vagabond の 徒然なるままに in ネリヤカナヤ

エメラルドグリーンの海,溢れる太陽の光,緑の森に包まれた奄美大島から,乾いた心を瘉す写真をお届けします。

お薦めのコンサート

2005-05-28 10:07:17 | 音楽
皆様,またまたご無沙汰いたしております。
ネリヤカナヤに来れば,もーっと楽園生活を満喫できると思っていたのに,なんだかんだと追いまくられているvagabond67でございます。

今日は,唄者(ウタシャ。奄美で島唄の歌い手のこと)の朝崎郁恵さんのことをご紹介させてください。
先日,奄美文化センターで,朝崎育恵さんのコンサートに行ってきました。
朝崎さんは,奄美群島の加計呂間島出身で今年70歳なのですが,3年前の67歳にメジャーデビューした方です。

その声は,張り,艶共に申し分なく,玉虫色に輝く島唄独特の節回しが,心に深く染み渡ります。
島唄は,三味線のみと共演するのが通常なのですが,朝崎さんは,ピアノ,パーカッション等をバックに入れ,ひと味違った世界を聞かせてくれます。
ピアノの演奏が,小粋で素敵でした。

また,当日は,あのUA(お母さんが奄美群島の出身。最近,朝崎さんに習っているらしい。)が島唄を披露してくれ,これも島唄オリジナルの歌い方とは全く違いながらも,独特の感動的な世界が展開されました。

実は,このコンサートは,6月5日(日)東京の池上本門寺で聞くことが出来ます。
http://www.mauvenet.com/asazaki/
興味のある方は,是非,足を運んでみてください。

最近,CDも発売されたようです。
B000803FDQおぼくり朝崎郁恵東芝EMI 2005-05-18売り上げランキング : 377Amazonで詳しく見る by G-Tools


星のハーモニー

2005-05-08 21:03:17 | ネリヤカナヤの海・空
東京にいたときは,潮の満ち引きに全く興味がありませんでした。が,奄美では,海が身近にあるせいか,潮の満ち引きや潮の流れがとても気になります。
太陽と月が一番近付いたころと,一番遠ざかったころ,その2回,「大潮」が訪れます。
「大潮」のころの干潮時にだけほんの一瞬姿を表す浜辺が奄美にはあります。
それが「かくれ浜」です。

もっと天気が良いとエメラルドグリーンの海にポッカリ浮かぶ白砂がクッキリ見えるのでしょうが,本日はあいにくの曇り空。
それでも,海に浮かぶ浜辺が,潮が満ちるにつれて,段々姿を消していく様をボーっと見ていると,太陽と月,そして地球の3つの星が,一つのハーモニーを奏でている場面に出逢っているような気持ちになりました。
小学生でも知っている潮の満ち引きに,宇宙の神秘を感じてしまいました。

星窪

2005-05-07 21:54:35 | ネリヤカナヤの海・空
奄美には,「星窪」という地名があります。
太古に,大空から地表に星屑が舞い降りて足跡を残した場所,それが,「星窪」のルーツ。
何ともロマンチックな地名です。
我が国で初めて発見された隕石孔ともいわれている「奄美クレーター」のある所といった方が分かり易いでしょうか。
上の写真中央奥が,弧を描く「奄美クレーター」です(写真では少しわかりにくいのですが...)。

手前の龍郷湾をアップにすると,こんな感じでした。
サンゴ礁と白砂が織りなすグラデーションがほんとうに綺麗です。
手前の集落は,西郷隆盛が,島津公の逆鱗に触れて,奄美大島へ流されていた折,住んでいた集落の近辺です。




左の写真は,奄美クレーターを海岸沿いに眺めたところです。
宇宙からの落とし物が描いた緩やかなカーブが美しい!
今日も海水浴日和でした

海辺の生き物(その2)

2005-05-05 20:21:48 | ネリヤカナヤの海・空
調子にのって「海辺の生き物」シリーズ第2弾です。
上は,定番のヤドカリ。
九十九里でも少しは見かけましたが,奄美ではその数がダテでない!
砂浜に座って,手をつくと,そこにはヤドカリが居るって感じです。

これはタコの一種??
こちらもわんさか居ました。


極めつけはこちら。
最初は,気味が悪かったのですが,勝手に「ニョロニョロ」と名付けて観察しているうちに,妙に愛着がわいてきました。
無数にいて,動きはとても鈍いのです。
これ,なんていう生き物なんでしょうね?

海辺の生き物

2005-05-03 22:02:16 | ネリヤカナヤの海・空
あやまる岬の麓の海辺には,色んな生き物がいました。
上は,フグでしょう。
ハコフグかな??
浅瀬の潮溜まりに閉じこめながらも,出口を探しつつ悠然と泳いでいました。

右はカニ。
甲羅の幅が10センチぐらいありました。
そこらに落ちていた棒状のもの(珊瑚の亡きがら)を近付けると威嚇してきました。
カニは沢山いたなあ。

左はウミヘビ??
一瞬緊張。
いきなり海中からガバッと襲いかかってきたらどうしよう,なんて考えてしまいました。
ネットで調べたら,いわゆるウミヘビには,有毒の蛇類と,無毒の魚類とがあるそうな。
海辺の危険生物の勉強でもしようかな

ネリヤカナヤ

2005-05-01 21:26:19 | 日記
当Blogのタイトルをマイナーチェンジいたしました。
「ネリヤカナヤ」とは,奄美地方の言葉で,海の彼方にある楽園を指します。
奄美では,古来より,水平線の彼方に神の国があり,そこに住む神が,五穀豊穣をもたらしてくれると考えていたそうです。
その神の国が,「ネリヤカナヤ」。

写真は,奄美大島の北の外れにある「あやまる岬」からの眺めで,奄美十景の一つといわれているそうです。
古人は,この海の向こうのネリヤカナヤに思いを馳せたのかと思うと感慨深いものがあります。
そんな言い伝えのある,緑豊かで,海の美しい奄美の島は,私にとってのネリヤカナヤかもしれません。
ということで,本来の用語からは少しずれるのですが,「in ネリヤカナヤ」と改題することにしました。

これから少しずつ,ネリヤカナヤの紹介をしていきたいと思います。