奄美大島は梅雨明け秒読み段階。
え,上の写真はどんよりしているじゃないかって?
そうなんです,この写真を撮った直後,激しい雨が降って,その後は,真夏のようにギラギラ輝く太陽が顔をのぞかせました。
週間予報も晴れの連続。
明日にでも梅雨明け宣言が出てもおかしくなさそうです。
ところで,奄美群島の一番南にある島の自治体である与論町で,
与論町ヨロン島サンゴ礁条例が制定されたとのニュースを見ました。
「寄付による投票条例」とも呼ばれるものらしく,全国では25番目の制定らしい(鹿児島県では初)。
(「寄付による投票条例」については,
寄付市場協会のHPを参照ください)
寄付は一口5000円から。
寄付をする人は,
(1) サンゴ礁と共生する環境の保全に関する事業
(2) ヨロンマラソン大会の運営に関する事業
(3) 与論十五夜踊りの保存に関する事業
(4) 離島の振興に関する事業
の4つの中から,どれかを選んで寄付。
自治体は寄付金で基金を設立し,自主財源として指定された事業に使う点がミソなのだそうだ。
詳細は,
与論町HPで見られる。
事業内容のあらましは,
こちらにアップされている。
面白い!
与論町もご多分に洩れず財政逼迫状況だが,大島郡内の他の市町村との合併を回避する観点からも,この条例を導入したらしい。
自分が寄付したお金がどのように使われるのかある程度使途が限定でき,しかも,少なくとも年2回,HP等で基金の運用状況をフィードバックするというのだから,寄付をするモチベーションも湧く。
ただ,事業状況の報告はある程度概括的になると思われる。
例えば,サンゴ保全なら,寄付金の一部をサンゴの移植に使い,3年ぐらいにわたって,自分の寄付金で移植された特定のサンゴの生育状況の写真等を個別にメールで送ってくれるなどのサービスがあると,寄付の成果が一層目に見えて,寄付意欲が湧くようにも思うのだが…
相当コストがかかるのでそのようなスキームにしなかったのだと思うが,一考の余地もあるかと。
おそらく寄付金の単価も上げないとだめなのでしょうが,例えば10口以上の寄付者にはこのようなサービスをするとか考えられるかもしれませんね。
まあ,始めることが大切で,運用してみてその後に改善を加えて行けば良いでしょう。
寄付の方,是非,前向きに考えたいと思っています。
興味のある方は,上のHPを見てみてください。
奄美大島でもこういう企画,やらないのかな?
何でもお金で解決するというのはどうかと思うけれど,形から入ることによって意識が高まるというメリットもあるように思います。
いずれにしても,注目を集める初年度はそこそこ寄付金が集るのでしょうが,2年度目からが勝負なのでしょうね。
【2007.6.20 奄美大島 Canon EOS 30D with Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM(SILKYPIXでRAW現像)】
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なんか上の写真の水平線が歪んでいる気がしますが...今日はもう限界なので,お許し下さい。
ただ,珊瑚礁条例のトピックなのに晴れた日の海の写真がないのもバランスがわるいので,晴れた日の5月の大浜の写真をアップしておきます。
お休みなさい