桜開花速報」というのがある(URLはこちら)。
2005年までは毎年更新され,全国の主要お花見場所の開花予報時期,駐車場の有無等だけでなく,1日2回という素晴らしい頻度で,各地の開花状況を文字通りリアルタイムで届けてくれていたのだが,今年は,なぜかサイトが見つからない。
と思って,さらにググって見ると…あれれ,どうやら昨年までマピオンで掲載していたコンテンツがゼンリン系のサイトに,そっくり移転している!(もちろんレイアウトは相当変えられているが)
そういえば,マピオンの提供する情報は,桜開花速報だけでなく,色々充実していた気がするが,久々に見ると,現在は,「生活地図コミュニケーションサイト」というには内容がちょっとシャビー。
ITビジネスでの生殺与奪の厳しさを垣間見た気がする。

【2004.3.31 東京・千鳥ヶ淵 Canon EOS Kiss デジタル】
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ハマダイコンと菜の花&花の名前の調べ方(初級編)

2006-03-24 21:56:09 | ネリヤカナヤの花・植物
海岸近くに咲く,ハマダイコンと菜の花。
黄色い花たちの中に,薄紫のハマダイコンの花が溶けてしまいそう...

ハマダイコンは,日本各地の海岸の砂地に生える越年生草本で,高さは30~60cm。
大根が野生化したものらしい。


一面の薄紫色の花の上を爽やかな風が走る。

ところで,昨日,拙ブログの愛読者の一人FORTUNEさんから,花の名前をどうやって調べるかというコメントをいただいたので,我流の花調べの方法を書いておこうと思います。
ありきたりな方法なので,あまり参考にならないかもしれませんが

私の場合,特定の花を見付けに行くというよりは,野山や街を適当に歩いて,感性で,"アレッ"と感じた花はできるだけ撮影するようにしています。
そして,「琉球弧 野山の花 from AMAMI」でチェックします。
この本は,220頁とコンパクトな大きさながら,奄美の山野を彩る555種の花をカラー写真で紹介しており,『海辺の植物』(この中には,中項目として,砂浜,海岸岩場,マングローブとその周辺湿原,海岸風衝低木林がある),『人里の植物』,『低地・山地の植物』と大きな分類を分けた上で,それらの大項目の中で,さらに,草本類,木本類,シダ類等の中央公論目に分けています。
そのため,検索に非常に便利で,全く知らない花を見かけても,かなりの確率で花の名前が分かります。

ただし,この本の難点は,花の拡大写真があまり掲載されていないため,小さな花の場合,掲載されている花と見かけた花とが本当に一致しているのか,はっきりしないこともあります。
そういう場合には,次の3つの方法をとります。

1 「琉球弧 野山の花 from AMAMI」で当たりを付けた上で,ググる。

2 次のようなHPで調べる。
「季節の花 300」~花の名前,季節,色等から調べられ,写真も豊富で,優れたHP。
「花調べ」~奄美,沖縄へもよく旅行されるようで,奄美の固有種の写真,奄美特有の鳥の写真等も豊富です。写真もとってもお上手で,私なんか写真を公開するのが恥ずかしくなるぐらいです。
「木々の移ろい」~木が中心ですが,南西諸島の木も結構フォローされているので,助かります。
他にも沢山HPはあると思います。
他に,お薦めのHPがあれば,是非,教えてください!

3 それでも分からなければ,王道ですが… 検索サイトで検索する!それしかありませんね。
これも意外とヒット率は高く,先日のゴールデン・トランペット・ツリーなんかは,"沖縄 春 黄色の花 木"でYahoo!で検索したところ,一発でヒットして感動しました。
場所,季節,花の色,木か草かといった主要素を盛り込むのが,花検索の基本かと思います(皆さんご存知の常識かもしれませんが)。

あ,これを忘れちゃ行けない
奄美在住ブロガーのエントリーを日頃からこまめにチェックする!
これは,大きな大きな財産です!!

あと,「初級編」と題を付けましたが,「中級編」以後の予定はございません。
あしからずご容赦ください

これからは,花が沢山咲く素敵な季節。
ちょっとでもお役に立てれば嬉しいです
【2006.2.18 奄美大島・奄美市笠利町 Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM】
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清冽なエゴノキの花

2006-03-23 22:03:46 | ネリヤカナヤの花・植物
奄美の山中には,今,沢山の花が咲いている。
中でもエゴノキの花は,清冽な美しさが際立っている。

花は白色で,2~3cmぐらいの大きさ。
エゴノキの高さは,3~4mはあるだろうか。
青空の下,こちらを見下ろすかのようにたわわに咲いた沢山の花を見ているととても清々しい気分になる。
こんなに奇麗な花だけれど,種子には,「サポニン」という毒性分が含まれていて,魚毒(魚のエラに付いて呼吸を止める作用があるらしい)としても使われてきたそうだ。
また,昔は,洗剤(実を水に入れてかき混ぜると泡だつらしい)として使われたそうだ。
食べると,喉がとても刺激されて,「えごい」(えぐい。あくが強くて,喉がひりひり刺激される感じ)ので,「エゴノキ」と名付けられたとも聞く。

本州では,街路樹等として植えられていて,5月には花を咲かせるらしいので,ソメイヨシノが散った後,引き続いて見られる清冽な花を愛でられては。
ちなみに,私は,東京にいるときには,この花の存在すら知りませんでした
奄美へ来て花の知識が少しずつ増えました。


EF70-200mm F2.8L IS USMが先日ようやく退院してきました。
晴れれば野山へ出掛けたいのですが,週末は崩れそうです…


【2006.3.5 奄美大島・龍郷町(奄美自然観察の森)Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM】
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ところで,話が変わるが,「アキバ献血ルーム」では,期間限定で,献血後に「メード」によるハンドマッサージのサービスが実施されているそうだ。
これぞ「萌えーっ」って感じなのだろうか?
献血ルームもなく,アキバもない奄美大島に住む私には,東京の状況は窺い知れないが,色んな意味で『時代』を感じた。
「そこまでやるのかという声もあった」(同献血ルーム)というが,平日の献血者は休日の半分にも満たないため,月,水,木曜日の先着10人の“特典”として導入に踏み切ったとのこと。
献血離れは,よっぽど深刻なんだなぁ。

実は,私は,本州に住むころは献血リピーター。
何か簡単に人の役に立てればというのと,定期的に血を抜くと新しい血が作られて血液の成分が新鮮なまま保たれるかなと浅はかながら考えているのとが,その理由。
お近くに「献血ルーム」のある方,「萌えーっ」だけを期待せず,ちょっとでも人の役に立つために,たまには献血もしましょう!
『情けは人のためならず』ですよ。
ちなみに,献血離れの抜本的な解消策は,"輸血が必要になったときに,その対象者のこれまでの献血実績によって優先順位を付ける"という制度の導入だと思うけれど,現実的ではないんでしょうね,きっと。

炎立つチューリップ★花マクロ

2006-03-22 23:51:20 | ネリヤカナヤの花・植物
炎立つが如く 花開き始める。


少し冷たい雨に打たれて引っ込み思案な蕾。
ほら,次は君の出番だ。
【2006.3.21 奄美大島・名瀬市 Canon EOS Kiss デジタル with Canon EOS Kiss デジタル with Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USM】
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春雨に濡れるチューリップ★花マクロ

2006-03-21 13:38:45 | ネリヤカナヤの花・植物
春の雨が一つまた一つ花開かせる。
【2006.3.21 奄美大島・名瀬市 Canon EOS Kiss デジタル with Canon EOS Kiss デジタル with Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USM】
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藤の花

2006-03-20 23:53:38 | ネリヤカナヤの花・植物
ソメイヨシノは ないけれど
咲き誇るのは 藤の花
季節外れの この花も
初夏の訪れ 思わせる

九州,本州ではいよいよソメイヨシノのシーズン到来ですね。
奄美大島にもソメイヨシノはわずかにあるようですが,今年はその花を観ることができませんでした。
その代わり,今は,藤の花をちらほらと見ることができます。
奄美大島と藤の花というのも何となくミスマッチですが,陽光を浴びた藤の花にも,確実に初夏の訪れを感じます。

「奄美市」が昨日(3月20日)よりいよいよ発足しました。
明日は,最近の奄美のあれこれについてエントリーしてみたいと思います。
【2006.3.11 奄美大島・笠利町 Canon EOS Kiss デジタル with TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3】
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花マクロ★初挑戦!~ルリハコベ

2006-03-19 22:56:45 | ネリヤカナヤの花・植物
とうとう,単焦点のマクロレンズ(Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USM)を買ってしまった…
どんどんレンズの奥深い世界に足を踏み入れつつあるようで,少し怖い
早速,手近なところで,ルリハコベを撮影してみた。
ルリハコベは,今の季節,奄美大島のあちこちで咲き乱れている。
ルリハコベは,ヨーロッパ原産のサクラソウ科の植物で,花の大きさは,約1~2cm。

マクロレンズで20cmほどの距離に接近してみると,そこには今まで経験したことのない世界が!
瑠璃色と黄色のコントラスト,それに雄しべのフワフワ感が美しい。
『ミクロイドS』(古い!!)の世界へとグーンと近付いているような気がする

マクロレンズの世界では,誤魔化しが一切効かない。
手ぶれ,焦点の甘さ,被写体ブレ等が如実に写真に表れてしまう
今日掲載した写真は,いずれもMFで雄しべに焦点を合わせたつもりだが,ジャスピンではない気がする…
手持だとブレるので,三脚も使用したが,ピントが甘い
これからかなりの修行が必要。

広角レンズだと,感性で切り取りたい風景を選んでバシバシ撮れば,それなりの写真が撮れるが,マクロレンズは,まるで自分の心の乱れが写真に反映するような気さえする。
心を静め,ピントを調整し,シャッターを切るよう努力してみたい。
今日,1時間弱撮影してみたが,何かしら,座禅を組むなどして修行をしているような心持ちになってきた。
マクロレンズの魅力的な世界にはまり込んでしまいそうな予感。


雑草といえば雑草だし,外来種といえば外来種であるルリハコベ。
それでも,この季節,上品な瑠璃色が野山に美しい彩りを見せているルリハコベは,マクロレンズで捉えると一層美しい世界を見せてくれる。

【2006.3.19 奄美大島・名瀬市 Canon EOS Kiss デジタル with Canon EOS Kiss デジタル with Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USM】
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前夜祭

2006-03-19 21:46:40 | ネリヤカナヤ etc.
明日3月20日,「奄美市」が誕生する。
名瀬市,笠利町,住用村の3市町村が合併して奄美市になる。
小泉改革,小さな政府の実現,平成の大合併等の波が奄美大島へもやってきたというところ。
名瀬市の中央繁華街"ティダモール"では,合併前夜祭ということで,コンサート,餅つき,ふるまい酒等のイベントが行われていた。
いつもより少しだけ人波が多い気がした。
それに何となくみんなウキウキしている雰囲気。

合併したからといって,住居表示が変わる以外には,ある日突然何かが変わる訳ではない。
それでも,少しだけ,何かが起きそうなワクワク感がある。
やっぱり人間はイベント好きなのだろう。

本日の市役所の"合併カウントダウン表示"の写真。
ほんとうに明日は合併なんですよね?

【2006.3.19 奄美大島・名瀬市 Canon EOS Kiss デジタル with TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3】
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静寂の中から

2006-03-18 22:42:24 | ネリヤカナヤの海・空
深く青い空,澄み切った水の流れ,山には新緑。

苔ならぬアオサの生した流木が一本。
どこから来てどこへいくのか流木よ。


潮が満ちやがて海へと流れ着くのだろうか。


マングローブの森の真ん中を流れていく川。
誰もいない静寂の中,ひと筋の風のわたる音だけが聞こえる。

【2006.3.4 奄美大島・住用村 Canon EOS Kiss デジタル with Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM】
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朝日を浴びて~アマミヤマガラ

2006-03-17 04:28:36 | ネリヤカナヤの生き物
朝日が輝き出す。


海がざわめくかのように煌めき出す。
水面に落ちた島影。


森の生き物たちが起き出してきて,静かな森がだんだんにぎやかさを増していく。


朝日を浴びながら楽しそうにさえずるアマミヤマガラ。
太陽は体一杯に元気をくれる。
【2006.3.5 奄美大島・龍郷町(奄美自然観察の森)Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM】
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アサギマダラとリュウキュウバライチゴ

2006-03-16 23:31:41 | ネリヤカナヤの生き物
森の中には,リュウキュウバライチゴが咲き乱れている。
リュウキュウバライチゴは,それほど香りは強くないが,蜜が甘いのか,色々な虫たちに人気がある。
この日は,アサギマダラがお食事中。
写真の「アサギマダラ」(アサギマダラ属)は,北は北海道から南は沖縄,台湾まで『旅する蝶』として知られている。
アサギマダラは,日本列島を春には北上し,秋には南下するという大規模な季節移動をしながら,世代交代を繰り返すそうだ。
ときには1,000km以上もの長旅をするアサギマダラにロマンを感じ,「マーキング調査」(捕獲したアサギマダラの翅にマークを書き入れて放し,そのアサギマダラが再捕獲された際,再捕獲した人が,アサギマダラがどこから,どれぐらいの時間をかけて旅をしてきたかが分かるというもの)に夢中になる人も少なくないようだ(詳しくはこちら。アサギマダラのことが詳しく書かれているが,音楽が流れ出すので夜中にはご注意を)。
ヒラヒラと優雅に舞う蝶が,とてつもない距離を旅してしまうというのも感動的な話だが,マーキングによってそのルートを探るというのも,まるでmessage in a bottleのようでロマンチック。

似た名前の蝶に「リュウキュウアサギマダラ」(ヒメゴマダラ属)があるが,こちらは旅はせず,奄美諸島以南に土着しているようだ。

無心に蜜を吸うアサギマダラ。
その脇には,もう,イチゴの実が実り始めている(上の写真の中央上の方)。
艶やかな蝶の羽の紋様に思わず見とれてしまう…
【2006.3.5 奄美大島・龍郷町(奄美自然観察の森)Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM】
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青空の下輝くゴールデン・トランペット・ツリー

2006-03-15 23:24:54 | ネリヤカナヤの花・植物
奄美群島では,春の訪れとともに,色んな花が咲き誇っているが,そんな中でも,人家でときどき見かけ,輝かしい花がひときわ目を引くのは,この「ゴールデン・トランペット・ツリー」(英名)。
ブラジル原産のノウゼンカズラ科の落葉高木で,和名は,「コガネノウゼン」。
いかにもブラジルらしいカナリアイエローだと思っていたら,このゴールデン・トランペット・ツリーは,ブラジルの国花でもあるらしい(ただし,国花なのはピンク色のもののようだ…)。
ブラジルから,戦後,沖縄や奄美群島に持ち込まれたようだ(開花期は3月から4月にかけて)。
実は,このノウゼンカズラには,別名がある。
それは,「イッペー」。
花が沢山咲くから「イッペー」(いっぱい!)との俗説もあるようだが,真偽のほどは定かではない。
ただ,長い冬の終わりを告げるかのように,青空の下,燦然と輝く花が眩しいほどに美しいと感じることだけは,間違いない。
【2006.3.11 奄美大島・名瀬市 Canon EOS Kiss デジタル with TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3】
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