vagabond の 徒然なるままに in ネリヤカナヤ

エメラルドグリーンの海,溢れる太陽の光,緑の森に包まれた奄美大島から,乾いた心を瘉す写真をお届けします。

春の海

2006-01-31 21:12:35 | ネリヤカナヤの海・空
夜明けの 春の海

のたり のたりかな

【2006.1.28奄美大島・笠利町(神ノ子海岸) 上・Canon EOS Kiss デジタル with Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM,下・Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM】
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ミツバチのささやき

2006-01-30 20:06:26 | ネリヤカナヤの海・空
漂い来るのは 菜の花の香り
降り注ぐのは 太陽の輝き
聞こえ来るのは ミツバチのささやき
【2006.1.28奄美大島・笠利町 Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM】
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風わたる

2006-01-29 22:05:41 | ネリヤカナヤの海・空
青空に向かって
サトウキビの花が
伸びて行く

ひと筋の風が
わたって行った
ざわわ ざわわ

【2006.1.28奄美大島・笠利町 上・Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM ,下・Canon EOS Kiss デジタル with Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM】
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収穫

2006-01-29 08:26:18 | ネリヤカナヤの海・空
サトウキビの収穫は今が最盛期。
青空の下,サトウキビ農家も刈入れに精が出る。
手作業で刈入れた後,網の中に束ねられ,トラックで製糖工場へと運ばれる。
うんとこしょ どっこいしょ。
お日様の恵みをいっぱい受けたサトウキビ。
あまーい あまーい 黒糖になあれ!

【2006.1.28奄美大島・笠利町 Canon EOS Kiss デジタル with Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM】
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紅白緋寒桜図

2006-01-28 21:37:09 | ネリヤカナヤの海・空
念願の青空の下 緋寒桜を愛でることができた。
今日の奄美地方は久々の快晴(最高気温18度)。
緋寒桜並木で知られる龍郷町(たつごうちょう)の本茶峠(ふんちゃとうげ)にて,心行くまで緋寒桜を堪能できた。

緋色の花が延々と続く中,純白の桜が!
思わず我が目を疑ったが,帰宅後調べてみると,緋寒桜には,濃緋紅色,淡紅紫色,白色があるらしいので,この白い花も緋寒桜と思われる。
白色にもかかわらず,"緋"寒桜とは!!
それにしても,梅ではなくても,紅白のコントラストはやはり美しい。
白の緋寒桜は,緋色の緋寒桜に比べると少し地味だが,十分美しい。
緋寒桜たちに囲まれながらも存在感を示しているのは,奄美名物のヒカゲヘゴ。
桜とヒカゲヘゴが一緒に並ぶところが,奄美らしい風景。
ちなみに,背景の濃い緑色は,琉球松の林。
奄美では,山という山が琉球松で覆われているので,一年中緑が楽しめる。
白の緋寒桜も単体でみると圧倒的な存在感。
晴天に純白が映える。
【上・下 2006.1.28・Canon EOS Kiss デジタル with Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM】
【中 2006.1.28・Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM】
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天使の階段

2006-01-27 22:58:50 | ネリヤカナヤの海・空
ぽっかりと浮かんだ喜界島の手前の洋上に,幾筋もの陽光が差し込む。
まるで,天上から,無数の階段が降りてきたみたい。

層積雲の隙間から光が差し込み,まるで天と地を結ぶ階段のように見える現象を「天使の階段」ということをソリトンさんから教わった。
他にも,「天使のはしご」「天国の階段」「光芒」など様々な呼び名があるらしい。
「天国の階段」というと"Stairway To Heaven"(Page/Plant)の印象が強すぎる。
「光芒」とは,"くっきりと束になって見える光線"という意味らしいが,難解で,しかも即物的すぎる。
やはり,天使が天界から降りてくる階段というイメージが一番しっくり来る。
この「天使の階段」は,空が低く立ち込めている時に見え易いようだ。
そういえば,荒井由実の「ベルベット・イースター」という曲の中に「空がとっても低い 天使が降りてきそうなほど」というフレーズがある。
奄美大島では,低く立ち込める雲を見ることが多く,そして,その度にこの歌を思い出す。
たとえ本物の天使に出会うことはできなくても,この島で,天使を運んで来るかのような「天使の階段」に沢山出会いたい。
【上:2006.1.1,下:2006.1.24。共にCanon EOS Kiss デジタル with TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3】
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(余談)このエントリーを書いているうちに,Led Zeppelin "IV"("Stairway To Heaven"収録)を聴きたくなって,ひっぱり出して聴き始めた。やっぱり,"Rock And Roll"格好いいわ。

キラキラ光る

2006-01-26 22:46:31 | ネリヤカナヤの海・空
ライブドア騒動だとか
耐震構造偽造問題だとか
アメリカ産輸入牛肉問題だとか
脅迫polygamy(一夫多妻)事件だとか...
悲しい出来事が立て続けに起こるけれど
それでもキラキラ光る朝は必ずやってくる。

【2006.1.24 Canon EOS Kiss デジタル with TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3】
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goo ブログについての一私見~ライブドアからの引っ越しを考えている方への情報提供

2006-01-25 01:31:32 | 日記
ライブドアブログユーザーのおおた葉一郎さんから,gooブログってどんな感じ?というご質問をいただきました。
コメント欄に書くには少し長くなったので,独立したエントリーとして書いてみました。
gooブログへの引っ越しを検討されている方に,少しでもお役に立てれば幸いです。

結論的には,私としては,70点ぐらいの印象です。
他のサービスを使ったことがありませんし,他のサービスとの比較もブログ立ち上げ当初(1年半前)に一通り検討したぐらいなので,責任ある回答はできませんので,ご参考までということで。

良いところは…
写真については,既におおたさんがやっておられる手法をとれば,現実には無制限です。無料で3GBの要領を使えるというのは,なかなか嬉しいです。
一時期,システムが不安定なこともありましたが,今は,サーバーが増強され,ネットのゴールデンタイムでもそれほどにはストレスを感じません。ちなみに,ブログ上に構築したデータが飛んだこと(他サービスのユーザーの方からは,サーバーがクラッシュしてデータが飛んだという話も聞きます)は,今のところありません。
あと,gooブログのユーザーは概して真面目で品が良いです(私は例外かも。もちろん,他ユーザーの方も,拙ブログへお越し頂いている方は,とっても上品ですよ)。gooは,NTT系ということで,ユーザーにもコンサバな人が多いのでしょうか?

欠点は…
一番大きいのは,レイアウトの自由度が低いことです。アクセスカウンター設置も一苦労です。私の現在のレイアウト作成の経緯については,こちらをご覧ください。なお,gooのレイアウト関係のノウハウは,中島かつをさんのブログに詳しいので,参考にしてみてください。
また, gooでは,スクリプトタグを使用できない仕様になっているので,ブログペットみたいなのも利用できないし,Ninjaツールズ等を使ってのアクセス解析もできない(アクセスカウンター設置はできる)ので,ご注意ください。
次に,「無料コース」では,ブログデータのバックアップができません。こちらは,「goo ブログアドバンス」という月額290円を支払うコースでは,可能なようなのでご検討ください。
そして,1エントリー当たりの文字数の上限が1万文字とされているので,ちょっと長くなるとエントリーを分割しなければならないので,長文派のおおたさんは,ひょっとすると使いづらいかもしれませんね。
ブログへ来てくださる方に使いづらいのは,コメントを入力する際に,記載内容を「確認」した上で「投稿」という2段階の設定ではなく,いきなり「投稿」である点です。内容を確認した上で確定的に投稿をするという作業ができないこと,文字変換の際に間違ってenterキーを2度押してしまうと,それで投稿されてしまい,しかも,自分で自分の投稿を削除することはできないことなどが,お客さんにとって使いづらいと思います。
それに,ライブドアのような,自動投稿機能(あらかじめ指定した時刻に自動的に投稿される機能?)もありません。

と,欠点ばかりあげつらった感じがしますが,私にとって,gooブログは,完璧に満足はしていないが,そこそこの安定感があるし,付き合いも長くなってきたので,愛着がわいてきて,なかなか別れようにも別れられない古女房のような存在です

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日輪と雲の紋様

2006-01-24 23:05:53 | ネリヤカナヤの海・空
早暁の大空に精妙にも美しく並んだ雲。
光琳の屏風絵の川波の紋様にも似て美しい。
日輪が映し出す紋様は時とともに移ろい行く。

昨日は,レンズ購入のことを書きましたが,カメラのことも書かせていただきます。
本来ならば,写真を掲載する際には,使用機材,撮影データetc.を付記すべきなのかもしれませんが,根がずぼらなもので,今回のエントリーで使用機材を紹介させていただくことでご了承頂きたいと思います

カメラは,Canon EOS Kiss デジタル(旧キスデジ)を使用していたのですが,今回, Canon EOS KissデジタルN(新キスデジ)を購入しました。
まだ十分使っていませんが,旧キスデジと比較しての使用感の概略は次のような感じです。
第1に,有効画素数が約630万画素から約800万画素に向上するなどし,描写力が大幅に向上。
第2に,これまで起動に3,4秒かかり,若干ストレスを感じていたが,スイッチを入れて0.2秒で撮影可能。
第3に,これまで3枚程度しか連写できなかったのが,約3コマ/秒,約14枚の連続撮影が可能になった。CFカードへの書き込みも飛躍的に速くなり(旧キスデジの約3.5倍),ほとんどストレスなく連続撮影できる。
第4に,旧キスデジよりも軽い485g。
旧キスデジも,一眼デジカメ史上はじめて,実売価格で10万円を切った当時としては衝撃的な製品でしたが,新キスデジは,評判通り,旧キスデジを上回る素晴らしいコストパフォーマンス。
これで,さらに撮影の幅が広がるかも
欠点としては,グリップが,旧キスデジよりも小さく,ガッチリと握るのが難しいことと,表面(プラスチック)の仕上げが,少しザラッとしていることぐらい。
グリップは,子供の写真を撮るお母さんをメインターゲットにした製品であることからやむを得ないかと思います。
表面の仕上げは,慣れ,かな。

ところで,今回のカメラ購入の際には,対抗馬が2機種ありました。
1つは, Canon EOS 20D。EOS20Dは,ボディの仕上げや重量感等,新キスデジにはない,高級感があるらしいので惹かれました。
しかし,約820万画素と新キスデジとスペックも大きくは変わらないこと,発売から1年半が経っており,後継機種の販売もそう遠くないと思われることなどから,選択肢から外しました。
もう1つは,Nikon D200 です。このカメラは,1000万画素であること,ニコン特有のソフトタッチで上品な描写力を持っていることなどから,非常に強く惹かれました。銀塩一眼時代には,ニコンも愛用してきただけに,そのブランドには愛着もあります。
しかし,キヤノンマウントのレンズを既に2本持っていること,新キスデジの3倍近い値段がすることなどから,涙を呑んで,断念することにしました。

これで,私のカメラ関係のラインナップは,次のとおりとなりました。
カメラ:新キスデジ&旧キスデジ
レンズ:Canon EF70-200mm F2.8L IS USM,Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM ,TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3の3本となりました。
実は,最後に書いたタムロンのこのレンズが実は滅茶苦茶強力なレンズなのです。
新キスデジに関しては,「レンズキット」という,レンズと本体とをセットにした割安なセットが販売されているのですが,そのうち「ダブルズームセット」は,18-55mmのレンズと55-200mmのレンズの2本が付いているのです。
タムロンのレンズは,この2本に相当する領域を1本のレンズでカバーしていて,レンズ交換なく広角から望遠まで撮影できるもので,とても便利です。
一眼デジカメは,銀塩デジカメ以上に,レンズ交換の際などに,ホコリが入らないよう注意が必要(CMOSセンサーという読み取り部分に着きやすく,しかも取りにくい)らしいのですが,レンズ交換が不要というのは,このリスクも相当回避できる上,携帯上も楽です。
しかも値段が実売4万円を切るという画期的な設定。
今日の写真もこのタムロンのレンズで撮りました。
今後も,旅行の際等にはタムロンのズームを持ち歩き,近場や気合いを入れて撮る場合にはキヤノンの「大砲」を使おうかと思います。
新キスデジの購入を考えている方は,レンズキットではなく,新キスデジとこのタムロンのレンズをセットで買うことも選択肢に入れられてはいかがでしょうか。

以上,レンズとカメラ購入のご報告でした。
カメラは揃ったので,後は腕次第ですね

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EF70-200mm F2.8L IS USMを買ってしまった

2006-01-23 06:43:25 | ネリヤカナヤの海・空
突然ですが…約1年近く悩んだ挙げ句,レンズとカメラを買ってしまいました。
レンズは,キヤノンのEF70-200mm F2.8L IS USM
こちらは,プロのカメラマンの中にも使っている人が多いレンズらしく,アマチュアカメラマンの憧れのレンズの一つ。
今回の購入価格が,\190,900と,自分にとっては高嶺の花に限りなく近いものであったのですが,美しい奄美の海,空,花,鳥etc.をより美しく切り取りたいと思って,清水の舞台から飛び降りる気持ちで買ってしまいました。
今回の購入には,もう一つの背景があって,約7年間毎月一定額を購入していた投資信託を昨年末に売却して,その利益の大半を原資に当てたのです。
株価がミニバブルの様相を呈してきたので少し警戒して,昨年末に全て売却したのですが,最近のライブドア問題を見ていて,妙にお金を持っていて変な形で投資をして失敗しても馬鹿馬鹿しいかなと思い,思い切って,ずっと憧れていたレンズを買うことにしたのです。
これで,また,投資信託のコツコツ定額購入の再スタートですが,日本経済の復興に少しは役立てた,と強いて自分を納得させることにします
レンズの方は,1.47kgと鉄アレイ並みの重さと大きさで,相当腕が鍛えられそうな予感。
しかも,スペック的には,私の腕では,"豚に真珠"か,はたまた"ペーパードライバーにフェラーリ"(勝手に作ったフレーズです)状態ですが,やはり被写体を柔らかくしかも的確に捉える表現力,背景のボケ具合の美しさ,焦点を合わせるスピードと正確さは,想像を遥かに上回り,感激しています。
奄美地方は今週末は天気が悪く,腕も良くないので,あまり良い写真は撮れませんでした。
上のカンヒザクラは,雨のため花の開き具合が中途半端ですが,雨露に濡れた花も風情があると思いました。
下の菜の花は,どのアングル,被写体を切り取るか,非常に悩ましかったのですが,雨が降り続けていたため,この程度のものしか撮れませんでした。ちなみに,昨日の写真も,今回購入したレンズを使用したものです。

これから,このレンズをフルに使用して,奄美の魅力をみなさんにお伝えしたいと思います
カメラ購入のことについては,また後日お伝えします。
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いちめんの菜の花

2006-01-22 19:08:32 | ネリヤカナヤの海・空
奄美地方は今日も雨。
こんな天気でも,満開の菜の花だけは,柔らかく暖かい世界を楽しませてくれる。
菜の花の香り,届きました?

今年最初の菜の花との出会いは,元日の土盛海岸で見かけた菜の花でしたが,今日は別の場所の菜の花にズームインしてみました
【2006年1月22日 奄美大島・笠利町にて】

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砕け散る波

2006-01-21 22:48:47 | ネリヤカナヤの海・空
奄美の冬の海,特に東シナ海側は荒れやすい。
今日の奄美地方も大荒れの天気。
こんな日は,砕け散る波を見に行くに限る。

写真は,名瀬港の入り口に鎮座する「立神(たちがみ)」。
立神は,海の守り神であるとともに,陸に住んで海の恩恵に与る人々の守り神でもある。
島唄の「行きゅんにゃ加那」で,
♪鳴きゅん鳥ぐわ 立神ぬ沖なんて 鳴きゅん鳥ぐわ
吾きゃ加那兄が 生き魂 スラ 生き魂
(立神の沖に鳥が一羽が鳴いています。
あれは私の愛おしい方の生き魂に違いありません。)♪
と唄われたり,新民謡の「島育ち」にも登場する。
(ちなみに,島唄は,口伝芸能のため,歌詞が無数にあって,上に紹介したのは,そのうちの一つ。)

この立神,名瀬の中心地から海を臨むと真正面に見えて,神々しさすら感じる。
実は,上の写真で,波が砕けているのは,立神にぶつかってではなく,その手前にある防波堤にぶつかってなのである。
今日は,波の高さは3~4m程度だったようだが,立神の周りではほとんど波濤が立っていない。
防波堤があるからこそ,港内が一層穏やかになっているとは思うのだが,そもそも防波堤が本当に必要なのか,とも思わなくはない。
防波堤が無い時代,人々にとって,立神はもっともっと神々しく見えたに違いない。
そういえば,田中一村も,奄美へ渡ってきたとき,名瀬港に入港したという。
一村の目に,立神はどのように映ったのだろうか。
写真は,tokorinさんから教えてもらった,山羊島の旧道からの眺め。
左奧に小さく立神が見える。
晴れれば,海と空の輝きは格別。
手前の岩に波がぶつかって砕けているが,あまり迫力が出ない。

視線を少し左へやると下の写真のような感じ。
寄せ来る波の群れは,いつ見ても,何度見ても飽きない。
なお,立神は,拙ブログで以前紹介した枕崎の立神岩以外にも,全国各地にあるようで,こちらのサイトに詳しく紹介されている。
これによると,圧倒的に鹿児島県と長崎県に多いのだが,両県はそれだけ複雑地形が多いということか,それとも「立神伝説」のルーツが九州にあるということなのか,その辺りは謎である。

ところで,「行きゅんにゃ加那」のことを書いたついでに,先週の日曜日(2005年1月15日),名瀬市中央公民館で行われた「第21回 かさん唄ぬ夕べ」の感想を。
当原ミツヨさんの「長朝花節」を皮切りに,約30人の唄者(笠利町,龍郷町,名瀬市在住者)による歌い初めは,なかなか楽しめた。
島唄の上手い下手というのは,実は,私は良く分かっていないが,雰囲気的には,修行中の方々のおさらい会のような側面もある催しかと思った。
ただ,内容的には非常に楽しめた。
当原ミツヨさん(平成元年日本民謡大賞受賞者)のように,押しも押されぬ唄者の方も出演しており,息を潜めて聞き入ってしまう。
一方,大半が,サトウキビを栽培したり,漁業をやられたりといった雰囲気の方々で,それぞれの唄が,それぞれの生活や生き様に密着したもののようで,実に味わい深いのである。
ステージに立つだけで,(気のせいかもしれないが)ほのかにお酒の匂いが漂ってくるような人もいて,それはそれで雰囲気がある。
80歳を越えたおばあが,張りと艶のある声を披露していたのも圧巻だった。
そして,何より,聴衆の「鑑賞態度」が,食べたり,おしゃべりしたりで,実にルーズで良い感じなのである(さすがに,焼酎を飲んでいる人はいなかったが!)。
やはり,島唄は,生活や命といったものに密接に関係した,生きた芸能で,そもそもが,公民館やステージという箱物に入れてしまうこと自体が,無理があるのかなとも思った。
そういえば,元ちとせが,あるアルバムのライナーで,「島唄をレコーディングすることはしない。なぜなら,島唄は,生活や生き方自体と深く結びついたもので,お金を稼ぐ手段にしたくないから。」という趣旨のことを言っていたっけ。ふとそんなことも思い出した。

島唄の楽しみ方は,小人数で,黒糖焼酎を飲みながら,順番に唄を歌っていく「唄あしび」(「あしび」とは『遊び』のこと)に真骨頂があるのだろう。
そんな島唄,もう少し深く知ってみたいと思った。
★同じメンバーで,1月29日(日)13:30~16:00 奄美パークで,「島唄(かさん唄)への誘い」というイベント(無料の模様)をやるようなので,興味のある方は足を運んでみてください★
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精霊の宿る木

2006-01-20 22:34:25 | ネリヤカナヤの海・空
奄美にはガジュマルの木がそこここにある。
そんな中,森の中にそびえ立つガジュマルには,とても神秘的な美しさがある。

ガジュマルの大木には「ケンムン」という精霊が棲むという。
ケンムンは,奄美に古くから言い伝えられる精霊で,ガジュマルに棲み,通りがかった人によく相撲を挑むという。
容姿は,5,6歳ぐらいの子供ぐらいの大きさで,河童に似ているらしい。

奄美の子供の中には,今でも,ケンムンと相撲をとるために,ガジュマルの木の周りをうろつくという子供もいるそうだ。
また,奄美には,ケンムン遊びという遊びもあるようだ。
奄美の限りなく奥深い森の中,全ての精気を吸い尽くすかのようにそびえ立つ大木には,ケンムンならずとも何かが潜んでいそうな気がして,ゾクゾクッとする瞬間がある。
「神秘的」という言葉がピッタリ来る。

ちなみに,奄美のケンムン伝説は,沖縄のキジムナー伝承に由来するようで,この辺りからも,奄美が琉球弧の一角を占めることが裏付けられる。
坂を上り,上の2枚の写真に写っているのと同じガジュマルを上の方から見下ろすと,こんな感じ。
右奥の方から,左手前の方までググーンと伸びている。
果てしのない生命力だ。
【写真はいずれも芦花部集落内のガジュマルの木】

展望台になったガジュマル幼稚園の園庭のガジュマル初代この木なんの木etc.ガジュマルの木には,色んな味わいがあって楽しみは尽きない。

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大空へ向かって

2006-01-19 23:14:41 | ネリヤカナヤの海・空
深く澄んだ大空へ向かって螺旋を描きながら伸びて行く路。
車を走らせるうちグルグル回り大空へ飛び立てる気になる。
下から見上げるとそこには吸い込まれるように青い空。

ここは,奄美大島・名瀬市内の「道の島ループ橋」(1996年竣工)。
緑深い奄美大島に忽然と現れるこのループ橋のミスマッチには感動すら覚える。
このミスマッチの感覚は,東京で見たレトロな給水塔以来,久々に感じる感覚。

よく考えると,奄美大島は,高い山こそないものの山が非常に深く連なり,集落間を行き来するにはトンネルが欠かせない場所も多い。
そして,トンネルを通すには距離が長すぎる山並みがある場所では,山を越えるためにループ橋が必要なのだ。
このループ橋を登り切り,さらに山を越えていくと,太平洋に臨む雄大なパノラマが楽しめる崎原集落にたどりつく。
その延々と連なる山々を通り抜けるたび,その昔は,集落間の行き来は船の方が便利だったというのも深くうなずける。
下から見上げるループ橋の形は,うねうねと曲がりビジュアル的にも面白い。
そして,あくまでも青い空とのコントラスト(先週の土曜日の写真)。
本日は,奄美にはそれほど多くはない建築美をお届けしました。

ところで,コニカミノルタがカメラ・フィルム事業から完全撤退するとの報道がされている(コニカミノルタ社のプレスリリースはこちら)。
先日のニコンの銀塩カメラからの事実上の撤退に続きショック。
私が初めて手にしたカメラは,父からもらったお古のミノルタのカメラ。
小学生のころから長く愛用し,あちこちにお供をさせて色んな想い出も残していった。
そして,はじめて手に入れた一眼レフカメラはニコン製。
大人になってからはもっぱらこれを持ち歩いた。
そして,今,私はキヤノンのデジカメを使っている…
そんな自分が言うのは可笑しいかもしれないが,やはり,愛したカメラのルーツが消えていくのはとても寂しい。
何だか自分の想い出たちが,さらに遠退いていったような気がしてしまう。
歳をとった,かな。

昨日は,徒然と書いたライブドア関連のエントリーに沢山の書き込みをいただき本当にありがとうございました
今日の株式市場は,「ライブドアショック」も一旦終息し,逆に急反発しました。
これだけ乱高下する状況,慣れない人は,しばらくは手を出さない方が無難かもしれませんね。

こんな状況だからこそ自戒の念を込めつつ,私が投資の際に心掛けていることの一部を書いておきます。
1 余剰資金だけを使うこと(極端にいえばゼロになっても生活に支障のない範囲に止める。したがって,私の投資額は微少)
2 時間を味方に付けること(投資価値の上昇には時間がかかるもの。急に上昇すると急に下落する可能性も高い。じっくり,ゆっくり,のんびりと)
3 分散すること(一時に資金を集中させない。投資環境は良いときもあれば悪いときもある。良いと思っていても,それはピークで後は下がる一方かもしれない)
4 データを重視すること(資産価値に比べて高すぎる商品には手を出さない。チャートもよく見る)
5 人の行く裏に道あり 花の山(これは実生活にも役立つかもしれない)
と,改めて書いてみると,とても当たり前のことばかりだけど,実践できていないなぁ。
そういえば,株式を購入した会社が民事再生を申請したこともあったっけ…
やっぱり自分は,投資信託を自動引き落として毎月一定額購入するぐらいが合っているのかもしれません。

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