vagabond の 徒然なるままに in ネリヤカナヤ

エメラルドグリーンの海,溢れる太陽の光,緑の森に包まれた奄美大島から,乾いた心を瘉す写真をお届けします。

想い出のハマで

2008-11-22 01:48:53 | ネリヤカナヤの海・空

「ジャッジⅡ」,今日でとうとう最終回ですね。
お見逃しなく。

実は,今年の夏に奄美へちょこっとばかり「帰って」いました。
時間はほんの少ししかないのに,会いたい人,会いたいハマ,会いたい生き物,会いたい草木が多すぎて...
義理欠けしてしまった皆さんごめんなさい。
結局,会えた人は多くはなかったけれど,それでもみんな「お帰りー」って迎えてくれて,「やっぱりこの島こそが自分が帰ってくる場所だ」と思ったりしたものです。
自分のヘソの緒を辿っていくと行き着くところはこの島なのかもしれません。

【2008.8スリ浜(加計呂麻島)】

麻衣子の丘

2008-11-21 00:39:44 | ネリヤカナヤの海・空

冴えわたる
美空 見しのち
あしもとを
かえりみれども
そのかいもなし
~vagabond(タビンチュ)~

皆さま
大変ご無沙汰しております。
4月から東京の空の下で過ごしておりますvagabond67です。
元気です。
ただ,生活は,まるで逆子だった赤子が名医の黄金の掌によってぐるりと回転したかのように一変しました。
それでも大いに元気です。
本業の方は充実の極みです。
しかし,徒然に思いを書き綴るいとまとカメラを手にする余力が消え去りました…

NHK土曜ドラマ「ジャッジⅡ」が佳境を迎えつつあります。
明日は最終回です。
このドラマのシーズン2には,随分,励まされました。
望郷の念にも焦がされました。
そして,奄美の地で蘇った私の中の生命の息吹―それは大都会の片隅に佇むうちに再度心細くなりつつあったもの―の復活を促してくれました。

東京の空はここ数日青く冴えわたっています。
美しい空だと思います。
でも何かが足りない気がします。
そこには,いきものたちの鼓動,潮騒のこだま,生きとし生けるものへの畏怖の念と心のざわめき,それに人と人との「結」が,なぜかしら欠けているのです。

加計呂麻でのユリムン(「海のかなたからの贈り物」)のスイジガイに耳を当ててみました。
島への扉がほんの少しだけ開いた気がしました。
三沢判事補の娘,麻衣子もいつかは同じ気持ちになるのかもしれない,そう思うと,ふたたび胸が締め付けられました。

写真は,以前にもアップしたことのある「あやまる岬」の写真です。
(大きな写真でアップしてみました)
「ジャッジⅡ」の第3回「反抗」の感動的な親子の心のふれあいの場面で出てきた場所です。
そんな岬を,飛びっきりセンチメンタルな思いを込めて,今だけは「麻衣子の丘」と呼びたいと思います。

定期的に更新する余力は全くないのですが,機会を作って,島への思いを綴りつつ,島の蔵出し写真をアップしたいと思います。
末筆ながら,皆さまへの度重なる失礼,お詫びいたします