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マツダMX-30 試乗インプレッション 生活パターンに合えばお買い得かも

2021-03-21 18:28:08 | クルマニア
CX-3 20Sを所有して3年目です。
ようやく6ヵ月点検時にMX-30を試乗しました。
この日試乗したのはCX-30 18Dで、更に前回の1年点検時にはCX-30 20S 4WDにも試乗したので、併せてインプレッションを書き記す。

エクステリア
動物見たいとか魚みたいになったとか言われているが、私的にはマツダ車と判る上に控えめで上品な顔つきだと感じ、好みの部類だ。
トヨタ車のように変なラインが無く、華飾も少なくすっきりしている。
正面から見るとこんな感じ。EV車をラインナップに入れているせいか、EVっぽい顔つきだ。
後ろから見るとやはり一目でマツダ車と判るテールレンズ形状をしている。
Cピラーに見える黒い部分は、オプションでアルミ風にできる。
これがオプションのついた状態。
これはあったほうが断然かっこいいが、なんと単体では買えずアルミホイールと組合せ77000円のセットオプションのみ設定されている。
この部分はこの車のアイデンティティを示すところだと私は考える。ぜひ標準装備にしていただきたい。
CX-30のAピラーの付け根は途切れてしまっていてどうしたの状態だったが、
MX-30はフロントフェンダーと隙間なくつながっていた。
下の写真は、CX-30のその部分。


下回り
サスペンションは、CX-30とほぼ同じように見える。
リヤはトーションビーム、フロントはストラットだ。
フロントのロアアーム付け根の構造は、CX-3,CX-30と同じで、見た目は華奢っぽい。
ただ少なくとも我が家のCX-3では、結構コーナーとかでいじめているが、今のところ問題は起きていない。
リヤは、トーションビームがCX-30と同じく角型だ。
筒状より響かないように思うので静粛性に買っているのかもしれない。
ちなみに展示車両(下の写真)は4WDだった。

履いていたタイヤは展示車、試乗車ともブリヂストンだが、購入時は他車と同様トーヨータイヤになるものと思われる。それって実はトーヨータイヤを信用してないってことかい?


下回りはほとんどプラスチック製のパネルか、防音の不織布が付けれており、シャーシを直接見れるところは少ない。



インテリア
同じ価格帯のトヨタ車などと比較してしっかりと作りこめられるマツダ車にあってさらにデザインと使用材に磨きがかかっている。
室内へのアクセスは、観音開きのドアを開ける、RX-8譲りの機構だ。
前席に座っている限り、快適な運転空間であるが、いざ後席へとなるといろいろ儀式が必要となる。
当たり前だが、フロントのドアを開けないとリヤは開けることができない。
ただ、フロントシートが確か一発で倒せたので、必ずしもリアドアを開けなくても後席には乗れたような(ちょっと自信ない)。
当然、開けたほうが楽に乗り降りできる。
リアに乗り込むと、潜水艦のような窓で外を眺めることになる。
後ろに乗って試乗はしなかったので、閉塞感があるかはわからない。
シートは生地も含め結構座り心地は良かった。
降りるときは、基本同乗者に手伝ってもらう必要がある。
一応、フロントシートの背裏にボタンがあり、それを押し続けることで電動で背もたれを倒すことができるが、そのスピードはカメのごとく遅い。
何とかそれさえすればドアノブに手が届くので自分で開けることができる。

シフトゲート周りは少し浮いたようなデザインで、ボルボを少し思い出させる。シフトはPから左に動かしてからR-N-Dと入れるタイプで、移動量は少なくシフトしやすかった。単なるスイッチ感だが、プリウスのようにリターン式ではないので、ポジションはわかりやすい。
ダッシュボードはソフトな仕上がりで高級感がある。ただ、若干フロントウィンドウに映り込みがあるので、色など改善してほしい。
ナビ画面とは別にエアコンなどの設定用にタッチ付きのLCD画面が備わる。
例に漏れず、ブラインドタッチができないので操作感はリアルなボタンよりも数段落ちるが、ソフト次第で将来操作できる内容が拡張アップデートされるかもしれないという期待はある。
薄い茶色の部分はコルクで、さらにオプションでドアトリムなどに再生材料を使用したものが用意されている。


走り
さて、一通り説明を聞いたところで乗り出してみる。
基本は自分のと同じ2000Lエンジンだが、馬力とトルクは多少大きくCX-30と同じ156PS/6000、20.3kgf・m/4000(CX-3は150PS/6000,19.9kgf・m/2800)にマイルドハイブリッド(6.9PS/5.0kgf・m)のモーターがアシストする。
車重はCX-30よりさらに重い1460kgなので期待できないと思っていたが、このおかげで、走り出しは非常に軽く感じられた。
アイドリングストップからのアクセルオンもスムーズで快適だ。
停止前にはエンジンが停止したりと、ハイブリッド車らしい動きをする。

好きなコースを行っていいというので、裏道の舗装状態の悪いところと右カーブがあるところを走るようにしてみた。
まだ、車全体がゆすられる感じはあるが、突き上げはほぼ感じなかった。
CX-3と比べると非常に節度のある乗り心地だ。
CX-3で弱点の右コーナーでの視界の悪さは気にならなかった。同じようなフロントウインドウの傾斜なのに、どこが違ってそう見えるのかはよく分からなかったが、これなら山道を走っても安心してコーナーを攻められるかもしれない。
ブレーキは、気にならなかったのでCX-30のゴムまりを踏んだような感触ではなかったと思うが、CX-30の後に試乗したので慣れてしまったのかもしれない。

全体的には、ハイブリッド含めエンジン性能で不満は感じなかったし、運転はすごく楽で高速などでもゆったり乗れそうだ。
後席を気にしない生活をしている人には、価格も内容の割にリーズナブルでお買い得感があり、ファッショナブルで街で被ることもないのでオススメする。

さて、CX-30の試乗は4回目だが、18Dはマイナーチェンジのエンジン特性改善前のため、やはりディーゼルらしさの太いトルクが感じられず、加速がもたつきイラつきを覚える。
ガソリン車に対し、これに27万円を払う気にはならない。早く改善後バージョンの2021年モデルを試乗をしてみたい。
乗り心地が良いだけに残念。
前回試乗した20S 4WD だが、試乗してあれっと思ったのは意外にFFより乗り易いし、パワー不足も感じなかった。SkyActiveがフル装備だからかもしれない。
また、後ろが重いせいか、舗装の悪い箇所でも乗り心地はすごく良かった印象がある。18Dの改善が思わしくなければ4WD という選択肢もありかな。





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