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【うなぎ&はやぶさの映画】八王子ぶらり旅

2010-08-15 16:27:19 | グルメ
このところの不景気の煽りで、中国ウナギの蒲焼きすら食卓に並ぶことが無くなり、昨年からウナギが食いたい食いたいと騒いでおりました。

そんなところに、小惑星「いとかわ」から「はやぶさ」が感動の中、無事帰還し、その映画をプラネタリウムでやっていることを知りました。
感動するテレビでおなじみになったプロジェクトマネージャー川口さんへのインタビューは、
http://ascii.jp/elem/000/000/530/530686/
に6回に分けて掲載されていますので、是非読んでみてください。
なぜこのミッションがすごかったのかがよく解ります。
この中に、プラネタリウム向けの映画「はやぶさ ~Back to the Earth~」がわりと近くの八王子のサイエンスドームで延長上映しているとのことで、見に行くことにしました。

そこで、ただ行くのも何だから、おいしいうなぎも食べてこようと、昔のガイドを引っ張り出して家内が調べたところ、八王子駅から徒歩15分のところに「志乃ざき」さんというお店があったので、ここでお昼を食べてから、午後3時50分からの上映を見に行くことにしました。

「志乃ざき」さんの駐車場は4台ですが、実質2台が良いところです。しかし、道の向かいのパーキングに止めても駐車券をくれたのでありがたかったです。
場所はgoogleマップに出てきます。
さて、店に入ったもののどのクラスを頼んだらよいものか、なにせ並から上、特上まで千円単位で上がっていくのです。本当は特上が一番でしょうが、お財布と相談し、上を頼みました。これが上の写真です。



スーパーで売っている、妙に甘ったるく堅くなってしまったものと違い、フワッとした感じがとってもおいしかったです。
お吸い物は別で、うなぎの肝吸いが250円、ナメコ汁が300円でした。
ナメコ汁を頼んでしまいましたが、肝吸いの方がお勧めです。

ちなみに特上は、隣の人が食べてて、ご飯が見えないくらいの大きさでした。
値段は、上がたしか2400円、特上が3400円だったと思います。

ここから車で10分くらいの所にサイエンスドーム八王子があります。
ここは、プラネタリウムと科学館が一緒になった施設です。
科学館では、光、音、重力、気象、発電、慣性などを題材にした実験装置があります。
例えば、



は、レーザー光線ピンボールです。パルス状のレーザー光線を、屈折と反射を使って3つの的に当てるものですが、これがなかなか難しくうまくいきません。

次は、放電管とでも言うのでしょうか?オモチャでもありますが、こんなに大きいのを触れるのです。ちゃんと説明を読んでないのですが(^_^;)、人体が仮想接地のため、電子が引き寄せられるものと思います。でも、必ずそうはならないところに面白さがあります。




これは、慣性の法則により、ハンドルを回すと上のヘリコプター状の重りが回り、自分が逆転してしまうものです。



2Fには、200万年前のハチオウジゾウの化石のレプリカや、図書コーナーがあります。



さて、時間になったのでいよいよプラネタリウムへ、と思ったら、時間前なのにすごい人が並んでます。終了が午後5時の回なのに、ほぼ満席でした。ニュースでこの映画のことを取り上げていたし、人気が一気に急上昇したようです。



最初は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」」をCGで全天にその作品のイメージと解釈を表した作品で、綺麗な絵と作品のイメージと星座を組み合わせた解釈が面白かったです。
もちろん、どうなったかは本で読んでください、という内容になっています。

さていよいよ、「はやぶさ ~Back to the Earth~」です。実は、6月にも1回見ているのですが、家内が寝ていたとのことなので、再度挑戦となりました。今年の1月に映画が封切られたようで、最後は本当はイオンエンジン1個なのが、映画では2個動作しています。
しかし、突入してハヤブサ本体が燃え尽きるシーンと、カプセルが尾を引いていく様子は、位置こそ少し違うものの本物の時とほとんど一緒です。

あ~また感動してしまった、と思って家内に聞いてみたらまた寝てしまったとのこと(-_-)。

ハヤブサ2号は、当初1号の120億円より安く、70億円ほどと言っていたのに、ここ数ヶ月でたしか220億円ほどに跳ね上がりました。
まあ、プラズマイオンエンジンも他国に売れるようですし、ここで止めたら技術の継承が途切れてしまいますが、政治家と官僚の皆さん、くれぐれも優先順位を間違えないようにしてください。

今日8月15日から、ハヤブサのカプセルは丸ノ内にあるJAXAのブース・オアゾで展示されているようです。
この場所は意外と知られていませんが、H2Aのエンジンも展示されており、何故エンジンのスカートに筋が入っているのか、液体水素のターボ加圧が必要なのかなど教えてくれます。
ただ、1段目にも液体水素を使用した液体ロケットとしたスペースシャトルを真似したため、推力が足りず、固体ロケットブースターで補っているという大きな判断ミスをしてしまったことに、これを読んでくれている方はくれぐれも覚えておいてください。

NASAの次世代ロケットは、サターンV型の5個あるエンジンの1個を使用したものになるようで、液体酸素とケロシン(石油)が燃料です。50年前のものの方がシャトルのエンジンより性能が良いと言うことなのです。