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(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

旅行

2014年09月01日 | 日記
今年の夏も、義両親と伴に旅行に行く計画でいた。

去年一緒に行った旅行では、大変な思い(旅行1旅行2)をしたので
二度と行きたくないって思っていたのに。

でもね、小学校の夏休み明けに書く日記やら絵やら人前で
発表する機会があるので、娘のためには頑張らないと。

しかも、本来は私の実両親と行きたかったのだが、身近にご不幸が起こる
確率が高く、出かけて先で連絡が入ったのではたいへんだろうと断られて
しまったのだ。

彼が事件を起こした直後に、娘には旅行はキャンセルしないとかも…と
伝えていた。

もちろん、娘は納得しなかったけど。


退院後、彼は3日間仕事に行ききった。

体調も悪かっただろうし、傷も痛かっただろうが、そこだけは意地だった
んだろう。

しかも、最後の1日は入院で休んだ分を仕事が混んでいるからと言われ
行かなくてもいいところを、行ったらしい。

私も黙って、毎日の弁当を作った。

実際の仕事は4時間くらいだけど、駅まで往復30分、電車に乗るのが往復20分
そっから、車の送迎などで結局6時間くらいは拘束される。

それを頭9針縫った状態でも行ききった。


そして、旅行の予定はその週末だった。

彼も義両親もキャンセルする気はさらさらない。

返って、なんで行かないの?くらいのノリだ。

娘のことがなければ、ブチ切れでふざけんなっ!って言いたいところだが。

娘は、私さえ一緒だったら、とりあえず行きたいって言うし。

しかし、去年の二の舞だけはごめんだと思い彼には、ガッツリ釘をさして
置いた。

が、ガッツリ刺したつもりが、なんら刺さっていなかった。


まず、土曜日に彼の実家に移動。

ここで花火大会を見に行く。

彼は、たばこを吸いに途中退席し、そのまま勝手に一人で帰宅。

確かに、花火は見ることができたけど、ずーっと

「パパ遅いねぇ…。」と言う娘が不憫で。

帰ってから、ブチ切れたけど、なんら刺さっていなかった。

その翌日の旅行、今年は彼の実家から1時間もかからないところ。

去年、派手にした分、今年は控えめに。

が、また夕飯あとたばこを吸いに行くといって戻らず深夜。

結局、携帯いじってったってことだろう。

ほんとあきれるくらい刺さっていない。


早朝、彼の寝顔の写真を撮った。

もう、この人の寝顔を見ることもないだろうって思ったから。


結局、いい時も悪い時もこの人は自分のことしか考えらないってこと
なんだと思った。

確かに、マイペースとかいいように解釈することもできるのかもだけど
この期に及んで、それなはい。

家族とか、集団行動とか無理な人なんだって思った。

現に私がこれだけ痛んでいるのに、まったくわかっていない。

私たちの前だけは携帯をいじるのを控えているようだけど、携帯を
いじりたいから、たばこを理由に一人で消える。

それが、何の解決にもならないことが理解できない。

どこまでも自分本位で、どこまでも自分勝手。

もう、つきえないわ…って思った。

このまま、旅行先から彼の実家に行って、そこからは娘と二人で家に
帰ろうと思った。

仕事が落ち着いた今度こそ、一旦離れて考えようと思った。

この旅行期間は、ほとんど不機嫌そうな顔をしていた私。

彼も、義両親も、娘さえも気を使っているのがわかる。

それさえも、私を一層不機嫌にした。

みんなの私を怒らせまい、怒らせまいとするその雰囲気が煩わしかった。

みんな、私が怒るって思っているだろうが、怒ってもいるけど
悲しかったし、傷ついていたし、外に向かうだけじゃなく、負のエネルギーは
私の内面に向かっていることはまったくわかっていなかった。

娘の存在だけが、私を唯一その場につなぎとめていた。

一刻も早く、こんな仲良し家族ごっこみたいな茶番から抜け出したかった。


チェックアウトをして、車に乗り込んだ。

すると、彼の携帯が鳴った。

会社からだった。

週明け、手続きを進めたいのであれこれ~って。

それに答える彼の明るい声。

電話が終わると義父が話しかけ、会社の要件を聞いていた。

手続き上、明日以降面談があるそうで。


まただ…。

また、彼を実家に置いていく計画がとん挫してしまった。

なんて、タイミング…。

誰かに試されているようだった。


私は後部座席に、深く身体をあずけ、ため息をついた。