LED照明、車試乗インプレッション、真空管アンプ、ミニ盆栽など

物作り、写真、車、自転車、漫画、アニメ、音楽など何でも興味があり、手を出しています。

【戯れ言】日本の技術力低下に憂う

2016-04-08 18:44:54 | 日記

こんな所に書いても誰も気にしないでしょうが、私はとにかく日本の未来が心配でなりません。

東芝の家電に続き、シャープも中華系に身売りしてしまいました。

買った相手はIGZOの技術が欲しかったそうです。

SONYも外人社長になって骨抜きにされましたね。今は革新的な製品が何も無くなりました。

さて先日、ある試作品を3種類見せてもらいました。同じ製品だが部品を3ベンダーにして部品供給がストップ・納期遅延するリスクを減らそうとする、Appleもやっている方法です。

別に見ると同じ製品なのに並べると3種3様でしたが、一番良くないのは皆意見が一致してこれって指を指しました。

裏を見るとの日本製を使用していました。他は半島製の部品と大陸製の部品を使用していました。

これを見た時に愕然としました。あれっ日本の強みだったはずが、大陸の製品にも劣っているなんて。

日本のメーカは自分の技術に自信があるのか、性能が出ないのを人のせいにします。

同じ部品を使用して半島や大陸では既に製品化しているにも関わらずです。

2~3ヶ月説明してやっとプロセスを変更してもらったのにこれかと。海外メーカでは2~3週間で修正版を出してきます。

とにかく開発のスピードが違うのです。

大陸の工場にはあちこちにスローガンや注意書きが貼ってありますが、よく見かけるのは男性用小便器に立つと目の前に貼ってある、これです。

今はマナーが悪いなどと言っていますが、日本だって昔は特に戦後を経験した老人はひどかったですよね?

すぐに変革なんて起きますよ。そして衰退するのもすぐです。

若者にもっと夢を、そして技術を持った中年以降の人に伝承する役目ときちんとした対価(報酬)を与えて会社全体を活気づける必要があります。

バブルがはじけて日本の会社が行ったのは、まずは福利厚生の削減と歳を取ると給与とボーナスが下がる仕組みを作りました。表面上は同じ固定費の枠から若い世代に回す分を増やすためです。利益率が低いので固定費は増やせないのです。

でもなぜ日本の企業は利益率が低く固定費に回せるお金が少ないのでしょうか?

諸説あるでしょうが、私が思うに利益を生み出す力のある人とそうで無い人の給料がほとんど同じだった(いや今でもそうか)からですよ。

それでも会社が元気だったら、皆喜んで仕事をしたでしょう。でも会社の施策はマイナス方向なことばかりで、何回にもわたるリストラと名前だけの成果主義です。

評価するマネージャがぼんくらなので上に提言しないで下に向かって我慢を強いるし、いつも残業していないと仕事していないと思われるのですから疲れますよね。

評価会議に出席しましたが、ひどいもんですよ。出来レースですから、いくら頑張ってももらえる人とそうで無い人は最初から決まっていて歴然とした差があるのです。

アメリカでは職種にも寄りますが大卒の初任給がエンジニアだと1200万円くらいあるらしいじゃないですか。

これでは太刀打ちできませんよね?

純粋なアメリカ人は考え方のロジックが違うので、今までは日本人とぶつかりませんでした。

でも今やシリコンバレーで働く人はほとんど移民かワーキングビザの人で、同じアジア人もたくさんいます。

州議会員にも多くなってきており、アメリカのためでは無く同胞のために仕事をしています。

頑張れ日本!!

このままでは上を通り過ぎてやりとりが始まりますよ(ってもうかなりそうなっているけど)。

 


【試乗インプレッション】 フォルクスワーゲン トゥーラン 2016年モデルはいかに進化したか

2016-04-04 13:33:31 | クルマニア

ゴルフ7の点検中に新型トゥーランに試乗してみました。

例のごとく、自由に乗ってきてくださいと言われましたので、家族で20分くらい乗ってみました。

まずはエクステリアです。

人それぞれなので、主観になりますが。

パサート似の最近のフォルクスワーゲンの顔です。

グリルのシルバーがパサート並みに3本となっており精悍さと高級感があります。

サイドは逆に凹ませてあり、それがリアのコンビネーションランプまで続いています。

サイドウィンドウにはハイラインにはクロームの枠が施されています。

さて乗ってみると、まずキーレスエントリーです。

目の前にはカラーのインフォメーションパネルがありました。

室内のリヤミラーはフレームレスになっており、小ぶりで前方の視界が良くなっています。

走り出して気づくのは、まずそのスムーズさ。ゴルフ7と同じ1.4Lのはずですが、1速のしつけが良く、出足に乱れがありません。

この辺はゴルフ7の1.2Lに通じる物があります。

車重は1.5t越えですが、普通に走るのであればこのエンジンでも十分です。

馬力が140psから150psになっていますが、街中では実感できません。

同じエンジンですが2気筒休止システムは付いていないようです。

さて、トゥーランは初代と2代目を所有し、先代にも試乗しましたが、明らかに静粛性、乗り心地が改善されています。

そしてゴルフ7と比べても車重が重い分、乗り心地が快適です。

そして剛性感が半端ではありません。

ゴルフ7よりがっちりしています。後席の妻も塊に乗っている感じがすると言っていました。

相変わらずのシートの高さと(リフターをいじらなかったせいもあるかも)ペダルの位置が今ひとつ(ブレーキペダルが相変わらず高い!)なことを除けば最高なサルーンに乗っているような感じです。

前席のヘッドレストがパサート並みに前後に位置を調整できます。

これは便利なのでゴルフにも用意していただきたいです。

後席は、ホイールベースが10cm延長したことで広大な足下と3席分離しているためかけ心地は大変良いです。

前後スライドとリクライニングもします。

助手席はやっとレバーのみでリクライニングと前に倒れるようになりました。

3列目はやっぱりおまけですね。でもあると意外と便利です。2例目を前に倒すだけで乗り込めるようになりました。普段は収納できるので問題ありません。トノカバーのバーはトランクに収納できるようになったのも便利になりました。

試乗したものはブルーで大変鮮やかで綺麗でした。

カタログをもらってくるのを忘れたので、Webで調べてください。

残念な点は、ホイールベースが10cm伸びたら最小回転半径が10cm増え5.5mになってしまいました。

同じホイールベースと車幅のパサートが5.4mなのになぜ?

あとパサートでも気になったのですが、停まる寸前にエンジンが停止します。この時ハンドルもロックされるので気分が良くないです。

パサートではその際にハンドルをぐいっと力を入れて切るとまたエンジンがかかるのですが、トゥーランで同じことができるか試す機会がありませんでした。

あっ、そうそう。アイドルストップと言えば、私のゴルフ7よりかなり洗練されており、停まる時にはすっと、かかるときもそれほど大きな音はしません。全体に振動が少ないのです。

あとルーフバーはいりません。なぜ皆ミニバンになるとこれを付けるのか意味解りません。洗車の時の持ち手に位にしかなりません。

使っている人見たことないし、付ける方をオプションにしていただきたい。(いや使う人がいることも承知してますよ。でもそれはゴルフ7の人も使う人は使うし、ほとんどの人は不要なのと同じです)

値引きは結構あるようですので、これははっきり言って買いです。

と妻に言ったら、せっかくダウンサイジングしたのにまた大きくするのかと言われてしまいました(;;)。

ゴルフの後席がもっと快適ならなあと思う次第であります。(遠出の際は交代で運転するので後席に座ります。他の人の運転を助手席で見てるといらいらドキドキしますからね)