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【真空管アンプ】スピーカーケーブルの製作

2011-02-06 16:34:51 | オーディオ
先日、購入したchorale 300Bシングルアンプを聞いていると、実に耳疲れをしないいい音を奏でてくれています。
でも音源が所詮CDと同じ44.1KHzのサンプリングレートのせいか、どうもギターの(テクニックは知りませんが)ジャ~ンが、綺麗に聞こえません。
下の写真が、オーディオのソース環境です。



NASに入った音楽ソース(主にバックアップ用にリッピングしたCDと、レコードを録音したWAV)を、
SONY VAIO Type-U50(メモリは256MBしかありませんが、XPでは十分です)へ無線で飛ばし、
ONKYOのUSBオーディオプロセッサSE-U77で再生しています。

アンプの話に戻りますが、せっかく大体いい音なのに何かがじゃましている思い、まず初段の6N8P(中国製)
をオークションで落としたRCAの6SN7に変更、高音は少し落ちたような気がしますが、発振寸前の危うさは
これで払拭されました。シャーシをコツコツたたいてもスピーカから音がすることはなくなりました。
6N8Pのグリッドの固定が甘いのでしょうか。
下は、変更前の写真です。




変更後の写真です。
ついでに、以前手に入れた中国製の6SN7の丸球も挿してみました。サイズの関係で2本同時に挿すことができません。(;_;)
隣と比べてみると、同じ仕様の物とは思えません。
ところでなぜ丸球なのでしょうか?(買っといて言うのも何ですが)
利点としては、放熱性に優れているため、上部は動作中でも触れる位で、もっと無理な使い方ができるということでしょう。昨年のラジオ技術の6SN7シリーズの特集に書いてあったので図書館に行って見直してみるつもりです。



さて、アンプがスピーカに対して2台になったので、スピーカケーブルを製作し、簡単に切り替えられるようにすることにしました。
LUXMAN MQ80には、Y端子-バナナプラグ変換端子を購入しました。
本当は、スピーカ端子と貧弱な電源ケーブルを変えたいところですが。





スピーカーケーブルは、過去の経験からより線はmあたりの線がどうしても長くなるので、できるだけ短くするという意味で候補から外しました。
いろいろ物色していたところ、AmazonでオルトフォンのスピーカーケーブルSPK-3100SILVERが目に止まりました。
7.5mmの太さに、Higher-OFC導体の素線に純銀をコーティングした2線にさらに錫メッキした線によりシールドが施されています。
これで価格が、¥840/mとリーズナブル。4線の物もありましたが、端子処理が面倒なこととこれ以上線が増えても傾向は変わらないと考え、上記の物に決めました。

シールド線そのものの構造のSPケーブルは過去に使用したことがあり、それではかなり高音が落ち着く傾向にありましたが、これはシールドは信号に使用しないので、かなり期待できます。
カートリッジ線に純銀線を用いると高音がかなり綺麗に出ることから、信号線も期待できます。

早速、ケーブルと、スピーカ用プラグとバナナプラグ、そして熱収縮パイプを購入し本日製作しました。

まず、被服をカッターで切り取り、線出しします。




信号線の間を埋めるのは、コットンのようです。
シールドの処理が面倒くさいのですが、写真のように逆に押し込んで、膨れたところを万能ばさみでジョキジョキ切り取ることで、作業がずいぶん楽になりました。
熱収縮パイプをかぶせて、半田ごての腹でごしごししながら縮めていきます(先を使ってはいけません)。



バナナプラグは、金メッキ2カ所止めの本体に、ロジウムメッキのカバーが付くタイプにしました。
線の太さが1.2mm程度なので、そのままねじを締めても線が逃げてしまいうまくいきません。
銀入り半田が染み込む程度にメッキしてあげてからねじを締めました。




アンプに挿してみたところです。




スピーカ側はこんな感じです。




さて、肝心の視聴ですが、最近はサイモンとガーファンクルがお気に入りです。
音源は古いのですが、特にAnjiはギターをたたく様に弾くところが、綺麗に聞こえるかどうか、また他の曲ではサ行が変に強調されないかなどを基準にしてます。

今までは通常のおまけで付いてくる2線ケーブルでしたが、それから比べるとかなり落ち着いた音になりました。
突き刺すような音を出していた、MQ80は非常に聞き易く、それでいて高音まで出ているようです。
chorale 300Bシングルアンプでは、逆に高音側がすっきりしたような印象です。
MQ80程の繊細さは無いものの、ヴォーカルの押し出しは強く、サイモンとガーファンクルでは合っているような感じがします。
最新の音源だとどうか、Miley Cyrus(ハンナ・モンタナ)のThe Time Of Our Livesを聞いてみました。
CDの16bitを使い切った音作りが最近の傾向ですが、圧倒的な音圧、この低音、(ちなみに恥ずかしながらスピーカはブックシェルフです)ズシズシきます。

ここまでブログを書くのに1時間聞いていますが、大きな音のわりに疲れませんでした。
それにしても作業は小一時間でできたのに、ブログを書くのに1時間以上かかり、もっと簡単にできたらいいのになと思った次第であります。