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デアゴスティーニ QUEEN レコードシリーズのためにアナログレコード録音環境構築

2019-06-26 23:25:18 | オーディオ
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の興奮の覚めやらぬこの時期に、デアゴスティーニがクイーン・LPレコード・コレクションを始めてくれました。
最初はたいしたことは無いだろうと思っていたのですが、180g重量版、ハーフスピードカットと音質にも期待がかかります。
そこで、実家だけでなく自宅でもレコードを再生・録音できる環境を作りました。
肝心のレコードプレーヤーは家族が40年前に購入したDENON DP-40Fの33回転のみ安定するように修理したものです。
オートリターンが効かないのですが、そこは手動でSTOPを押すことにします。


カートリッジシェルには、定番をちょっとひねって、
audio-technica AT-HS10-SV
にしてみました。ただ、このシェルの端子は金メッキされていないので、同じオーディオテクニカルのMG-10がやっぱり安心できます。
リード線が心許ないので
audio-technica リードセン [AT6101]
も購入しました。
これは結構きつくて、装着の際は先の細いラジオペンチが必要になります。
カートリッジは、やはり40年前ほどに購入した手持ちのシュアー  SHURE V-15 Type III です。
取り付けには、アルミビスでは無く真鍮素材に24kメッキを施した真鍮ビスに変えてみました。OYAIDE製です。
 


さすがに針(スタイラス)はダンパー辺りが劣化しているのか、女性ボーカルがビビってしまいました。
そこで、奮発してJICOの最高の針、SAS針(ボロンのカンチレバーで、上の写真でカートリッジに付いている方です)を購入しました。
JICOの針は世界のアーティストも使用していると、数年前のTVでやっていましたが、この針の解像度はものすごいです。
レコードにこんなに情報が入っているのかと驚いてしまいました。
 
さらに、Amazonでレコードのスタビライザーを探したのですが、古いプレーヤーなので、少し軽めの280gの物を選択しました。
ついでに硬くなってしまっていたテーブルシートも交換しました。
オヤイデ 小柳出電気商会 ターンテーブルシート BR-12
 

にしてみました。
ここまででそこそこお金がかかりましたね。
そして録音には、KORGのDS-DAC-10RでDSD形式でダイレクト(ソフトウェアにてPHONO再生のためのRIAA処理を行う)で、GPD Pocket 2を使用して録音します。
初代のGPD Pocket はATOM CPUのパワー不足とスリープの電源処理が全く使えず、売ってしまいました。
GPD Pocket 2は録音時の再生でちょっと飛んだようになってしまうことがありますが、Wifiをちゃんとつながる環境で使用すれば問題ないようです。
そのほかは至って使い易く持ち運びも便利です。
 
 
ところが、ACアダプタの出力をモニタすると15Vで2Aと限界で常に動作するため、ACアダプタがチンチンになってしまいます。

そこで、
Aurorasound USBバスパワー機器用外部安定化電源 BUSPOWER-PRO2
(なんと日本製)を購入し、バスパワーをPCと分離しました。
このACアダプタはトランス式でデジタルノイズを出しません。

これで、やっとまともにレコードを録音できる環境が構築できました。
 
と、思ったら購入したデアゴスティーニのレコードの反りがひどく、カートリッジがジャンプしそうな勢いです。カートリッジのカンチレバーが折れるのではと思うくらいの衝撃で、怖かったです。
でも、さすがデアゴスティーニ、お問い合わせから交換を申し出たところ別のものを送っていただきました。
今まで手に入れたこのシリーズのQUEENのレコードは5枚ですが、3枚反っていて、そのうち2枚が音に影響があり聞くに堪えませんでした。

想像するに、製造時、固まる前に端をどこかに付けてしまったように、端がクニュッと曲がっているのです。
せっかくの重量版なので、しっかり検査してもらいたいものです。
そして、なぜかググってみてもこの反りに関してはほとんど引っかかりません。
皆さん問題ないのでしょうか?自分だけ外れを引いているのか、気になります。