LED照明、車試乗インプレッション、真空管アンプ、ミニ盆栽など

物作り、写真、車、自転車、漫画、アニメ、音楽など何でも興味があり、手を出しています。

【LED工作】自転車のライトをLEDにしてみよう

2010-10-24 15:15:24 | 日記
ずいぶん前に紹介した、AEON イオンのイチキュッパ自転車のライトは、一応ハブダイナモですが、電球式です。
最近、対向自転車がLEDライトを点けているのがうらやましく、自分の自転車もLED化してみようと思い立ちました。
これがAEONの自転車です。安いだけあって、半年でカバーをしているにも関わらず錆が出てきています。
基本的に、
(1)細かいところの塗装が薄い
(2)ねじ類のメッキがいい加減
(3)スポークが黒塗装品でニップル辺りに錆が出てきている。
という、基本的な部分の品質が悪く、特にスポークはそう遠くない日に切れるだろうと思われます。



さて、できあがりから見ていただくと、取りあえず100V→6V交流をつないで点灯させた状態です。



今回は、秋月電子の1W/100lmのLEDを使用しました。多分中国製でしょうが、何といっても1個¥300ですから、日亜化学製のものの1/3で、失敗してもまあいいかっていうくらいの気持ちです。
さてライト部分を分解してみると、中から自動点灯用の基板が出てきました。
これを活かして先にLEDを付けることにしました。

まず、LED点灯には350mA流す必要があるので、定電流回路を組むのは容易でないことから、定電圧レギュレータで低電圧回路を制作し、VF=3.0~4.0Vの余裕を見て3Vになるようにします。



定電圧レギュレータは、秋月で購入したAZ1117H-ADJ(確か5個で¥300)を通常基板に半田付けしていきます。ピッチが合っているので、面実装タイプでも写真のように組めます。



表側はこんな感じです。抵抗は166Ωが必要でしたが、取りあえず手持ちの220Ωを付けてあります。(このままだと定電圧は4Vで寿命が心配です。)



それを元の基板に取り付けてみましたが、さっぱり点灯しません。
こんな時、オシロスコープがあればすぐに原因がわかるのですが、残念ながらまだ入手していません。
考えられるのは、自動点灯回路はDC駆動だが、MOSが2つ付いているので、交流で電球を駆動しているとうことです。

そこで、見づらいですがブリッジダイオードを入れて整流をすることにしました。
ただスペースがないことと、フィルタ用のL、もしくは高W数の低抵抗の手持ちがないことから、気持ちばかりのフィルタを入れました。





LEDは放熱器なしでは基板が触れなくなるほど発熱するので、手持ちで一番小さいレギュレータ用のものを使用しました。
これで、60Hzの電源につないでみたところ見事点灯しました、が、少しちらついているようにも見えます。
点光源なので、LEDの位置もいい加減で固定もしてありませんが取りあえずこれでしばらく使用してみることにしました。
これが最初の写真のこれです。



回路は、元基板はよくわかりませんが、こんな感じです。



さて、1週間使用してみたところの感想は、ある電圧を超えたときだけLEDが瞬間的に発光するため、ダイナモに逆起電力が発生しているようで、コギング(カクカクした感じ)を感じます。
また、対向から見るとまぶしいのでしょうが、やはりもともとのリフレクタを利用していないため、自分の前は暗いのがよろしくありません。
電球挿しのための部分を削ってもう少し前にLEDが出るようにすると良いかもしれません。
普段使用するので、休日しかいじれず、今回も一日で分解から点くようにしたので、その割にはまあまあのできだと思います。

今度は、日亜化学製の2.5WLEDを使用した、車用のデイライトを制作する予定です。
こいつは強烈ですので、あまり対向車にまぶしくないようにすることが必要なこととどうやって冷却するかが鍵です。
できましたら、また報告します。