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【管球小部屋】FU-50シングルアンプの音を良くしてみよう

2011-04-04 18:58:00 | 真空管アンプ
FU-50シングルアンプの音質を良くするために、まずは球を変えてみることにした。
実は2週間ほど使用していて気が付いたのだが、エージングが進むと少し音質も変化してしてきていた。
ただ、それはまだ音楽用としては今ひとつだったので、まずは整流管を交換してみた。
そんなに深い動作はさせてないと見て、まず購入したのが5AR4である。
中国の曙光電子製である。



全然問題なく使用できた。(本当は内部電圧をチェックしなければならないのだろうが)
意外なことにこれだけで、レスポンスが良く、少し切れが良くなったように聞こえる。
期待以上の変化に喜びを感じた。

しかし、本来5Z3Pの互換球としては”5U4G”であることを知り、electro-harmonix製の5U4GBを一本¥1,000で購入してみた。
音質は、5AR4とほぼ同じであるが、見た目的にFU-50より大きいのが難点である。



そこで、最後はやっぱりFU-50自身を交換してみるのが一番、ということで探してみたら、ロシア製のGU50が何と!一本¥980(元箱入り)で売っていた。
早速購入して中国製と並べてもみる。





一番左が中国製であるが、内部構造が全くといっていいほど同じである。
しかし、中国製のそれのお鍋の蓋がユルユルしているのに対し、ロシア製はカッチリできている。
最初みたときは少々がっかりしたが、気を取り直してアンプにセットしてみた。
最初の教訓を元に(この節電時代に)半日鳴らしっぱなしで、エージングしておいた。

夜になり8時間ほどしたところで、無線と実験に付属してきたオーディオチェックCDを再生してみる。
「序曲1812年」の低音がどんどんとくる、金管楽器の高域も線は細いが出てくるようになった。
「20Hz-20KHz 正弦波スイーフ゜信号」も自分の耳の限界内では問題ないようだ。
見た目はコピーしてあっても、音質的には違うことがあるということに改めて気づかされた。





初段をTUNG-SOLの6SN7にしたので、結局ALLロシア管でまとまったことになった。
見た目も、5Z3Pを使用していたときより良くなり、まずまずである。(変な臭いはだいぶ減ったがまだ部屋を漂っている)
後は、回路をちょっといじってみようと思うが、しばらくはこれで十分鑑賞に耐えられるようになった。